コンセントを探しても、意外と不便な場所についていたりします。「ここにあれば、便利なのに……」と思うことも多いはずです。しかしそんなとき、自宅であればコンセントを増設することも可能です。
コンセントが増設され、求めている位置にあるだけで、生活はより便利になります。自宅でなおかつ自分でできれば、業者を頼まなくてもよくコスト削減にもなります。では、根本的にコンセントの増設は自分でできるのでしょうか?コンセントの増設について、解説していきます。
コンセントは暮らしやすさに大きく影響する!
最近では、タブレットやスマートフォンは一家に1台、もしくは1人1台の時代になってきました。長時間利用することも多く、充電がすぐなくなってしまうことに悩まされていることもしばしばです。
そんなとき、「リビングのココにコンセントがあればいいのに……」「ココにコンセントがあれば、ベッドでも使えるのに……」と感じてしまいます。また引っ越しをした場合、家電の位置は、間取りとコンセントの配置によって決まってきます。
コンセントがこの場所にあれば、もっと部屋を広く使えるのにと残念に思うこともあるでしょう。このように、コンセントの位置は暮らしの便利さや快適さにつながってきます。
もし、より暮らしやすい家をお望みであれば、コンセントの増設がおすすめです。コンセントの増設は、壁のリフォームや床のリフォームと一緒にすると、効率的におこなえます。
ここあると便利~!人気のコンセント増設箇所
家を建てるときにも、間取りと同じくらいコンセントの位置は重要となります。しかしそのときでなければ、どこにコンセントを増やせばいいかなんて想像できませんよね。
必ずコンセントが必要なところは、冷蔵庫などの大型家電を置く場所です。では、どんなところにコンセントがあれば、より便利になるのでしょうか。
- 階段や廊下(掃除機をかけるとき)
- クローゼット(隠しておきたいwi-fi機器などを収納しておくため)
- ダイニングテーブルの下(ホットプレートなどを使うとき)
- キッチンの作業台(ミキサーなどを使うとき)
- 玄関脇や靴箱の上(インテリアなどを飾るとき)
- ベッドや寝具の傍(携帯の充電や関節照明のため)
- 洗面台の収納部分(充電式髭剃りや電動歯ブラシ用に)
- 洗面所や脱衣所の床近く(冬場は暖房器具用に)
- 洗面所の天井近く(壁に取り付けるタイプの扇風機のため)
- 掃除機の収納する場所の内側(充電式タイプの掃除機を利用しているとき)
- オーディオやパソコンの周り(ハードディスクなどの機器が増えても安心)
- ベランダや庭周辺(外に設置するライトや電動の芝刈り機を利用するとき)
- 車庫や駐車場横(電動自動車や車の掃除用に)
このような部分に、コンセントを増設しておくと家具家電の配線が邪魔することなく、室内をスッキリ見せることができます。また、便利になるため、使い勝手もよくなるでしょう。
コンセントを増設したい!どんな作業が必要?
新しい家具や家電を買ったときや、部屋のインテリアを移動したときは、コンセントの位置で悩んだりします。こっちに置きたいのにコンセントがないため、諦めてしまっていませんか?今住んでいる家にも、コンセントを増設することは可能です。
コンセントを増設することによって、無駄な延長コードを使う必要がなくなり、配線に足を引っかけて転ぶという危険性も回避できます。では、コンセントを増設するためには、どのような作業が必要でしょうか?
●新規に設置するなら配線工事が必要
コンセントの増設には、配線工事が必要です。配線の仕方には2通りあります。1つは近くのコンセントを活用して、配線を引く方法です。使用する家電の消費電力が低いものであれば、問題なく使用できます。
消費電力が大きな家電を使用するには、分電盤から新しく専用の配線を引くという2つ目の方法をとる必要があります。こちらの方法は手間がかかるため、当然費用も高くなります。
コンセントの増設は、何に使用するためのものかはっきりさせてからおこないましょう。配線には埋め込み型と露出型とあり、埋め込み型の方が配線が見えず、部屋がスッキリとして見えます。
●コンセントの取り付け作業
コンセントの取り付け作業ですが、どの家電を使うかによってボルト数を変更しなければなりません。特にエアコンなどの大型家電を使用するときは、コンセントの取り付け時にボルト数を変更しておきましょう。
分電盤からも工事なしでボルト数を変更できるので、変更が必要な場合は管轄の電力会社に電話してみてください。
コンセントの増設は、資格を持っていないとNG
コンセントの増設工事には、電気工事士の資格が必要です。無資格でおこなえば、3年以下の懲役、または3万円以下の罰金が科せられます。
●なぜ資格が必要なのか
コンセントの増設工事には、いくつかの危険が伴います。そのため、電気工事のための知識や技術を習得する必要があるのです。電気工事の際には、下記のような事故の危険性が考えられます。
・感電事故
電気を使用しながらの作業やブレーカーを落とさず作業すれば、感電してしまうおそれがあります。
・転落事故
必要であれば、高いところでの作業もおこないます。その際、慣れない作業にもたつき、転落してしまう危険性があります。
・漏電火災
電線や配線が覆われることなく、むき出しになっていたり、配線に不備があったりした場合、漏電して火災につながることがあります。特に水関連の場所に配線するときは、もっとも注意が必要です。
このように資格なしでおこなうと、事故になりかねません。必ず資格のある業者に依頼しましょう。
●電気工事士の資格を取得するのは難しい?
自宅でDIYするのが好きな方や得意とされている方は、自分で資格取得して、コンセントの増設工事までやりたい方もいらっしゃるでしょう。この電気工事士の資格は、第1種と第2種があり、第1種の方が扱える工事の範囲が広くなっています。
それぞれの合格率は、ほぼ半分程度ですので、そこまで難しいものではないといえます。しかし、資格取得のために費やす勉強時間は1~3カ月を要し、受験料も10,000円程度、道具などを揃えることを考えれば、意外と手間と時間がかかることかもしれません。
仕事の中でこの資格を利用したいのであれば、取得しておくとよいですが、自宅のDIY程度であれば、業者にお願いしたほうが無難でしょう。
資格がない人はどうすれば……
電気工事士の資格がなければ、コンセントの増設をおこなうことができません。どうしてもコンセントを増設したいときは、資格のある方にお願いしてみましょう。
●電気工事士の資格を持っている知人に頼む
もしお知り合いの方やお友達に電気工事士の資格を持っている方いらっしゃれば、その方にお願いしてみてもいいでしょう。電気工事をお仕事とされている方であれば、安心して任せられますよね。知人のお願いとあれば、心よく引き受けてくれるに違いありません。
コンセントの増設工事による費用も抑えられますが、必ずお礼をしましょう。「親しき中にも礼儀あり」といいますよね。また、資格は持っているけど、今はほとんど携わっていないという方や知人の家だからとおしゃべりしたりして、危機管理能力が低くなってしまう方もいらっしゃいます。
そのような方にお願いすれば、事故が起こってしまうおそれもあるので、そのあたりも考えながらお願いしてみてください。
●業者に依頼する
一番安心なのは、業者にお願いすることです。電気工事の知識も豊富なので、安心して任せられます。業者にお願いするときは、1つに絞らず、2~3社から見積もりを出してもらいましょう。
相場を知る資料にもなりますし、工事内容も明確にすることができます。また説明の仕方が丁寧であったり、コンセントの増設にあたって、プロからの適切なアドバイスをくれたりなど業者の親切さも、重要視してみるといいかもしれません。
より信頼できる業者を見つけてお願いすれば、より暮らしやすい住まいになるでしょう。
コンセント増設の費用相場が知りたい
コンセントを増設するには、どれぐらいの費用がかかるのかも重要事項になります。コンセントの増設にかかる費用は、大体1か所で5,000円程度、3口に増やすなどとコンセントパネルの大きさが変わるものに関しては、7,000~8,000円とされています。
しかし、設置する場所や業者によって、費用は変わってきます。今では、インターネットを利用して、簡単に業者を検索することができます。そこから何社かピックアップして、現地調査をしてもらいましょう。ほとんどの業者が無料で現地調査から見積りまでおこなってくれます。
複数の会社から見積りを取ることで、価格重視の方はより安価で増設工事を依頼することができます。しかし、多少値が張っても工事内容やアフターサービスなどによって決めたい方もいるので、それぞれ何を重視するのか考えましょう。
まとめ
日々の生活の中で、「ココにコンセントがあればいいのに」と思うことがあります。コンセントを増設すれば、より暮らしやすい住まいに近づくでしょう。
特に家を建てられる方は、1日の生活を考えた上で、より便利なところにコンセントを設置すると無駄な配線がなく、スッキリとした印象の部屋になります。DIYが好きな方は、ご自身でコンセントを増設したいとお考えの方もいらっしゃいますよね。
コンセントの増設にはさまざまな危険が伴うため、資格が必要になります。資格を取得する時間や労力を考えると、業者に依頼する方が無難かもしれません。その業者選びは、インターネットや比較サイトを利用すれば、容易に見つけることができます。
いくつかの業者を選び、見積りを出してもらい、あなたが信頼できる業者を選んでください。信頼できる業者であれば、丁寧かつ安全に増設工事をしてくれるでしょう。
換気扇・レンジフードの調子が悪いときは、掃除をしてみましょう。掃除をしても改善されないときは業者に依頼して交換してもらうことをおすすめします。なぜなら、DIYでレンジフード・換気扇を交換すると故障やケガのリスクがあり、素人には難しいからです。
このコラムでは、換気扇・レンジフードの交換が必要かどうかを判断するポイントや換気扇の掃除方法、プロペラファンをDIYで交換する方法をご紹介しています。
また、レンジフードの交換を業者に依頼する場合の費用相場についてもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
換気扇・レンジフードの交換が必要か判断するポイント
換気扇やレンジフードの寿命は、一般的に10~15年といわれています。使う環境や使い方によって差はありますが、寿命を超えていたり、「振動や異音が大きくなった」「換気する力が落ちてきた」「運転中なのに止まる」などの症状が出始めたりしたら、換気扇を交換したほうがよいでしょう。
既に症状が出ている場合は、次の章以降をご覧ください。「まだそこまでの症状は出ていないし、交換にはお金がかかるからちょっと……」という場合は、一度しっかりと掃除をしてみてはいかがでしょうか。もしかしたら汚れなどが不具合の原因になっているかもしれません。
掃除方法は以下でご紹介しますので、使用している換気扇の種類にあわせてご活用ください。
浴室・トイレ換気扇(シロッコファン)の掃除方法
浴室・トイレの換気扇は、おもにシロッコファンが使われています。シロッコファンは円筒形をしており、そのまわりは長方形の細い羽がたくさん並んでいます。
浴室・トイレ換気扇を掃除するときは、スイッチを切り、ブレーカーを落としておきましょう。なぜなら、掃除中に換気扇がまわるとケガや感電するおそれがあるからです。
ただし、浴室・トイレ換気扇は取り外せるタイプと取り外せないタイプがあります。それぞれ、以下の手順で掃除をしていきます。
・取り外せるタイプの掃除方法
- ゴム手袋を装着し、本体についているカバーを手前に引っ張って外す
- オリフィスという円形の部品を外す
- 円筒形のシロッコファンを引っこ抜く
- 中性洗剤をつけたスポンジで、外した換気扇の部品の汚れを落とす
- 布に中性洗剤をつけて、天井にある換気扇本体内部の汚れとほこりをふきとる
- 1~3を逆の手順で戻して、完了
・取り外せないタイプの掃除方法
- 取り外せるタイプと同様に本体のカバーを手前に引っ張って外す
- 部品は外れないので、そのまま中性洗剤をつけた布で本体内部をふいていく
- カバーを戻して、掃除完了
キッチン換気扇(プロペラファン)の掃除方法
プロペラファンとは、扇風機の羽のような形をしているファンのことです。プロペラファンの掃除にはいる前に、ケガの防止のため電源プラグを抜きましょう。
次に、掃除しやすくするために、部品を本体から外していきます。部品を本体から外す手順は、次のとおりです。
・部品を本体から外す手順
- 前面についているフィルターを手前に引いて外す
- 羽根の中心にあるスピンナーをゆるめて羽根を外す
- 羽根を囲んでいるパネルを手前に引き、上に少し浮かせるようにして外す
- 油だまり(パネルの底の部品)とパネルを接続しているねじをゆるめて外す
・本体と部品を掃除する手順
部品を本体から外したら、それらを以下の順番で掃除していきます。
- フィルター以外の部品をキッチンのシンク内にいれる
- シンク内の部品をお湯で流しながら、タワシで汚れを落とす
- 換気扇本体内部の汚れは、中性洗剤をつけた布や歯ブラシを使って掃除する
- タオルなどで各部品の水気をとる
掃除が完了したら、部品を本体に戻します。戻すときは、先ほどの【部品を本体から外す手順1~4】の逆の順番でおこなってください。
レンジフードの掃除方法
レンジフードの掃除も先ほどと同様に、感電やケガの防止のため電源プラグを抜くか、ブレーカーを落としておきましょう。作業用の手袋をつけて準備ができたら、レンジフードのパーツを次の手順にしたがって外していきましょう。
・レンジフードのパーツを外す手順
- 中央付近にある取っ手を持ち上げる
- 取っ手を手前に引いてフィルターを外す
- ファンがまわらないように手でおさえつつ、もう片方の手で真ん中のつまみをゆるめる
- つまみとファンを引き抜く
- 換気扇カバーの下を手前に引いたあと少し持ち上げて外す
・レンジフードのパーツの掃除方法
パーツを外したら、次に示す順番で掃除をしていきます。
- 中性洗剤をつけた布で本体をふいていく
- 中性洗剤とぬるま湯を混ぜたものをゴミ袋にため、そこにフィルター・ファンをつける
- フィルター・ファンをブラシでこすって汚れを落とす
- フィルター・ファンを水ですすぎ、乾燥させる
- 乾燥が終わったフィルター・ファンを戻して作業完了
手順5のフィルター・ファンは【レンジフードのパーツを外す手順】の1~5とは反対の手順で戻しましょう。
また、レンジフードのファンには、シロッコファンとターボファンがあります。ターボファンはシロッコファンと似た形状のファンですが、羽の枚数が少なく、静穏性に優れています。
シロッコファンの場合はターボファンよりも羽が細かく多いため、やや掃除が大変。ヘラなどを使うと汚れが落ちやすいかもしれません。
このように換気扇の掃除は手間と時間がかかります。自分できれいに掃除する自信がない方は業者に依頼するとよいでしょう。その場合は弊社をご利用ください。
弊社では換気扇の掃除も対応しております。ご依頼いただければ、お近くの換気扇の掃除業者をすぐにご紹介することができます。ぜひ一度お電話ください。
換気扇のDIY交換ができるのは「プロペラファン」だけ!
換気扇の交換をDIYでおこないたいときは、「プロペラファン」であることが条件です。プロペラファンは壁に直接配置されていて、コンセントにつながっているタイプなので、配線作業がありません。そのため、資格がなくても作業することができます。
換気扇のサイズは規格で決まっているので、新しい換気扇はファンの直径を調べて同じものを選びましょう。なお、作業をおこなうときは必ずコンセントを抜いてからおこなうようにしてください。
作業に不安がある方は、無理せず業者にお願いしましょう。ここではプロペラファンの交換手順を解説していきます。
プロペラファンの交換手順
プロペラファンを交換する手順は、以下になります。
- 壁と換気扇のカバーとのすき間にマイナスドライバーをいれて外す。
- ファンが回らないように片手でおさえつつ、中心のスピンナーを左にまわして引き抜く
- 本体を固定している金具のネジを左にまわして外す
- 壁から古い本体を外す。
- 1~3と逆の手順で新しいものを取り付ける
この手順をみて、自分で交換するのは難しいと感じたらプロの電気工事業者に依頼しましょう。業者に依頼すれば自分でするよりも、丁寧かつスムーズに交換してくれます。
もし業者に依頼するのであれば、ぜひ弊社にご依頼ください。弊社に加盟する経験豊富なプロが適切に対処いたします。メールでのご相談も無料で受け付けておりますので、ぜひ一度ご連絡ください。
換気扇・レンジフードの交換工事・費用相場
換気扇・レンジフードの交換を業者に依頼するときは、以前使っていたものと同じ換気扇に交換するのが費用をおさえるコツです。なぜなら別の種類の換気扇に交換すると、新たに配線工事が必要になったり、大規模な工事が必要になったりと、予想外に高額になることがあるからです。
ここではプロペラファン・シロッコファン・レンジフードの交換工事の費用相場をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
レンジフード・換気扇の交換費用
レンジフード・換気扇の交換をプロの電気工事業者に依頼すると、その料金相場は以下になります。
〇換気扇の交換費用
- 基本料金:約15,000円~約25,000円
- プロペラファンの交換:約4,000円~約10,000円
- 古い換気扇の回収:約1,000円~約2,000円
以上を合計すると、換気扇の交換にかかる費用の目安は約22,000円~約35,000円となります。
〇レンジフードの交換費用:約40,000円~約70,000円
レンジフードに関しては、本体の性能によって本体価格に大きな差が出ます。性能のいいレンジフードに交換する場合、その費用は10万円を超えることもありますので、注意しておきましょう。
ここで紹介した交換費用はあくまでも目安です。正確な金額を知りたい方は業者から見積ってもらうとよいでしょう。
費用をおさえるなら複数業者を比較する方法も効果的!
レンジフードの交換費用をおさえたい方は、相見積りをすることをおすすめします。
相見積りをする場合、まずいくつかの業者から見積りをとりましょう。次に提示された見積りの金額や作業内容などを比較してください。
各業者の見積りを比較することで、作業の内訳や料金の相場がわかります。そのため、提示された金額が相場より高いか安いかを判断することができるのです。
レンジフードの交換費用をおさえたいのであれば、ぜひ弊社にご依頼ください。価格に関して、弊社は他社に負けていません。業者選びに迷われている方は、ぜひ一度ご連絡ください。
スイッチの調子が悪くなってしまったら、まずは対象のスイッチの種類を確認しましょう。スイッチには片切スイッチと両切スイッチというものがあり、それぞれ適した設置場所があります。
種類を間違えて交換してしまうと、構造の違いによって漏電などの事故が発生するリスクが高まるおそれがあるのです。2つのスイッチの違いを知って、適切なものへの交換工事をおこないましょう。
また、スイッチの交換には電気工事士の資格が必要なため、業者に工事を依頼しなくてはなりません。その際の費用相場や業者選びのポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
片切スイッチと両切スイッチの違いはどのように電流を遮断するか
照明器具やエアコンなどのさまざまな電気機器は、基本的に2本の線でスイッチとつながっています。片切スイッチと両切スイッチは、電気機器の電源をオフにする際に2本の線のうち『何本の電流を遮断するか』というところに違いがあります。
片切スイッチは1本の線の電流を遮断します。配線が単純で部品も小さく、比較的安価で設置できるスイッチで、部屋の照明などで使われていることが多いです。ただし、遮断されないほうのもう片方の電線は電源をオフにしても電流が流れているので、お風呂場などの水回りの場所には向いていません。
一方、両切スイッチは2本の線の両方とも電流を遮断します。スイッチの操作だけで完全に電気が流れない状態になるので、感電や漏電といった事故のリスクが低いのが特徴です。
回路の電圧が100Vか200Vかで適したスイッチは異なる
前述のように、片切スイッチは片側の電気のみを遮断するため、スイッチを切っても感電や漏電の危険性があります。感電や漏電を防ぐために、大きな電圧のかからない照明器具や換気扇などをつなぐ100Vの回路で使われるのです。
一方、スイッチの操作のみで2本の線を遮断する両切スイッチは、水回りの電気機器や高電圧のものをつないでも漏電の心配がありません。そのため、キッチンや浴室などの水周り、高電圧なエアコンなどをつなぐ200Vの回路で使われています。
ワイドタイプやクラシックタイプなど形もさまざま
スイッチを交換する際は、見た目の印象をガラっと変えることも可能です。スイッチには、操作面の小さな樹脂製のものだけでなく、操作面の大きなワイドタイプやブレーカーのようにつまみを操作するクラシックタイプなどさまざまな種類があります。
そのため、スイッチのプレートの素材を部屋の雰囲気に合わせて変えることもできます。また、スイッチには機能性が備わっていることも大切です。たとえば、ワイドタイプなど操作面が広いスイッチなら、両手に荷物を持っていても肘でスイッチを押すことができます。
このようにスイッチはデザインだけでなく、機能性も考えて選ぶようにすると暮らしやすい生活を手に入れることができるでしょう。スイッチの不調などで交換を考えている際は、スイッチのタイプにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
スイッチ交換は電気配線に関わるため電気工事士の資格が必要
スイッチの交換は、調子の悪くなった部品を取り替える際に電気配線を扱うことになります。そのような工事は、感電や漏電などの事故を防ぐために電気工事士の資格を持った人がおこなうことになっているのです。
なお、無資格での工事は上記のような事故のリスクがあるだけでなく、法律違反として30万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役という罰則もあるので覚えておきましょう。
そして、電気工事士には第一種と第二種があるのですが、扱える工事の幅が違います。スイッチ交換は大きな電力がかかるような作業はないので、扱える工事の幅が狭い第二種電気工事士の資格を持っていれば十分です。
ここでは、資格を持っているけれど交換方法は知らないという方がおこなうスイッチの交換方法をご紹介します。電気工事士の資格を持っていない場合は、次章の【資格を持っていない場合は業者に相談しよう】を参考に業者探しをおこないましょう。
スイッチの交換方法
スイッチ交換には、新しいスイッチのほかにいくつか必要な道具があります。以下の道具をそろえてから作業をおこないましょう。
まずは、ブレーカーを落として回路の電気を遮断します。この工程を忘れると作業中に感電や漏電事故が起こるおそれがあるので、忘れずにブレーカーを落としておきましょう。
1.スイッチを取り外す
スイッチはプレートとスイッチ本体どちらも上下2ヶ所がネジで固定されています。プラスドライバーでネジを緩めて丁寧に取り外しましょう。
2.電線を外す
スイッチの裏に電線がつながっています。細いマイナスドライバーを電線がつながっている場所の隣の穴に差し込んで、マイナスドライバーを押しながら電線を引っ張って外しましょう。
このとき、長年使っているスイッチだと電線に汚れがこびりついている場合があります。そのままでは電気を通しにくいので、紙やすりで電線の光沢がわかるくらいまで汚れを削り落としましょう。
3.電線を接続する
スイッチ本体に電線を接続します。奥まで差し込まれていないとスイッチが機能しないおそれがあるので、緩みのないようにしっかりと差し込んでおきましょう。
4.新しいスイッチを取り付ける
あとはスイッチを壁に固定するだけです。スイッチ本体とプレートの上下2ヶ所のネジをプラスドライバーでしっかりと締めて固定しましょう。最後に、ブレーカーを入れてスイッチの動作確認をします。無事にスイッチが機能していれば完了です。
電気工事士の資格さえあれば、作業自体は手順も少なくそこまで難しい内容ではありません。しかし、「工具の扱いに慣れていない」「電線に触れるのが不安」という方もいるでしょう。そのときは、無理をせずに業者に作業を依頼することをおすすめします。
弊社では、スイッチ交換をはじめとする電気工事をおこなうプロをご紹介しています。全国に加盟店がありますので、お住まいの地域などを考慮した業者選びも可能です。「まずは見積りだけ」という方でもしっかりと対応いたしますので、お気軽にお電話ください。
資格を持っていない場合は業者に相談しよう
工事を業者に依頼する場合、気になることのひとつは費用でしょう。スイッチの交換は3,000~8,000円が作業の費用相場といわれています。これに、スイッチ本体の料金がかかるので、予算は最低10,000円前後と考えておくとよいかもしれません。
また、交換するスイッチに調光や人感センサーなどの機能がついている場合は、本体代が少し高くなることもあります。スイッチの種類は予算と照らし合わせながら決めましょう。
上記の金額は一般的な相場です。細かい金額設定は業者ごとに異なります。詳細が知りたい方は、作業依頼の前に見積りを取るとよいでしょう。
業者選びのポイントは見積りと対応
業者を選ぶ際のポイントは、大きくわけてふたつです。ひとつは見積りで、費用が相場の範囲内であるかどうかや相場よりも高い場合はなにが原因かなどを確認できます。
見積りでわからない点があるときは、早めに質問しておきましょう。当日までに疑問や不安を取り除いておけば、安心して作業を任せられるはずです。
もうひとつは業者の対応です。見積りを依頼したときの言葉遣いや依頼者の疑問や不安を解消するための工夫などから、対応のよしあしが判断できるでしょう。
ただし、見積りも業者の対応も正解があるわけではありません。大切なことは自分が「この業者にまかせよう」と思えるかどうかです。どう判断してよいかわからないときは、上記を参考にして信頼できる業者かどうか考えてみましょう。
スイッチが不要な場合はコンセントに交換して活用することもできる
ここまではスイッチを交換する方法や金額について解説してきました。しかし、なんらかの理由でスイッチが不要になった場合は、コンセントに交換して活用するということもできます。
場所によってはコンセントに変えるだけで便利に使えることもあるので、スイッチが不要で壁穴をふさごうと考えている方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、コンセントへの交換工事をおこなうにも電気工事士の資格は必要です。素人が簡単にできる作業ではないので、迷っている場合は業者に相談してみましょう。
業者探しが進まないという方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。ご要望に応じて適した業者を手配することはもちろん、ご相談窓口は年中無休で対応可能なので、時間や場所を気にすることなくお好きなタイミングでご利用可能です。まずはご相談からでかまいませんので、いつでもお電話をお待ちしております。
シーリングライトは基本的に自分で取り付けができますが、設置場所の状況や照明の種類によっては業者に頼んだほうがよいことがあります。天井についている、照明を取り付ける部品である引掛シーリングの種類が適合しないときには、引掛シーリングを取り替える工事が必要です。
引掛シーリングの取り付けは電気工事士の資格がなければできませんので、業者に頼みましょう。業者に頼めば、いろいろな種類の照明を楽につけてもらうこともできるのでおすすめです。このコラムでは、シーリングライト取り付けを自分でする方法と、業者に頼んだほうがよい判断方法、費用を解説します。
シーリングライトの取り付け方法
シーリングライトは天井に貼りつけるように設置できる照明器具で、スマートでおしゃれなので人気です。天井に照明器具の固定と電源の供給を兼ねた「引掛シーリング」という部品がついていれば、基本的にシーリングライトは工事などをしなくても取り付けができます。シーリングライト取り付けを自分でする方法を解説します。
引掛シーリングを確認しよう
もしも天井に引掛シーリングがついていない場合、そのままではシーリングライトを取り付けることができません。業者に頼んで、引掛シーリングを設置してもらいましょう。
引掛シーリング自体はホームセンターなどで販売されていることもありますが、取り付けの作業をするには電気工事士の資格が必要です。たとえ自宅であっても、自分でおこなってはいけません。
引掛シーリングにはいくつかの種類があり、なかにはシーリングライトに対応していないものもあります。取り付ける底面に突起があるものや、ネジが突き出しているものはシーリングライトの接続部分をはめ込むことができないので、取り付けることができません。
また、引掛シーリングには耐えられる重量が決まっています。天井に埋め込まれている形の引掛シーリングはより重い重量に耐えられますが、それ以外のものは「スペーサー」という補助部品が別途必要になる場合があります。
ファンつきなど、重量のある照明はとくに注意が必要です。シーリングライトの取り扱い説明書には適合する引掛シーリングの種類が記載されていますので、あらかじめ確認しておきましょう。
既存の照明器具が取り付けられていて形状が確認できないというときには、照明器具を外して確認することができます。照明器具の外し方は、この次の項目で解説します。
もしも取り付けができない引掛シーリングだった場合には、交換の工事が必要です。引掛シーリングの交換も、電気工事の業者に依頼をしましょう。電気工事業者については、この後の「引掛シーリングの取り付けは自分ではできない」をご覧ください。
シーリングライト取り付けの手順
引掛シーリングが適合するものであれば、自分でシーリングライトを取り付けることができます。既存の照明器具がついていればまずそれを外さなければいけませんので、その手順も一緒に解説します。
取り付ける際には、シーリングライト本体を天井まで持ち上げる必要があります。踏み台などでしっかりと足場を確保し、安全に配慮しながら作業をおこないましょう。
・ペンダントライトの外し方
天井からコードでぶら下がっている形の照明がペンダントライトです。コードは引掛シーリングに爪で引っ掛けられているだけですので、ここを外せば簡単に外すことができます。
- 引掛シーリングに接続されているアダプタの左右にボタンがありますので、それを押します。
- ボタンを押したまま反時計回りに回すと、引っ掛かりが外れて照明が外れます。
- 落としてしまわないよう、本体を支えながら外しましょう。
・シーリングライトの外し方
- 下側のカバーを反時計回りに回して外します。
- 本体の中央にある丸い部分がアダプタです。このアダプタの横に小さなコネクタが接続されていますので、これを抜きます。
- アダプタの中央にあるレバーを引くと、アダプタ以外の本体部分が外れます。
- アダプタの横についているボタンを押しながら、アダプタを反時計回りに回して外します。
・シーリングライトの取り付け方
- シーリングライトのアダプタについている爪を引掛シーリングの穴に差し込み、時計回りに回します。
- 本体をアダプタに取り付けます。アダプタの爪にカチッと引っ掛かるまでしっかりと押し込みましょう。
- アダプタについているコネクタを、本体の接続部分に差し込みます。
- カバーを本体にかぶせ、時計回りに回して本体の端にある爪に引っ掛けて固定します。
- 電気をつけてみて、正常に点灯するか確認しましょう。
引掛シーリングの取り付けは自分ではできない
天井の照明器具を取り付けるための引掛シーリングを取り付けるには、天井裏の配線に手を加える必要があります。これは感電や火災のおそれがある危険な作業であるため、電気工事士の資格がない人はおこなうことができません。
では、どのような場合に業者に工事を依頼しなければならないのか、その判断基準を解説します。業者の費用がどれくらいなのかもみてみましょう。
引掛シーリングの取り付け工事が必要なのはこんなとき
引掛シーリングの取り付け工事が必要なのは、今までなかった場所に照明器具を新設、移設したいときです。引掛シーリングがない場所に照明器具を取り付けたいのであれば、当然そこに新たに配線を引き、引掛シーリングをつける工事をしなければいけません。
また、既存の引掛シーリングが取り付けたい照明器具に適合していないときや、著しく劣化しているというときには、引掛シーリングの交換が必要です。ひび割れや変色がみられたり、天井や照明器具との接続部分に隙間があったりといった場合は、交換したほうがよい目安です。
業者に頼んだ場合の費用
既存の引掛シーリングを交換するときの費用は3,000円~5,000円程度が相場です。引掛シーリングを新設するなら、8,000円~12,000円程度が相場といったところでしょう。引掛シーリングはそのままで、シーリングライトの取り付けや交換だけなら、3,000円程度でも可能です。
とくに新設の際は大規模な工事になるケースもあり、費用が高くなることも考えられます。実際の費用は変動する可能性があるので、まずは業者に見積りを取って確認することをおすすめします。
照明器具の取り付けは業者依頼がおすすめ
シーリングライトの取り付けは自分でも可能ですが、業者に頼めばより楽に設置ができます。業者に頼むメリットはそれだけではなく、取り付ける照明の選択肢が広がるというところにもあるのです。業者に照明器具の工事を依頼するメリットをご紹介します。
直付けの照明を交換できる
照明には引掛シーリングを使わず、天井や壁に直接設置されている直付けの照明もあります。こういった照明は作りつけのため交換はできないと考えている人が多いかもしれません。しかし、業者に頼めば直付けの照明を外して照明器具を変えたり、引掛シーリングを取り付けて簡単に交換できるようにしたりすることも可能なのです。
埋込式など特殊な照明を取り付けられる
天井などに埋め込まれているダウンライトなどは、工事しなければ取り付けることができません。また、シャンデリアなどの重量がある照明器具、吹き抜けの天井などの高所にある照明器具も、自分で設置や交換をするのは危険です。このような特殊な照明器具を取り付けたいときには、業者に依頼するようにしましょう。
弊社では、照明器具に関する電気工事に対応している業者を無料でご紹介しています。見積りは無料ですので、自分では照明器具の取り付けができなさそうだとお悩みの際には、一度ご相談ください。
分電盤の交換を検討中の方は、一度業者に依頼して詳しく点検してもらうことをおすすめします。そもそも一口に「分電盤」といっても、そのなかには器機が3つあり、目的によって交換するべき器機が異なります。この3つのうちどれを交換するべきか、素人の目では判断が難しいため、業者に依頼することがおすすめなのです。
この記事では分電盤の仕組みや器機ごとの交換費用、交換時の注意点などをご紹介していきます。適切に分電盤に交換するために、ぜひ参考にしてみてください。
まずは「分電盤」と「3つの器機」の役割を確認しよう!
分電盤の交換をする前に、まず分電盤がどういうものなのか確認していきましょう。分電盤は自宅で電気を使うためには欠かすことができないものです。
そもそも分電盤とは
分電盤は契約している電気会社から送られてきた電気を、自宅の各回線に振り分ける役割があります。そのため、分電盤がなければ電気を使うことができません。
ブレーカーという名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。このブレーカーが分電盤のなかにある3つの器機です。分電盤が役割を果たすために、それぞれさらに細かい役割が与えられています。
アンペアブレーカー
ご家庭ごとに電気会社との契約で、使用できるアンペアが決められています。その契約しているアンペアを超える電気を使用してしまうと、アンペアブレーカーが落ちて電気の流れを遮断します。つまり、契約している以上のアンペアを使用できないようになっているのです。
このアンペアブレーカーは契約する電気会社が設置するものです。電気会社によってはサービスブレーカー・契約ブレーカーなどの呼び方をするところもあります。また、近年ではアンペアブレーカーの設置がない電気会社も現れてきました。
漏電ブレーカー
回線のどこかで漏電が起きたときに、それを検知して電気を遮断するのが漏電ブレーカーです。漏電が起きたまま電気が流れ続けると、感電や火災などにつながる危険があります。それを防ぐという目的で、とても需要な役割があるのです。
安全ブレーカー
安全ブレーカーは分岐ブレーカーや子ブレーカーという呼び方もあります。役割はアンペアブレーカーと似て、電気を使い過ぎたときに電気を遮断するというものです。
ではどこが違うかというと、家全体の電気を管理しているアンペアブレーカーに対して、安全ブレーカーは回路ごとの電気を管理しています。そのためアンペアブレーカーが落ちると家全体の電気が止まってしまいますが、安全ブレーカーが落ちるときはその回路の電気だけが止まるという具合になるのです。
弊社では分電盤の交換できる業者をご紹介しています。ご契約の前に現地でご相談やお見積りをさせていただきますので、一度ぜひ弊社までご連絡ください。
分電盤交換のさまざまなパターンとその費用
分電盤を交換するとなると、気になるのはどれくらいの費用がかかるかということではないでしょうか。ここでは分電盤全体とブレーカーごとに、それぞれどれくらいの交換費用がかかるのかをご紹介していきます。
分電盤全体を交換する場合……約13万円
分電盤を交換するには、作業代と分電盤やブレーカーの代金が必要になります。まず作業代にかかる費用が約2万円です。そして、分電盤の本体価格が約5,000~10万円・漏電ブレーカーが約3,000~1万円・安全ブレーカーが約1,000円となっています。また、このほかに出張費がかかる業者や、古い配電盤の処分費用がかかる場合もあるようです。
作業代については業者によっても異なりますし、分電盤やブレーカーの価格は製品によってもかなり差があります。詳細な費用については業者にご確認ください。
分電盤は13年ほどで寿命を迎えるといわれています。そのため、取り付けから13年ほど経過している分電盤があるのであれば、故障する前に交換したほうがよいかもしれません。また、分電盤が熱い・異音がする・破損している・焦げた跡があるなどは、交換のサインです。それらの症状が現れたら早めに対処しましょう。
アンペアブレーカーのみを交換する場合……約5,000円
アンペアブレーカーは契約しているアンペア数を変更するのであれば、必ず交換が必要です。電気会社が設置するものなので、交換はその電気会社に連絡するかたちになります。
交換にかかる費用は約5,000円はみておいたほうがよいでしょう。ただ、無料で交換してくれるという電気会社もあるようなので、こちらも一度電気会社に確認してみてください。
漏電ブレーカーのみを交換する場合……約1万5千円
漏電ブレーカーのみの交換の場合は、作業代・漏電ブレーカーの本体価格ともにそれぞれ約3,000~1万円となっています。
漏電による事故を防ぐためにある漏電ブレーカーですが、故障すると漏電していなくても落ちるようになることがあります。その場合、適切に役割を果たせていなくなっているため、その状態で電気を使い続けるのは危険です。早めの交換が必要でしょう。
安全ブレーカーのみを交換する場合……約1万円
安全ブレーカーの交換は、作業代が約3,000~1万円、本体価格が約1,000円ほどです。
安全ブレーカーも故障をしていると、電気の使い過ぎをしていないのにブレーカーが落ちてしまうことがあります。また、ブレーカーが落ちる回数が多いことなども交換のサインになります。このような症状に心当たりがある場合は業者に確認してもらいましょう。
弊社でご紹介している業者では、まず無料で見積りをお出しし、お客様にご納得いただいてからご契約していただくことができます。安心してご利用ください。
分電盤の交換は「電気工事業者」に依頼しよう!
分電盤の交換は必ず電気工事業者に依頼しましょう。交換するには「電気工事士」という資格が必要です。もしDIYでできたら費用を抑えることができるとお考えの方がいるかもしれませんが、それは絶対におこなってはいけません。
電気工事に必要な「電気工事士」について
電気を扱う作業は大変危険な作業です。作業中に感電などの事故が起きてしまう危険性があるからです。また、作業に欠陥があると電気の使用中に感電や火災が発生してしまうこともあります。それらを防ぐために、法律で電気工事の作業をするための資格が定められているのです。
もし電気工事士の資格を持たない人が作業した場合、罰金や懲役が科せられることが考えられます。費用はかかりますが、安全性を考慮しても、資格を持つ業者に依頼する必要があります。次にどんなところに気を付けて業者を選ぶとよいかをご紹介するので、それを参考によい業者を見つけましょう。
業者選びのポイント1:見積り
業者を選ぶ際は複数の業者で見積りをとりましょう。そうすることで料金を比較することができます。
また、見積りをもらったら、料金の詳しい内訳などが明記されているかを確認してください。不透明な見積りの場合、あとから追加で料金を請求されるなどのトラブルが起きることがあるようです。事前に料金と作業内容をよく確認して、納得したうえで契約をしましょう。
業者選びのポイント2:知識と経験がある業者かどうか
事前によく業者と相談をして、しっかりと知識や経験がある業者かどうか見極めましょう。こちらの質問にあいまいな答え方をする業者だと、実はあまり知識や経験がないのかもしれません。また、事前にしっかりと相談に乗ってくれる業者のほうが安心して任せることができるのではないでしょうか。
弊社ではお客様のお悩みに合わせた業者をご紹介しています。お気軽にご利用ください。
依頼する際に知っておくといいことも確認しておこう!
分電盤を交換するのであれば次のようなことにも気を付けておくとよいでしょう。
エアコンや電子レンジなどの「専用回路」が必要か
分岐回路はそれぞれ20Aが標準となっています。しかし、近年では電気をたくさん消費する家電製品が増えているため、ほかの電気機器と一緒に使用しているとブレーカーが落ちやすくなってしまいます。それを防ぐためには、その家電製品専用に回路を用意すると安心です。
専用回路が必要な家電製品で代表的なものはエアコンです。そのほかにも電子レンジ・食洗器・洗濯乾燥機・IHクッキングヒーターなども電気消費量が多いので、専用回路の設置を検討してみてはいかがでしょうか。
「分岐回路」はいくつ必要か
専用回路とは別に、標準回路を分岐させた一般回路の設置が必要です。この一般回路は、住宅の面積が大きいほど設置する数も増えます。以下にまとめました。
50平方メートル以下の住宅…5回路
51~70平方メートルの住宅…7回路
71~100平方メートルの住宅…8回路
101~130平方メートルの住宅…10回路
131~170平方メートルの住宅…13回路
また、これとは別に予備のための回路もあると安心です。予備回路の数は2~4回路がよいとされています。これらの専用回路・一般回路・予備回路を合わせた数の分岐回路を設置しましょう。
新しい分電盤の設置場所について
せっかく新しい分電盤に交換しても、設置した場所の環境が悪いと、早く劣化したり故障しやすくなったりしてしまいます。分電盤の設置に適した場所は次の通りです。
- まわりに障害物がなく、風通しもよく、熱がこもりにくい場所
- ほこりの影響を受けにくい、高い位置
また、古い分電盤より新しい分電盤のサイズが小さくなることがあります。その場合、同じ場所に設置しても跡が残ってしまうので、そちらの処理も含めて業者と相談するとよいでしょう。
そのほかにも分電盤についてなにかお悩みのことがあれば、弊社までご連絡ください。弊社が紹介する業者が現地で調査し、お客様のご自宅の状況に合わせた適切なアドバイスをさせていただきます。
コンセントプラグの交換は電気工事士の資格がなくてもできる作業なので、DIYできます。しかし、DIYにはリスクがあることを知っておきましょう。DIYのリスクとは、うまく作業できずに失敗してしまったり、不注意によりケガや事故につながったりすることです。
DIYでコンセントプラグを交換しようと考えている方は、この記事でご紹介するリスクをふまえて、DIYで交換するか業者に修理してもらうかを決めましょう。また、DIYで交換するときも、この記事の説明を参考にしてみてください。
コンセントプラグを自分で交換する際のリスクにも目を向けよう
DIYには、修理費用を節約できたり、自分の都合のよいときに修理できたりするメリットがあります。そのため、インターネットには電化製品のDIY修理の情報があふれています。しかし、電化製品をDIYで修理する際には、リスクにも目を向ける必要があります。
考えられるリスク
DIYでコンセントプラグを交換する場合、よくある失敗の例は、電源コードのカバーをはぐ作業の際に銅線を切断してしまうケースです。その場合、ふたたび銅線を切断しなくてはならないため、電源コードが短くなってしまいます。
また、電源コードのカバーをはいだあとには、銅線を新しいコンセントプラグに接続する工程があります。このとき、銅線の一部がコンセントプラグから出ていると、交換後コンセントに差す際に火花が飛び散ることがあります。さらに、電化製品は自分で修理や改造すると、メーカーや販売店の保証を受けられなくなることもあるようです。
このように、DIYでのコンセントプラグ交換には、さまざまなリスクがともないます。メリットとリスク両方をふまえて、DIYをおこなうか決めましょう。
業者に交換を依頼する際の料金
コンセントプラグの交換は、メーカー、販売店、修理業者などに依頼できます。製品を購入したときに契約した保証サービスの期間内なら、保証書や説明書に記載されている連絡先に、修理してもらえるか問い合わせてみましょう。
保証サービスを契約していない場合や、保証サービスの期限を過ぎている場合、交換料金は1,000円から2,000円程度が相場です。また、部品代や運送料金などが別途発生して、お伝えした相場より高くなることもあります。
そのため、コンセントプラグの交換を業者に依頼する際には、さきに見積もりを提示してもらうと安心です。
作業は慎重に!コンセントプラグを自分で交換する方法
ここからは、DIYでコンセントプラグを交換する方法をご紹介していきます。リスクについての説明でふれたように、DIYでは手順をあやまると仕上がりが悪くなったり、ケガや事故につながったりすることがあります。ここでの解説をよく読み、ひとつひとつの工程をていねいに進めていきましょう。
コンセントプラグ・コードの種類
一般的によくみるコンセントプラグや電源コードには、いくつか種類があります。手順の説明で出てくるものもあるので、知っておくとわかりやすいです。
【コンセントプラグの種類】
「平型プラグ」や「ベター小型キャップ」は、コンセントに差したときに、電源プラグが壁と垂直になるタイプのコンセントプラグです。そのため、コンセントの近くでコンセントプラをふんだり、ひっかかったりしてしまうことがあるかもしれません。
いっぽう、電源プラグが壁と並行になるのは、「コーナーキャップ」というコンセントプラグです。また、コンセントプラグの向きを壁と並行にしたり垂直にしたりできる「ローリングキャップ」というものもあります。
コンセントプラグをふんだり、ひっかかったりする事故を防ぎたい方は、コーナーキャップやローリングキャップに交換してみてはいかがでしょうか。
【電源コードの種類】
消費電力が大きくない電化製品には、基本的に「平行ビニールコード」が用いられています。平行ビニールコードは2本の導線がそれぞれカバーでおおわれており、カバーとカバーがくっついています。
いっぽう、消費電力が大きい電化製品には、断面が小判の形をした「小判コード」が採用されることが多いです。小判コードにも、カバーでおおわれた2本の導線があります。しかし、平行ビニールコードと違うのは、カバーでおおわれた2本の導線を、さらにカバーでまとめている点です。また、「丸形コード」も基本的に小判コードに似た構造をしています。
最後にご紹介するのは、「袋打ちコード」です。袋打ちコードとは、表面が布でおおわれている電源コードで、電気こたつによく使用されています。
用意する道具
コンセントプラグの交換で用意する道具は、以下のものです。これらの道具は、一般的にホームセンターや通販サイトで手に入ります。
- 新しいコンセントプラグ
- プラスドライバー
- ニッパーまたはワイヤーストリッパー
- ペン
基本的な交換手順
まずは、基本的な電源コードの交換手順として、平行ビニールコードを例としてご紹介します。小判コードと丸型コードも、この手順で交換できます。交換する際はかならず、コンセントプラグをコンセントから抜いた状態で作業しましょう。
- ニッパーを使い、電源コードを切断します。電源コードがあまり短くならないよう、コンセントプラグに近い位置で切断するとよいです。しかし、電源コードがボロボロになっている場合は、その部分を切り落としてください。
- 電源コードの先端を8cm程度、ふたてに割きます。
- ニッパーで、電源コードの先端から5cmあたりに切り込みをいれます。そして、電気コードのカバーを、先端にむかって3cm程度はいでください。
- カバーをはいだ銅線を右回りにねじってまとめます。
- 新しいコンセントプラグのネジをドライバーでゆるめて、フタを外してください。
- 分解したコンセントプラグにあるふたつの端子(ネジ)を、ドライバーでゆるめます。
- 電源コードの銅線部分をコンセントプラグ端子に巻き付けます。このとき、右回りで巻き付けるようにしてください。
- コンセントプラグの端子をドライバーで締めます。このとき、電源コードの先端があまっていたら、ニッパーで切り落としてください。また、導線がコンセントプラグの外に出ていないか確認もしましょう。導線が出ていると、コンセントに差すときに火花が散ることがあります。
- コンセントプラグのフタをかぶせ、ネジで固定したら交換完了です。
【袋打ちコードの場合】
袋打ちコードの場合、基本的な手順と異なる点があります。それは、電源コードのカバーをはがす工程です。
袋打ちコードは、外側は布、内側はゴムでカバーされています。まずは、先端から7cmほど布カバーをはがし、布カバーのほつれ部分を直します。ほつれ部分を内側に入れ込んでから、そのうえを木綿糸でしばると、きれいに仕上がります。
ほつれ部分を直せたら、布カバーから1cm程度を残し、その先3cm程度のゴムカバーをはがします。あとは、基本手な手順と同様に、銅線をねじってコンセントプラグの端子に銅線をまきつけていくながれです。
圧着端子を使う際の交換手順
コンセントプラグに銅線を巻き付けにくいときは、丸形の裸圧着端子を使う方法があります。圧着端子を選ぶ際には、銅線の断面積と、コンセントプラグの端子の直径にあったサイズを選んでください。また、裸圧着端子を使う場合、裸圧着端子用の電工ペンチも必要です。
最初に、電源コードをコンセントプラグの手前で切断してから、コンセントプラグにあわせてコードを適当な長さだけふたてに割きましょう。そして、裸圧着端子の差し込み部分の長さにあわせて、電源コードのカバーをはぎます。
カバーをはぐ際には、電工ペンチを使ってください。電工ペンチの断面積の数値が記載されている箇所に電源コードをはさみ、切り込みをいれてから、カバーをはぎます。カバーをはがしたら、それぞれの銅線をねじってまとめてから、裸圧着端子に差し込んでください。
そのあと、電工ペンチのさきほどの箇所に、裸圧着端子と銅線の接続部分をはさんで固定します。あとは、コンセントプラグの端子に裸圧着端子を取り付けて、コンセントプラグのフタを戻したら完了です。
プラグを交換しても電化製品の不調が直らないときは……
電化製品の電源がつかなかったり、コンセントプラグが熱をもったりするなどのトラブルで、コンセントプラグを交換してみた方も、なかにはいらっしゃるでしょう。しかし、コンセントプラグを交換したのにトラブルが解消されない場合、電化製品かコンセントの故障が考えられます。
どちらの故障か確認する方法
電化製品かコンセントどちらが故障しているかを確認するには、以下の2点をチェックしてみてください。
【1】ほかの電化製品のプラグを差してみる
故障していないほかの電化製品を用意し、そのコンセントに電源プラグを差し込みます。電化製品が正常に動けば、そのコンセントに問題はないと考えられます。
【2】その電化製品をほかのコンセントに差してみる
トラブルがある電化製品を、ほかのコンセントに差してみましょう。ほかのコンセントでその電化製品が正常に動けば、最初のコンセントに問題があると考えられます。また、ほかのコンセントでもその電化製品に同様のトラブルが発生したら、電化製品の故障と考えられます。
電化製品が故障している場合、メーカーや修理業者に修理を依頼する必要があります。コンセントが故障している場合は、電気工事業者に修理を依頼しましょう。費用については、のちほどご紹介いたします。
コンセントの修理・交換には資格が必要
インターネットでは、コンセントをDIYで修理・交換する方法が紹介されていることがあります。しかし、コンセントの修理・交換は電気工事士の資格が必要な作業であるため、資格をもたない方は業者に依頼しましょう。
コンセント交換にかかる費用
コンセントの修理・交換にかかる料金の相場は、4,000円から7,000円程度といわれています。しかし、部品の価格や出張費用の有無などによって料金は変わってきます。実際いくらかかるか知りたい方は、業者に見積りをとってもらいましょう。
弊社は、ご相談をいただいたらスタッフが現場へうかがいます。そこで、作業の説明や見積りの提示をいたします。コンセントの修理や交換が必要な方は、ぜひ弊社にご相談ください。
シーリングライトとは直接天井に取り付ける照明器具のことです。ただし、単に照明器具といっても、機能性をよく理解して、適切なものを選ぶ必要があります。
「照明をつけているのに部屋が暗い……」
「照明の色味が想像と違って違和感を感じる……」
このように、シーリングライト選びに失敗すると、部屋に対して明かりが足りないことや色味が想像と違うといった失敗が起きるからです。当記事では、シーリングライトの選び方やシーリングライトの機能性について解説しています。当記事を読んで、失敗のないシーリングライト設置をおこなってください。
シーリングライトを選ぶ際に気をつけたい4つのポイント
シーリングライトを選ぶときは、好みのデザイン性や色調なのか、部屋に適したサイズ、配線器具の形状は適しているのかなど、事前に知っておくことが重要です。あとで失敗したということがないよう気をつけたい4つのポイントを解説していきます。ぜひ、シーリングライトを選ぶ際のお役に立ててください。
ポイント1:部屋の大きさと合っているか
たとえば、部屋の大きさに対し、シーリングライトの明るさが足りなければ部屋全体を照らすことはできません。細かい作業には向きませんし、いつもよりなんだか部屋が暗いといった違和感を感じてしまうでしょう。
部屋の大きさに合った明るさの目安は、ルーメンという単位を基準とすることで知ることが可能です。シーリングライトにはlm(ルーメン)という明るさを示す単位が定められています。ルーメンの数字が大きいほど明るさは強いということになります。
また、明るさの数字によって対応できる範囲(部屋の広さ)が決まっています。そのため、シーリングライトを選ぶ際は、ルーメンと対応する範囲を確認した上で購入するとよいでしょう。具体的には、お部屋の畳数×400ルーメンが適切な明るさとされています。
ポイント2:好みの色調なのか
LED照明の色調は、大きくわけると電球色・昼白色・昼光色の3種類になります。色調には色味ごとにそれぞれ特徴があり、細かな作業に向いているものや心を落ち着けてくれるものなど、目的に合わせて使うことでより効果的に照明を使うことができるのです。以下に色調ごとの特徴や向いているシーンをまとめています。
・電球色(暖色系でオレンジに近い色調)
料理をより美味しそうにみせてくれる色調とされています。一息つきたい場所に向いていて寝室やリビング、または間接照明として使われることもあります。
・昼白色(白色に近い色調で3色の中間色にあたる)
おもに洗面所など鏡付近にあると便利な色調です。昼白色は、もっとも外の明るさに近い色をしているため、屋内と屋外とで自分の着ている服やメイクの色味に違和感を感じることが少なくなるでしょう。
・昼光色(青味のある色調で寒色系)
昼光色はデスク作業に向いている色調です。細かい部分が見えやすい光のため、読み書きや裁縫などに向いています。寒色系の光は集中力アップにもつながるといわれており、作業スペースにおすすめの色調といえるでしょう。
ポイント3:デザイン性は気に入ったものか
シーリングライトとは、と聞かれるとシンプルな照明器具と答える方は多くいると思います。じつはシーリングライトには4種類のデザインがあり、デザイン性に少しずつ違いがあることをご存知でしょうか。簡単にその違いを紹介します。
・スタンダードタイプ
一般的にシーリングライトといわれると、このスタンダードタイプを思い浮かべるという方も多いはずです。また、どんなお部屋にも合わせやすいという特徴があります。
・薄型タイプ
ほかのシーリングライトよりも薄型の形状をしています。そのため、部屋をスッキリさせたいときに向いているデザインです。
・シンプルタイプ
おもにお子様のお部屋に採用される方が多いようです。厚みはあるものの、シーリングライトとしての役割には申し分ありません。
・スクエアタイプ
四角い形状から、和室との相性は抜群とされています。一般的には和室用とされていますが、西洋モダン風のお部屋にも向いているデザインです。
ポイント4:配線器具の形状は適しているか
LEDシーリングライトを取り付ける際に気をつけておきたいのがシーリング・ローゼットと呼ばれる配線器具の形状です。自分で取り付けできるのは、ローゼットや引掛けシーリングが天井に設置されているときのみです。また、配線器具はあったが形状が合わない(古いタイプ)場合もあります。
まずはシーリング・ローゼットの種類を確認しましょう。適した器具が設置されていなかったという方は「プロに依頼したほうがよいケース」 をご覧ください。
●シーリングとローゼットの違いについて
シーリングといっても、さまざまな形状があります。基本的な使い方は同じですが、以下のように照明自体の重さに耐えられる強度に違いがあるのです。
- 引掛けシーリング(3.5キログラムまで)
- ローゼット(3.5キログラム~7キログラムまで)
通常の引掛けシーリングであれば、照明を直接はめ込むことで重量を支えています。一方、ローゼット型は接続の仕組みが少し異なります。ローゼット型は、シーリングの側面にネジ穴のある金具がついています。
シーリングのプラグ(差し込み口)部分に照明を接続後、さらに照明側のカバー用のビスをネジ穴に固定するのです。シーリングの接続(本体とプラグ部分)とビスを使って外側からも固定することで強度を上げているのです。
シーリングライトの機能性を紹介
シーリングライトの種類によっては、便利な機能をもつタイプがあります。ここでは、シーリングライトの機能性について詳しく解説していきます。
1:明るさや色味を調整できる機能
シーリングライトの種類によっては、調光機能や調色機能をもつタイプがあります。調光機能で明るさを段階的に変更し、色味は調色機能によって暖色~寒色まで調整することができます。さまざまなシーンごとにお好みの照明を使い分けられるため、通常のシーリングライトよりも利便性は格段に向上しているのです。
2:リモコンやタイマーを使い自動で点灯・消灯する機能
シーリングライトの便利機能は、明るさや色味の調整だけではありません。自動で点灯や消灯などの動作をすることも可能です。たとえば、設定した時刻に自動で点灯させたり、設定した時間内に自動消灯をおこなったりすることもできます。いつもの帰宅時間や就寝前に使うととても便利な機能ではないでしょうか。
シーリングライトを設置する方法
シーリングライトの取り付け方は、とても簡単で工具も必要ありません。以下に手順を紹介していますので、取り付けの際に確認してみてください。
手順1.シーリングライトに付属しているアダプタ(電源付きの接続器具)をシーリング、またはローゼットに接続しましょう。近年では、アダプタとシーリングライトが一体化しているものもあり、取り付け作業はさらに簡単になります。
手順2.アダプタにコネクタ(シーリング・ローゼット側の接続器具)をしっかり差し込みましょう。
手順3.シーリングライト本体を天井に押し上げる形でアダプタにはめ込みます。このとき、きちんと取り付けられれば、カチャッと音がするのでそれを目安に取り付けてください。
手順4.最後にシーリングライトのカバーを取り付けて完了です。
次項では、シーリングやローゼットがないという方に向けて、プロに依頼する流れを解説していきます。
プロに依頼したほうがよいケース
シーリングライトの数を増やしたいときや配線器具の形状が合わなかったときは電気工事のプロに依頼することをおすすめします。プロであれば、シーリングライトの数を増やしたり、対応できる配線器具を取り付けたりすることが可能です。
また、電気工事は、火災や漏電などリスクをともなう作業です。無資格で作業をおこなうことは、法律で禁止されていますので絶対にやめましょう。
ちなみに弊社では、電気工事業者を紹介するサービスをおこなっています。お電話での受付は24時間365日可能ですので、お気軽にご相談ください。LEDのシーリングライトを使って、お部屋を自分好みに照らしてみてはいかがでしょうか。業者に依頼することで、すぐに明るい照明を使えるようになりますよ。
まとめ
シーリングライトとは、天井に直接取り付ける照明器具です。このシーリングライトを選ぶ際は、明るさや色味だけでなく配線器具の形状に気をつけておく必要があります。シーリングやローゼットの形状と合わなければ、せっかくシーリングライトを購入したのに設置できなかったということになりかねないからです。
また、シーリングライトには便利な機能も多く、生活する中で役立つシーンはとても多いでしょう。たとえば、好みの色調や明るさに調節したり、自動で消灯・点灯をしてくれたりもします。気分に合わせて照明の雰囲気を変えてみるのもいいでしょう。
このように、便利なシーリングライトですが、接続できなければその利便性を楽しむことはできません。そんなときは、一度プロに相談してみることをおすすめします。プロであれば、すぐに問題を解決してくれるでしょう。ぜひ、ご自宅のお部屋を明るく照らしてくれる、そんなシーリングライトを設置してみてはいかがでしょうか。
1台のテレビアンテナでも、分配器を使えば簡単に複数のテレビで放送を視聴できるようになります。分配器は、アンテナが受信した電波を複数の回路に分ける機器です。分配器はケーブルでテレビ端子とつなぐだけで使えるので、自分で簡単に取り付けることができます。
この記事では分配器の役割と使い方、名前が似ている分波器や分岐器との違い、分配器を使う以外に複数のテレビを見る方法についても解説します。新しくテレビを増やす際には、こちらを参考にしてください。
アンテナに分配器を取り付けてテレビを増設しよう!
部屋にテレビを設置するときには、部屋にあるテレビコンセントと、テレビについているアンテナ入力端子をアンテナケーブルで接続するのが基本的な方法です。テレビコンセントについている端子がひとつであれば、当然そこにはひとつのテレビしか接続できません。
もしも別の部屋にもうひとつテレビを設置したいと思ったら、そのテレビに接続するためのアンテナとテレビコンセントをもうひとつ用意しなければいけないことになります。しかし、1台のテレビに対して1台のアンテナを設置するのは大変なので、そんなときには分配器を使いましょう。
分配器は、アンテナが受信した電波を複数のテレビに均等に振り分けることができる機器です。分配器には、3つ以上の端子がついていて、ひとつをテレビコンセントに接続し、ほかの端子をテレビに接続します。そうすることで電気の延長コードのように、ひとつのテレビコンセントに複数のテレビを接続できるのです。
1台のアンテナでも分配器を使えば、複数のテレビで同じ放送を視聴することができます。ここでは、分配器を使ってテレビの設置台数を増やす方法を解説します。
分配器の種類に注意しよう
分配器には、おもに全端子電流通過型と1端子電流通過型があります。地上デジタル放送だけを視聴するのであれば、1端子電流通過型でも問題なく使用できます。ただし、BSなどの衛星放送を複数のテレビで視聴するのなら、全端子電流通過型の分配器がよいでしょう。
地上デジタル放送を受信するアンテナには電源は不要ですが、衛星放送のアンテナはテレビからアンテナへ電気を供給する必要があります。テレビからの電気の供給を、メインのひとつのテレビからしかできないのが1端子電流通過型、接続したどのテレビからでも供給できるのが全端子電流通過型です。
衛星放送を複数のテレビで見るために1端子電流通過型の分配器を使った場合、メインのテレビの電源を切るともうひとつのテレビの電源をつけてもアンテナに電気が供給されず、放送を見ることができません。そのため、それぞれのテレビから電源を供給できる全端子電流通過型の分配器が必要となります。
分配器の取り付けは端子をケーブルでつなぐだけ
分配器を使ってテレビを増設する方法は、それほど難しいものではありません。とくに電気工事などの知識がない人でも、自分でおこなえるでしょう。
・テレビの増設に必要なもの
まず、分配器とアンテナケーブルを用意します。アンテナケーブルはテレビコンセントと分配器をつなぐものが1本、分配器と各テレビをつなぐものが2本の、計3本が少なくとも必要です。
テレビコンセントからテレビまでが離れているときには、さらにアンテナケーブルを追加して延長することも可能です。そのときには追加するアンテナケーブルと、アンテナケーブル同士をつなぐコネクタも用意しましょう。
・分配器とテレビの接続方法
分配器には、「IN」と書かれた端子と、「OUT」と書かれた端子があります。テレビコンテントの端子に取り付けたアンテナケーブルを、分配器の「IN」の端子に接続しましょう。
次に、「OUT」の端子にそれぞれアンテナケーブルを取り付けます。取り付けたアンテナケーブルのもう一方の端を、各テレビのアンテナ入力端子にそれぞれ接続しましょう。
分波器や分岐器と分配器との違い
「分波器」や「分岐器」など、分配器と名前や形の似た周辺機器はたくさんあります。とても紛らわしいですが、その用途はまるで違います。誤って目的と違うものを購入してしまわないよう、それぞれの機能を確認しておきましょう。
分波器
電波の種類などは関係なく、そっくり同じものがふたつできるのが分配器です。それに対して「分波器」は、電波を種類ごとに分けることができます。
地デジとBS/CSを同じテレビコンセントでつないでいるときなどには、それぞれの電波がひとつにまとめてテレビに送られます。そのままではテレビがデータを認識することができませんので、分波器を使って電波をもう一度種類ごとに分けるのです。
分岐器
分配器は受信した電波を均等に半分に振り分けます。それに対して「分岐器」は、電波の一部分だけを取り出すイメージです。
分配器では電波を分けるたびに電波の量が半分ずつ減っていきますが、分岐器は元の電波はあまり減らさずに済みます。そのためより多くのテレビを接続することができ、たくさんのテレビを設置しているような規模の大きな施設などで利用されています。一般家庭で使うことはあまりないでしょう。
混合器(ミキサー)
地デジとBS/CS などの衛星放送は放送の形式が違うので、アンテナも別のものが必要です。しかし、アンテナから室内のテレビコンセントをつなぐ配線は1つしかないことがよくあります。
そのときには、「混合器(ミキサー)」を使って種類の違う電波をひとつにまとめるのです。まとめた電波はテレビにつなぐ前に、分波器を使って再び種類ごとに分けます。
増幅器(ブースター)
「増幅器(ブースター)」は、受信した電波の量を増やす機器です。電波が弱い地域などで使われます。分配器は電波を分けることができますが、その分それぞれの電波の量は減ってしまいます。そのため、分配器を使ってテレビを増設したことによって増幅器も取り付けなければならない場合もあるのです。
ここで紹介したような周辺機器は、自宅の電波環境、アンテナやテレビの設置位置、台数などによって複合的に必要になることがあります。「結局なにが必要なのかよくわからない」というときには、電気工事業者に相談してみるのもよいでしょう。業者なら自宅の環境を確認したうえで、適切な機器を選んでくれます。
弊社では、電気工事業者を無料でご紹介しています。全国に加盟店がありますので、お近くの業者をすぐにご紹介できます。テレビの増設や設置の方法がわからないときには、ぜひお気軽にご相談ください。
テレビコンセントの増設もおすすめ
テレビを増設するには分配器を使う方法のほか、テレビを設置する部屋にテレビコンセントを新たに増設してしまう方法もあります。分配器を取り付けるのに比べると手間や費用がかかりますが、その分メリットもあるのでご紹介します。
テレビコンセント増設で配線がスッキリ!
分配器を使ってテレビを増設する場合、テレビコンセントとテレビをアンテナケーブルで接続しなければなりません。テレビコンセントのない部屋にテレビを設置したいというときには、テレビコンセントのある部屋からテレビを置く部屋まで、ケーブルが通ることになります。
部屋同士が離れていたときにはとてもたくさんのケーブルが必要ですし、室内を通るので見栄えが悪くもなります。途中にドアがあれば開け閉めもしづらくなるでしょう。そのような不便を考えるとケーブルは壁のなかを通して、テレビを置く部屋にテレビコンセントを取り付けるのが便利でスマートな方法です。
テレビコンセント増設工事は業者に依頼しよう
壁のなかに配線を通して、壁に穴を開けてコンセントを設置するといった工事は、素人ではできません。壁内の電気配線に手を加える作業には電気工事士の資格が必要になることがあるほか、感電などの事故のおそれもあります。必ず電気工事業者に依頼しましょう。
業者にテレビコンセント増設の工事を依頼した場合の費用相場は、1万円~2万円程度です。分配器を使ってDIYで増設するのに比べると費用は高くなることが多いですが、そのぶん確実に施工ができ、配線がスッキリするので見た目もよくなることでしょう。また、施工に対して保証を用意している業者なら、万が一不具合があったときにも安心です。
弊社では、テレビの設置やコンセントの増設に対応できる電気工事業者を無料でご紹介しています。ご希望にお応えできるお近くの業者が現場までうかがい、無料で見積りをご提案します。24時間365日ご相談を受け付けていますので、お気軽にご要望をお聞かせください。
BSやCSの視聴を検討している方は、自分が見たい番組を放送しているかどうかをよく確認したうえで検討しましょう。視聴するには初期費用はもちろん、チャンネルによっては有料放送となるからです。
この記事ではBS放送とCS放送の違いや仕組みについてご紹介するとともに、視聴方法についても解説していくので、参考にしてみてください。
BSとCSは衛星放送
テレビの放送でもっとも一般的なのは地上波放送です。この地上波放送は、地上に建てられた基地局から電波を発信しているため、地上波放送と呼ばれています。一方、BS放送とCS放送は人工衛星を用いて電波を発信しています。そのため、衛星放送と呼ばれているのです。
衛星放送の仕組みは、まずアップリンクといって地上から人工衛星に向けて電波を送ります。そしてダウンリンクといって、人口衛星から地上に向けて電波を送り返します。この送り返された電波を、各家庭で受信することによって視聴ができるようになっているのです。
地上波放送は地形によって山などが電波を遮ってしまったり、基地局からの距離が遠いと電波の受信が弱くなってしまったりします。しかし、衛星放送はそれらの問題を克服した放送ともいえます。
BSとCSの違い
では、ともに衛星放送であるBS放送とCS放送は、どこが違うのでしょうか。BSもCSも略された呼び方で、正式には「Broadcasting Satellite」と「Communications Satellite」といいます。
それぞれ日本語にするとBSは放送衛星、CSが通信衛星となります。この名からわかるとおり、BSは初めからテレビを放送することを目的とした衛星ということです。一方、CSはもともと通信を目的とした衛星であり、最初はテレビの放送には使われていませんでした。
CSが運用され始めた当初は、使用できるのは企業などに限られ、一般家庭では利用できませんでした。しかし、1989年に放送法が改正されたことにより、一般家庭に向けてテレビ放送ができるようになったのです。
このように、使われている人工衛星が違うBS放送とCS放送ですが、違いはそれだけではありません。
番組について
BS放送とCS放送では、放送されているチャンネルも違います。BS放送は高画質ハイビジョン番組が中心であることが特徴です。CS放送は、チャンネル数が多く、内容も専門性が高い番組が多くなっています。
料金について
BS放送は基本的に受信設備を整える初期費用のみで、あとは無料となっています。ただ、一部のチャンネルでは有料の契約が必要になるものもあります。
CS放送は有料放送となっており、スカパーとの契約が必要です。なぜスカパーと契約しなければならないのかというと、日本でCS放送をおこなっている会社はスカパーのみだからです。
BSとCSの視聴方法4つ
BS放送とCS放送は次の4つの方法で視聴することができます。
アンテナ設置
もっとも一般的な方法はアンテナを設置することです。BS放送対応のアンテナ・CS放送対応のアンテナ・BS放送CS放送どちらにも対応したアンテナが販売されています。アンテナを設置するだけなので、アンテナの購入費と設置費用だけで済みます。
ただ、すぐ近くに高い建物などの障害物があり電波が遮られてしまう場合は、テレビが映らないこともあるようです。また、建物によってはアンテナを設置できる場所がなかったり、外観を損ねてしまったりするのが気になる人もいるでしょう。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビ局から回線をひき、電波を受信する方法です。そのため、有線放送とも呼ばれています。
ケーブルテレビ局によって、視聴できるチャンネルが異なります。また、地域や建物によっては回線がひけないこともあるようです。ケーブルテレビ局と契約することになるので、料金もかかってしまいます。
フレッツ光
電話回線やインターネット回線を提供しているフレッツ光と契約することで、電波を受信できるようにする方法です。
IP放送
テレビとインターネットを直接つないで視聴する方法です。インターネットプロトコルを利用してつなぐことからIP放送といいます。
番組表に左右されずに、好きなときに好きな番組を見ることができるのが特徴です。ネットにつなぐことができれば、テレビだけでなく、スマホやパソコンでも視聴可能です。
BS放送やCS放送を視聴したいけど、どのような方法がよいのか迷っているお客様は、弊社までご相談ください。弊社の電話相談窓口は24時間365日対応可能なので、いつでもご連絡お待ちしております。
まとめ
BS放送とCS放送は人工衛星を使った、衛星放送です。BS放送とCS放送では使われている人工衛星が異なりますし、放送されている番組や視聴料金にも違いがあります。BS放送やCS放送を視聴するには対応するアンテナを設置するほか、ケーブルテレビ・フレッツ光・IP放送との契約で視聴することができるようになります。
視聴方法にはそれぞれメリットもありますが、かかってくる料金も違います。見たい番組と視聴方法をよく検討したうえで、自分に合った方法でBS放送やCS放送を楽しみましょう。
【記載情報はコンテンツ作成時の情報です】
業者とのやり取りや自分で業者を探す手間を省きたいという人は、エアコン工事費込みでの購入をおすすめします。なぜなら、家電販売店では指定の業者はあらかじめ決まっており、何か問題が起きたとしても家電販売店が仲介にはいることで、直接業者とやりとりすることはないからです。
当記事では、工事費込みのエアコンを購入する場合とエアコン本体のみを購入する場合の違いを解説していきます。当記事を読むことで自分の納得のいくエアコン設置を叶えてください。
工事費込みエアコンとエアコン本体のみの料金を比較してみよう
工事費込みのエアコンの料金には、工事業者を手配する仲介料も含まれています。一方、本体のみのエアコンを購入する場合は、自分でエアコン取り付け工事の手配をする必要があるため、仲介コストがかかりません。そのため、一般的な工事の場合は本体のみの購入のほうが安くなることが多いです。
実際に販売されているエアコンを例に、工事費込みのエアコンと、工事費別のエアコン本体のみと工事費の費用相場の合計の値段を比較してどちらが安いのか比較してみました。
A社の6畳用のエアコンの場合
・エアコン(工事費込み) 約6万円
・エアコン本体+工事費 約4.5万円+約1~1.5万円=約5.5~6万円
B社の10畳用のエアコンの場合
・エアコン(工事費込み) 約9.7万円
・エアコン本体+工事費 約6万円+約1.5~2万円=約7.5~8万円
エアコンの種類が変わると工事費が多少異なりますが、工事費込みのほうが料金の上がりかたが大きいので、エアコンの価格が高額になるほど、工事費込みでないほうがお得になる傾向があります。
しかし、工事内容によっては工事費込みのエアコンのほうが安くなる場合もあります。次の章で詳しく解説していきます。
工事費込みエアコンと工事費別エアコンのメリット・デメリット
工事費込みのエアコンと工事費別のエアコンにはそれぞれメリットとデメリットがあります。費用に関しても、一概にどちらが安いとも言い切れません。どんな人がどちらの方法でエアコンを取り付けるのがよいのかを詳しく解説していきます。自分に合った方法でエアコンを購入・取り付けをおこないましょう。
工事費込みエアコン
・メリット
工事費込みのエアコンは販売店が工事業者を依頼してくれるので、エアコンの取り付け業者を探す手間がはぶけることがいちばんのメリットでしょう。工事に不具合があったときなど、トラブルの際も販売店が仲介にはいってもらえるので、工事業者と直接やり取りをする必要がありません。
また、エアコンのメーカーや型番の指定不可という条件で安く購入できるプランなどがありますので、特にこだわりがなく、エアコンを簡単に安く購入したいという方には工事費込みのエアコンをおすすめします。
・デメリット
デメリットとしては、取り付け業者の仲介料まで料金に含まれているので、場合によっては自分で業者を依頼するより割高になってしまうことです。しかし、一概に工事費込みのほうが高いとも言い切れません。
エアコンの取り付けの際にオプションの工事が必要な人にとってはお得になる可能性が高いです。なぜなら、業者にエアコンの取り付けを依頼すると、工事内容によって細かく料金が変わってきますが、工事費込みのエアコンは基本的に料金が一律なことが多いからです。室外機の取り付け位置や工事内容によって追加料金がかかることもあるので、契約前に確認しておくとよいでしょう。
工事費別エアコン
・メリット
エアコンを購入して、自分で業者を手配して取り付ける場合、業者への仲介料の分、費用をおさえることが可能です。また、工事費込みのエアコン以上に自由にエアコンの種類を選ぶことができるので、型落ちのエアコンをインターネットなどで安く手に入れることなどもできます。
・デメリット
デメリットとしては、業者選びの手間がかかることです。業者によってエアコンの取り付けの料金は異なりますので、よい業者を選ばないと、高くついてしまったり、安くても工事の質が悪かったりするおそれがあります。
また、エアコンの取り付け料金は、壁への穴開け工事が必要だったり、配管や配線作業が複雑だったりする場合に費用が余分にかかってくるので、トータルの料金が工事費込みのエアコンより高くなることがあります。
基本の工事だけでエアコンが取り付けられそうな方や、エアコンの初期費用を少しでも抑えたいという方は工事費別のエアコンを購入するとよいでしょう。
エアコン取り付け工事はプロに任せよう!【依頼先】
エアコンの工事費込みではなく、本体のみを購入して取り付ける場合、工事業者を自分で手配する必要があります。DIYでエアコンの取り付けをする方法もありますが、専門的な道具がたくさん必要だったり、作業がむずかしかったりするためおすすめできません。エアコンの取り付けは業者に依頼しましょう。
エアコン取り付け工事の依頼先
エアコンの取り付けはインターネットなどで業者を検索して見つけることができます。家電量販店でも取り付けをおこなっていますが、仲介料がかかって比較的高額だったり、工事を外注しているため作業の質にばらつきがあったりするおそれがあります。
弊社ではエアコンの取り付けをお得におこないたいという方へむけて、おすすめの業者をご紹介させていただいております。「近くの業者を紹介してほしい」「安いけれど優良業者を探したい」という方はぜひご連絡ください。