コンセント増設はDIYでなく有資格の業者へ!工事方法・費用・場所
コンセントの増設はDIYではなく、業者に依頼するのが一般的です。業者に増設工事を依頼する際には、どのようにコンセントを増設するか具体的に考えておくとよいでしょう。
コンセントの増設方法は何種類かあり、それぞれ費用が異なります。そのため、増設方法の特徴や費用について理解し、自分なりに考えておくことで、より納得のいく形で工事を依頼できます。また、基礎的な知識があれば、業者との打ち合わせがスムーズに進むでしょう。
コンセントを増設する予定の方は、この記事でご紹介する情報を参考に増設工事について具体的に考えてから、業者に相談してみましょう。
※「電気工事士法」により、コンセントの増設工事には電気工事士の資格が必要です。無資格での電気工事には罰則が定められているため、資格をお持ちではない方はDIYでおこなわないようにしましょう。
目次
コンセント増設はDIYでなく業者へ依頼!費用を左右するのは増設方法
冒頭でもふれたように、コンセントの増設は配線にふれる危険な作業で、専門的な知識や技術を持つ電気工事士がおこなうことになっています。電気工事士の資格を持っていない場合、コンセントの増設工事はDIYでなく、業者に工事を依頼しましょう。
コンセントの増設方法は2種類にわけられ、どちらの方法で工事するかによって料金が変わってきます。それぞれの増設方法についてみていきましょう。
【方法1】新しい場所にコンセントをつくる
コンセントがない場所に新しくコンセントを増設する方法では、新しいコンセントの配線が必要となります。配線を確保する手段は2つあり、近くのコンセントの配線を分岐させるか、新しい配線を分電盤から引くかです。
増設するコンセントで使う家電製品の消費電力が大きくない場合、一般的に、近くのコンセントの配線を分岐させます。しかし、IHコンロやエアコンのように消費電力が大きい家電製品を使う場合、ブレーカーが落ちないよう、新しい配線を分電盤から引くことが多いです。
【方法2】コンセントの差し込み口を増やす
この方法では、新しいコンセントを設置するのではなく、いまあるコンセントの差し込み口を増やします。
この方法は、新しい場所にコンセントをつくる方法に比べて、簡単な工事ですみます。そのため、いまあるコンセントの場所が不便ではなく、消費電力が大きい家電のための増設でない方は、こちらの方法がお手軽といえるためぜひ参考にしてみてください。
隠蔽型か露出型も重要なポイント
新しい場所にコンセントを増設する方法では、増設するコンセントの配線をどう通すかも重要なポイントです。
配線を壁や天井の内側に通す「隠蔽(いんぺい)型」は、配線が見えず、コンセントボックスが壁に埋め込まれているため、見た目がよいです。しかし、増設できる場所にはいくつか条件があるため、場合によっては隠蔽型にできないこともあります。
いっぽう、配線を壁や天井の外側に通す「露出型」は、配線が見えたり、コンセントボックスが壁や天井から飛び出たりしているため、見た目が気になる方も多いでしょう。
また、隠蔽型か露出型かは、見た目だけでなく工事料金にも影響するポイントです。隠蔽型は壁や天井に穴をあける作業があるため、露出型に比べて料金が高くなる傾向があります。
増設工事にかかる料金の相場
新しい場所にコンセントを増設する方法の場合、ほかのコンセントの配線を分岐させれば、工事料金は1万2千円~2万円程度が相場です。分電盤から新しい配線を引く場合は、相場は1万5千円~2万5千円程度となります。
いっぽう、いまあるコンセントの差し込み口を増やす工事では、5千円~1万円程度が相場です。しかし、工事料金は作業内容や配線を通す距離などによって変動します。実際の料金を知るには、業者に現地見積りをとってもらいましょう。
業者に工事を依頼する前に確認・考えておきたいポイント
コンセントの増設工事をDIYでなく業者に依頼する前には、工事方法以外にも、確認したり考えておいたりしたほうがよいポイントがあります。ここからご紹介するポイントは、業者に相談する際にもふれることが多い内容です。業者との話し合いをスムーズに進めるために、あらかじめ確認したり考えたりしておきましょう。
【1】分電盤の空き容量を確認
コンセント増設のために新しい配線を分電盤から引く場合、分電盤に使用していない分岐ブレーカー(小ブレーカー)があることが条件となります。分岐ブレーカーは、それぞれ「キッチン」「リビング」などのように割り当てされていることが多いです。割り当てされていない空きの分岐ブレーカーがあるかを確認してみてください。
【2】増設する場所
新しい場所にコンセントを増設する場合、設置する場所についても考えておきましょう。場所を選ぶ際には、家電製品が使いやすい場所を選ぶことが大切です。
たとえば、キッチンではカウンター上で家電製品を使うことが多いため、カウンターの壁にコンセントを増設すると便利です。充電式の掃除機やアイロンの場合は、収納棚の壁にコンセントを増設すると、充電しながら収納できるようになります。
また、増設場所を決める際には、コンセントの設置が難しい場所があることも覚えておきましょう。設置が難しい場所とは、洗い場やガスコンロに近い場所です。その理由は、コンセントに水滴が飛んでショートしたり、コンロでの調理中に出た水蒸気でコンセントがぬれて感電してしまったりする危険があるためです。
コンセントの増設場所を決める際には、便利さと同時に、安全性についても考えるようにしましょう。
【3】コンセントの種類
コンセントにはいくつか種類があります。増設する場所や、増設したコンセントで使う予定の家電製品について考え、コンセントの種類を選んでみてはいかがでしょうか。
・200V用コンセント
普通のコンセントは100V用ですが、エアコンのように消費電量が大きいものには、200V用のコンセントが必要になる場合が多いです。200V用コンセントを増設する場合、工事では分電盤から専用の配線を引くことになります。
・アース付きコンセント
コンセントの差し込み口の下に、アース線の接続箇所があるものです。エアコン、電子レンジ、洗濯機などのようにアース線の接続が必要な家電製品には、この種類を選択しましょう。
・USB端子付きコンセント
スマートフォンや卓上加湿器などのように、USBケーブルを使って充電するアイテムは増えています。このようなアイテムを使うことが多い方は、コンセントにUSB端子の差し込み口があると便利でしょう。
・防水コンセント
屋外にコンセントを増設する際には、雨水やホコリなどが入りにくい防水コンセントが安全です。
業者との打ち合わせで詳細を決めていこう
ここまで、コンセントの増設工事を業者に相談する前に考えておきたいポイントをお伝えしてきました。自分である程度のイメージができたら、業者の説明や提案を参考にしながら詳細を決めていきましょう。
ご自宅の近くの業者を探す方法・依頼前に確認しておくこと
コンセントの増設工事をDIYできない方は、ご自宅の近くの電気工事業者を探して工事を依頼しましょう。お近くの業者は、チラシやタウンページなどで探せます。また、インターネットも業者を探すのに便利です。インターネットでは、電気工事業者のサイト以外にも、弊社のような業者紹介サービスのサイトもみられます。
工事を依頼する前に確認しておくポイント
一般的に、業者に工事の相談をする際にはまず、現地で事前見積りをとります。その際に、見積りの内訳を確認し、不明な点があれば説明を求めるようにしましょう。
業者のなかには、見積りの内訳を説明せず、お客様がよく理解できていないまま高額な料金を請求するところもあるようです。見積りをとる際には、料金だけでなく内訳も確認し、納得してから作業を依頼するようにしてください。
弊社のサービスの特徴
弊社は、お客様にあった電気工事業者をご紹介するサービスを提供しています。ご相談はお電話で受け付けており、コールセンターでは24時間お客様のお電話をお待ちしておりますので気軽にご連絡ください。
お電話をいただいたら、お客様のご都合にあわせて、弊社のサービスに加盟している業者がご自宅にうかがいます。事前見積りの提示や工事についての説明をし、お客様がご納得いただいたら工事のご依頼となります。工事のご依頼までは基本的に無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
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