天井にシーリングを取り付けて照明器具を導入!工事費用・注意点とは
シーリングの取り付けは電気工事士の資格が必要な作業であるため、業者に依頼するのが一般的です。業者に依頼する際には、取り付けるシーリングの種類や、取り付け場所を決めておきましょう。
シーリングの種類を決めておくのは、種類によって取り付けられる照明器具の重さが異なるからです。また、シーリングがあっても照明器具を取り付けられない場所があるので、シーリングの取り付け場所はよく考えて決める必要があります。
この記事を参考に、シーリングの種類や取り付け場所について考え、業者に取り付け作業を依頼してみましょう。
目次
引掛けシーリングの取り付け作業は電気工事業者に依頼しよう!
引掛けシーリングの取り付け作業では、シーリング用の配線をほかの配線から分岐させて確保したり、確保した配線をシーリングに差し込んだりします。このような作業は、電気工事士の資格も持つ方でないとできません。電気工事士の資格を持っていない方は、業者に作業を依頼しましょう。
取り付け工事のながれ
引掛けシーリングの取り付け工事のながれは、まず確保した配線の絶縁被覆をむき、シーリングの差し込み穴に通します。そして、留め具を使ってシーリングを天井に取り付けてください。また、工事中は安全のためにその部屋のブレーカーを落とすため、ほかの電気機器を使えないことがあります。
引掛けシーリングの取り付け工事のながれを簡単にご紹介しましたが、詳しい内容は、業者に相談する際に説明をうけるようにしてください。
取り付け工事の料金相場
引掛けシーリングの取り付け工事の料金は、部品代と作業料などをあわせて、5,000円から8,000円程度が相場といわれています。業者のなかにはこの相場金額より安い料金を提示しているところもありますが、なかには、部品代が含まれていないケースもあります。
業者のホームページで料金を調べたり問い合わせしたりする際には、部品代が含まれているか、そのほかの料金が発生しないかなど確認するようにしましょう。また、工事内容によっては相場より高額になることもあるため、実際の料金を把握するには、ご自宅で見積りをとることをおすすめします。
工事を依頼する業者の探しかた
お近くの業者を探すには、新聞の折り込み広告やタウンページなどを利用してみてはいかがでしょうか。または、インターネットで電気工事とお住まいの地域名で検索してお近くの業者を探してみるのもよいでしょう。ほかにも、お客様にあった業者をご紹介できる、弊社のサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
弊社のサービスは、全国の加盟業者のなかから、お客様のお近くの業者をご紹介いたします。ご連絡をいただいたら、お客様のご都合にあわせて業者スタッフがご自宅にうかがい、工事内容や料金についてご説明してご納得いただいたら作業を承ります。ご納得いただけない場合はキャンセルできるので、ぜひお気軽にご相談ください。
引掛けシーリングには種類がある!特徴を理解して選ぼう
引掛けシーリングにはいくつか種類があります。種類によっては重い照明器具を取り付けられないものや、洋室ではなく和室向きのものもあります。そのため、それぞれの特徴を理解し、部屋や照明器具にあった種類のシーリングを選びましょう。
また、すでに照明器具を購入している方は、その説明書を確認する必要があります。説明書に記載されている、取り付け可能な引掛けシーリングの種類を確認して、引掛けシーリングを選ぶようにしてください。
引掛けシーリングの種類・ローゼットとの違い
よくみられる引掛けシーリングは、以下の5種類です。なかには「ローゼット」という名前がついているものもありますが、シーリングと同じ役割をします。じつは、両方とも「引掛シーリングローゼット」と呼ばれるもので、とくに区別されているわけではありません。
しかし、一般的に、照明器具を取り付けるための金属のネジ穴がふたつついていて、取り付けられる照明器具の重さが5kg以上のものがローゼットと呼ばれています。
・角型引掛けシーリング
厚みのあるシーリングで、天井に竿(さお)が張られている和室によく採用されています。
・丸型引掛けシーリング
角型引掛けシーリングと同様に和室に採用されることが多いですが、形が違います。
・丸型フル引掛けシーリング
照明器具を取り付ける側の底が広がっている点が特徴です。底が広いことによって、丸型引掛けシーリングに比べて、照明器具の重さにより強くなっています。
・フル引掛けローゼット
丸型引掛けシーリングや丸型フル引掛けシーリングと形は似ています。しかし、金属のネジ穴がついており、シーリングよりさらに重い照明器具を取り付けることができるのです。
・引掛け埋込みローゼット
引掛け埋込みローゼットはフル引掛けローゼットと同じように、基本的に5kg以上の照明器具を取り付けられます。また、フル引掛けローゼットより厚みが薄いことが特徴です。
取り付け場所を決める際の注意点
引掛けシーリングの取り付け場所によっては、照明器具が取り付けられないことがあります。基本的には、安定していて、周囲にでこぼこしたものがない場所を選ぶようにしてください。
また、照明器具の取り付けが難しい場所の例として、斜めの天井、壁、桟(さん)や格子の周囲、船底天井などがあげられます。自分で判断するのが難しい場合は、業者に工事を依頼する際に相談して決めるようにしましょう。
シーリング(コンセント)を取り付けたら照明器具は自分で取り付けできる!
引掛けシーリングは、照明器具のコンセントの役割を果たすものです。そのため、引掛けシーリングの取り付け工事が終わったら、照明器具は基本的に自分で取り付けできます。ここからは、照明器具の選びかたや取り付け方についてみていきましょう。
シーリングの種類にあった照明器具を選ぼう
シーリングライトとして販売されている照明器具は一般的に、さきほどご紹介した5種類の引掛けシーリングに取り付け可能なものが多いです。しかし、中には取り付けできない引掛けシーリングの種類がある商品もみられるので、購入の際に確認するようにしましょう。
照明器具を選ぶ際のポイント
照明器具を選ぶ際にはいくつか大切なポイントがありますが、この記事では4つのポイントをピックアップしてお伝えします。商品を選ぶ際に、ぜひ参考にしてみてください。
・部屋の広さに応じた明るさ
部屋全体に照明器具の光が届くには、部屋の広さに応じた明るさの照明器具を選ぶ必要があります。家電量販店や通販サイトには、何畳向けの商品か記載されていることが多いので、確認するようにしてください。
・光の色
照明器具の光の色は、商品によって異なります。テレビをみたり読書をしたりする部屋には、明るさが強い、白い光がよいでしょう。一方、寝室や浴室のようなリラックスする部屋には、やわらかい雰囲気の、オレンジ色の光が選ばれることが多いです。照明器具を取り付ける部屋での過ごしかたや、好みの光の色を考えながら、商品を選んでみましょう。
・LED照明か普通の照明か
LEDは普通の照明に比べて、寿命が長いことや消費電力が低いというメリットがあります。普通の照明より価格が高い傾向はありますが、長い期間使えば普通の照明よりお得になるので、この機会にLEDに交換してみてはいかがでしょうか。
・デザイン
照明器具は部屋の真ん中に取り付けられるので、部屋の雰囲気に大きな影響をあたえます。理想とする部屋の雰囲気にあったデザインを選ぶのはもちろん、何年使っても飽きないようなデザインかどうかも考えてみましょう。
照明器具の取り付けかた
購入した照明器具の取り付けかたは、付属の取り扱い説明書を参照してください。ここでは、基本的な取り付け方法をご紹介いたします。
まずは、引掛けシーリングにコネクタ部分を差し込んでください。そのあと、カバーを取り付けます。また、商品によっては、引掛けシーリングとコネクタの間にアダプタを取り付けるものもあります。アダプタは基本的に、商品に付属されていることが多いです。取り付けができたら、電源をつけて照明がつくかを確認してください。
ここまでで照明器具の基本的な取り付け方法をご紹介しましたが、自分で取り付けできないときは、業者に依頼することもできます。照明器具の取り付けに対応できるか、お近くの電気工事業者などに相談してみましょう。
電気工事関連記事
- 地上デジタル放送とほかの放送の違いを解説!テレビを快適に見る方法
- キッチンの換気扇・レンジフードの種類と特徴|掃除のコツもご紹介
- 電気スイッチを修理する方法とは?修理にかかる費用や業者選びのコツ
- テレビの同軸ケーブル無線化は違法!?オススメの方法は端子の増設
- テレビアンテナには複数の種類がある!必要性を見極めて設置しよう
- 漏電かも......?原因と調べ方・漏電が発覚したときの対処方法
- テレビ画面にノイズが入る原因とは?アンテナの不具合や接続不良など
- BSアンテナは室内にも設置ができる!自分で設置する方法も解説!
- 片切スイッチと両切スイッチの結線は資格が必要!交換は業者に相談を
- シーリングライトの交換方法をご紹介!蛍光灯からLEDにする魅力も