テレビのアンテナの種類|BS/CSと地デジ放送のアンテナは異なる
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テレビのアンテナの設置を検討している場合は、アンテナ選びに気をつけましょう。
テレビのアンテナにはいくつかの種類があり、種類ごとに受信できる番組や電波の受信性能が大きく異なります。そのため、見たい番組やアンテナを設置する環境に合わせたアンテナを選ぶ必要があるのです。
このコラムでは、テレビアンテナの種類や特徴について解説していきます。「どのアンテナを設置すればいいかで悩んでいる」という方は参考にしてみてください。
テレビアンテナの種類と特徴を知っておこう
テレビのアンテナは大きく分けると「地デジ放送の電波を受信できるもの」と「衛星放送の電波を受信できるもの」の二種類があります。そして、この二種類のアンテナの中にもいくつかの種類があるのです。
ここでは、テレビアンテナの種類と特徴を解説していきます。アンテナの種類によって見られる番組や電波の受信性能が異なるため、この解説を参考にしつつ設置するアンテナを選んでみてください。
地デジ放送のアンテナ
![地デジ放送のアンテナ](https://denkikoji-otasuketai.com/wp-content/uploads/2020/03/28b9a6395ad602a309b4d1b91bbd6115_s-1-e1585022208726.jpg)
地デジ放送を見られるアンテナは「八木式アンテナ」「デザイン/フラット/平面アンテナ」「室内アンテナ」の三種類です。
・八木式アンテナ
電波の受信性能がとても高く、電波の弱い地域でも利用できるアンテナです。その反面、魚の骨のような無骨な見た目はあまり評判がよくなく、家の外観を損ねると考える方も一定数います。また、基本的に屋根上に設置する関係上、強風の影響を受けやすく台風に弱い点もデメリットです。
・デザイン/フラット/平面アンテナ
スリムでシンプルな見た目をしているため、設置しても景観を損ねにくい点が人気のアンテナです。また、八木式アンテナと異なって壁に設置することもできるため、強風で壊れにくい点も強みです。しかし、電波の受信性能面は劣るため、電波の弱い地域や周りに障害物の多い地域では動作が不安定になりやすかったり、そもそも設置できなかったりすることがあります。また、八木式アンテナに比べると、若干価格が高いです。
・室内アンテナ
無線LANのように小型で、名前のとおり室内に設置できるアンテナです。アンテナ工事が不要なため、費用面でも労力面でもお手軽に設置できるのが最大の強みです。しかし、アンテナ本体の電波の受信性能が低い上に、設置場所が元々電波の弱くなりやすい屋内である関係上、周囲の電波状況によっては一切使えないことも珍しくありません。
衛星放送のアンテナ
衛星放送を見られるアンテナは「BSアンテナ」「CSアンテナ」の二種類です。
・BSアンテナ/CSアンテナ
BS/CSアンテナは、BS/CS放送を受信するためのアンテナです。それぞれ見た目に大差はありませんが、受信できる番組が大きく異なるためアンテナ選びの際は注意しましょう。見たい番組がBSで放映されているならBSアンテナを、CSで放映されているならCSアンテナを選んでください。また、BS/CS双方の番組を視聴したい場合は、BS/CS両対応のアンテナを選ぶことをおすすめします。
アンテナ以外にも必要なものがある!
地デジ放送やBS/CS放送を視聴するためには、アンテナを設置しただけでは見ることができません。ここでは、地デジ放送やBS/CS放送を視聴するために必要なものについて解説していきます。
必須のもの
![必須のもの](https://denkikoji-otasuketai.com/wp-content/uploads/2020/03/6e8b23dddbc829eb82f71ae50864cd6f_s-e1585022277894.jpg)
・アンテナケーブル
アンテナで受信した電波を、テレビまたはチューナーまで送信するために必須です。
・テレビ
アンテナで受信した電波を映像として視聴するために必須です。後述するチューナーが内蔵されているタイプとそうでないタイプがあるため、新しく用意する場合は注意しましょう。
・B-CASカード
地デジ放送やBS/CS放送の電波は暗号化されており、そのままの状態では電波を受信できても映像として視聴することができません。B-CASカードは、その暗号化された映像をテレビで視聴できるようにするために必須のカードです。
テレビやチューナーなどを新規で購入した場合は、基本的にセットで付属しています。しかし、中古品の場合は基本的に付属していないため、発行の手続きをおこなう必要があります。
場合によって必要なもの
・チューナー/チューナー内蔵レコーダー
地上デジ放送やBS/CS放送を視聴するのに必須の機器です。しかし、近年のテレビにはチューナーが内蔵されているものも多く、その場合は不要になります。
・増幅器
アンテナの電波受信性能を増幅してくれる機器です。電波が弱い地域でアンテナを設置する場合に必要になることがあります。
・混合器+分波器
混合器は複数台のアンテナの電波をひとつにまとめることにより、アンテナケーブルの配線を少なく済ませられる機器です。分波器は、混合器で混線状態になった電波を正常な状態に分配し、番組を視聴できるようにするための機器です。
これらは「地デジ用アンテナと衛星放送用のアンテナの両方を設置している」かつ「ひとつのテレビで、地デジ放送とBS/CS放送の両方を視聴できるようにする」場合に必要になります。
・分配器
分配器は、ひとつの電波を複数に分けることができる機器です。二台以上のテレビで地デジ放送やBS/CS放送を視聴したい場合に必要です。
・視聴契約
一部のBS放送の番組とCS放送は、視聴契約を結ばないと見ることができません。そのため、見たい番組があったらそのチャンネルを契約しましょう。地デジ放送を見るだけであれば、契約は一切不要です。
アンテナの設置は業者に依頼しましょう
![アンテナの設置は業者に依頼しましょう](https://denkikoji-otasuketai.com/wp-content/uploads/2020/03/05a7ad98f51d4cebfb978d221893875f_s-e1585022334835.jpg)
地デジやBS/CSアンテナは、自分で購入して設置することもできます。しかし、自分でアンテナの設置をするのはあまりおすすめしません。
ここまでで解説したとおり、テレビアンテナは種類が豊富で、それぞれ見られる番組や電波の受信性能が大きく異なります。そのため、アンテナ選びを間違えると希望どおりの番組が見られなかったリ、電波をうまく受信できなかったりするおそれがあるのです。
また、アンテナはただ設置すればよいわけではなく、設置位置や方角をしっかり考える必要があります。万が一、適当にアンテナを設置してしまうと、テレビの視聴中にノイズが発生したり、番組を受信できなかったりするおそれがあります。
このことから、アンテナの設置は業者に依頼することをおすすめします。アンテナ設置のプロをお探しの際は、今すぐ弊社の相談窓口へお電話ください!
まとめ
テレビのアンテナにはさまざまな種類があり、見たい番組や周辺の電波状況に合わせたアンテナ選びをおこなう必要がります。また、地デジ放送やBS/CS放送は、アンテナを設置しただけでは見られないため注意しましょう。
アンテナの設置は自分でおこなうこともできますが、アンテナ選びやアンテナ設置に失敗するリスクを考えると業者に依頼することをおすすめします。
弊社では、アンテナの設置業者をご紹介しています。「アンテナの種類が多すぎて分からない」「どのアンテナを設置すればよいのか分からない」「地デジ・BS/CS放送を見るために何が必要なのか分からない」という方は、一度相談してみてください。
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