エアコンのガスを補充する方法!漏れる原因と業者での修理料金を解説

エアコンのガスを補充する方法!漏れる原因と業者での修理料金を解説

エアコンの調子が悪いと思ったときには、まずはガス漏れが原因かどうかを確認しましょう。エアコンには空気を冷やしたり暖めたりするためのガスが充填されていますが、このガスが漏れていると十分な機能を発揮できなくなってしまうのです。ガス漏れには、ガスを補充することで対処できます。

しかし、ほかにも原因があって不具合が起きている場合、ガス補充をしただけではまた不調が起きるでしょう。そのため、まずは原因を突き止めることが大切なのです。原因がわからない場合は、業者にみてもらうのが確実な方法です。

このコラムでは、エアコンのガス漏れを確認する方法や補充の方法、業者の料金について解説します。エアコンの不調でお困りの際には、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンがガス漏れしているか自分で確認してみよう

エアコンの効きが異常に悪くなったという場合、ガス漏れが発生しているおそれがあります。しかしガスは目に見えませんので、本当にガス漏れしているのかどうかわからないということもあるでしょう。そこで、エアコンがガス漏れしているかどうかを自分でチェックする方法をご紹介します。

霜がついていないかチェック

霜がついていないかチェック

室外機に接続されているパイプの根元部分をよく見ると、細いものと太いものの2本に分かれています。エアコンのガス漏れが発生していると、この細いほうのパイプに霜がつくことがあります。

2本のパイプは冷媒管といって、このなかをガスが液体や気体に状態を変えながら循環しています。液体の状態のガスが室内機に入ったときに蒸発し、空気から熱を奪うのがエアコンの仕組みです。しかしガスが不足していると室内機までたどり着くことができなくなります。液体の状態のガスがパイプの部分で蒸発してしまうことで、霜がつくのです。

洗剤を使ってチェック

パイプの接続部分に洗剤をつけることで、ガス漏れをチェックすることができます。室外機に接続されているパイプのナットの周囲に、洗剤をまんべんなくかけてみましょう。ガスが漏れていれば、出てきたガスによって洗剤が泡立ってくるはずです。

ガス漏れしやすいエアコンの特徴

エアコンがガス漏れを起こすのは、劣化や外的な破損、施工不備によるものが多いです。以下のような条件に当てはまる場合は、ガス漏れを起こしやすい要素がそろっていたということになります。心当たりはありませんか?

  • 10年以上使っている
  • 室外機を動かした
  • 素人が取り付けた

エアコンの効きが悪くなる原因はひとつではないこともある

エアコンの不調の原因は、ガス漏れ以外にも原因はいろいろあり、さまざまな原因が複合的に発生しているおそれもあります。そのため、ガス漏れだけを対処すれば直るという保証はないのです。ガス漏れ以外の原因と対処法は、この後の「業者対応が必要な場合も!料金相場を知っておこう」でくわしく解説しますので、参考にしてください。

「ガス漏れなのかはっきりしない」、「原因がわからなくて不安」という場合は、業者に原因を特定してもらうのが確実です。弊社では電気工事業者を無料でご紹介していますので、ぜひご検討ください。

エアコンのガス補充を自分でする方法

原因がガス漏れだと特定できたら、ガスの補充をしましょう。エアコンのガスの補充は、道具をそろえれば自分でおこなうことも可能です。ここでは、DIYでエアコンのガス補充をする方法を解説します。

必要な道具

必要な道具

エアコンのガスを補充するにはガス自体のほか、以下のような特殊な道具が必要です。これらはホームセンターなどで販売されており、一式セットになっているものもあります。レンタルが可能な場合もありますので、1度しか使わないという場合にはおすすめです。

・冷媒ガス
エアコンに充填される用のガスは「冷媒ガス」呼ばれ、ガスボンベに入った状態で販売されています。いろいろな種類がありますので、エアコンの適合を確認しましょう。また、高圧ガスですので、容器やバルブの取り扱いには十分注意が必要です。

・ゲージマニホールド
冷媒管内の圧力を測定する機械です。ガスが充填されているかどうかを確認するのに使用します。

・チャージホース
冷媒管とガスボンベを接続するのに使用します。

・真空ポンプ
冷媒管内の空気や水分を抜く「真空引き」に使用します。

・ドライバー・モンキーレンチ
室外機のカバーやパイプのナットを外すのに使用します。

・はかり
充填したガスの量を計るのに使用します。

ガス補充の手順

ガス補充は、まず「真空引き」をして、「ガスの充填」という工程でおこないます。真空引きは、冷媒管のなかの空気や水分を抜く作業です。これをしっかりおこなわなければ冷媒管のなかで水分が凍り、つまってしまいます。手順を確認して、確実に進めていきましょう。

・真空引き

(1)ゲージマニオールドに2本のチャージホースを接続し、一方の反対側に真空ポンプを接続します。

(2)冷媒管と室外機の接続部分に「サービスポート」という、ガスを注入するためのナットが突き出しています。このサービスポートに、チャージホースを接続しましょう。

(3)冷媒管との接続部分にあるチャージホースのバルブを開きます。

(4)真空ポンプの電源を入れます。

(5)ゲージマニホールドのメーターには、-0.1~0の目盛りがついています。針が-0.1に振り切ったら、15分~20分ほどそのまま放置します。

(6)真空ポンプのバルブを閉め、さらに5分~10分ほど放置します。

(7)ゲージマニホールドのメーターが-0.1MPaのままであれば、チャージホースのバルブを閉め、真空ポンプの電源を切りましょう。

(8)冷媒管との接続部分にあるチャージホースのバルブを閉めます。

・ガスの充填

(1)ガスの適量が室外機の側面などに表示されていますので、確認しておきます。

(2)はかりの上にガスボンベを乗せ、充填する前のガスボンベの重さを確認しておきます。

(3)チャージホースから真空ポンプを外し、代わりに冷媒ガスボンベを接続します。

(4)ガスボンベのバルブを開きます。

(5)は仮の目盛りを確認しながら、適量までガスを充填します。

異常のような手順で、エアコンのガスは補充することが可能です。手順や道具の使い方を誤ると上手く充填ができなかったり故障の原因になったりすることがあります。また、ガスは種類やの扱い方によっては発火や爆発のおそれがありますので、細心の注意が必要です。

DIYに慣れた人でなければ、エアコンのガス補充はプロに任せるのが安全でしょう。また、冷媒管に破損などがあってガスが漏れている場合には、ガスを補充するだけではまた不具合が発生してしまいます。ガス漏れが疑われるときには、一度プロにみてもらったほうが確実でしょう。

弊社では、エアコンのガス補充や修理ができる電気工事業者を無料でご紹介しています。ガス補充が自分ではできそうにないと感じたら、ぜひご相談ください。

業者対応が必要な場合も!料金相場を知っておこう

エアコンの不具合にはいろいろな原因があり、自分で対処できるものもあれば、業者でなければ修理できないものもあります。修理を業者に依頼した場合、どのような作業内容になるのかによって費用が変わってきます。原因別に自分でできる対処方法と、業者に頼んだ場合の費用をみていきましょう。

ガス漏れ

ガス漏れ

接続部分の緩みなどによってガスが漏れただけなら、ガスを補充するだけで対処ができます。ガス補充は自分でもできますが、業者に依頼した場合は10,000円~20,000円程度の費用がかかることが多いです。

部品の故障

冷媒管に亀裂が入ってガスが漏れている場合や、熱交換器など内部の部品に故障があって温度調節ができなくなっているという場合、部品の修理や交換をする必要があります。エアコンの部品は1個あたり5,000円~10,000円ほどです。

そこに業者の作業費が加わりますので、故障箇所によっては100,000円以上になることもあります。あまりに高額になってしまう場合は、買い替えてしまったほうが安く済むでしょう。

ホコリや汚れ

室内機の全面に設置されているエアフィルターにホコリや汚れがたまっていると、エアコンに負荷がかかって機能が低下することがあります。エアフィルターは簡単に掃除ができますので、定期的にお手入れをしましょう。フィルターを掃除して冷暖房の効率がよくなれば、電気代の節約にもなります。

静内器前面のカバーを開けてエアフィルターを取り外し、掃除機や歯ブラシなどで掃除をしましょう。洗剤などを使った場合はよく乾かしてから取り付け、しばらく送風運転をして、しっかり全体を乾燥させることが大切です。

室外機の環境

エアコンの室外機には、ガスが吸収した室内の熱を外へ放出する役割があります。室外機の動きが悪くなっている場合、ガスが室内の熱を十分に吸収できなくなり、冷暖房の効率が悪くなるのです。

室外機の正面や側面の20cm以内には物を置かないようにし、十分な通気を確保しましょう。室外機の上に物を置くのも、室外機内の温度が高くなる原因になります。

また、室外機の側面や背面についている薄い金属板である、アルミフィンの間にホコリや汚れがつまっていると、熱や空気が循環しにくくなります。掃除機や歯ブラシなどでお手入れをしましょう。

エアコンの室内機や室外機の掃除は、業者にしてもらうことも可能です。業者に依頼した場合、10,000円~20,000円程度が料金の相場です。

部屋の広さ

エアコンは機種によって、対応できる部屋の広さが決まっています。引っ越しなどで広さが違う部屋に移設した場合、部屋の広さに対してエアコンのパワーが足りていないということもあります。エアコンの取扱説明書に「〇畳用」などと表示されているはずですので、部屋にあっているか確認してみましょう。

パワーの不足しているエアコンを使っていると、エアコンには常に負荷がかかっている状態です。そのため冷暖房の効きが悪いというだけでなく、エアコンの寿命を早めることにもつながります。

部屋の広さに対してエアコンのパワーが不足している場合、扇風機やサーキュレーターを補助的に使用してエアコンの負荷を多少軽減することができます。また、思い切ってエアコンを買い替えてしまうというのも効率的な方法です。

エアコンの取り換えを業者に依頼した場合、新しいエアコン本体の価格に加え、古いエアコンの取り外し、処分、新しいエアコンの取り付け工事費用がそれぞれかかります。エアコン本体以外の作業費だけでも、15,000円~20,000円程度はかかることが多いです。

エアコン取り替えの費用をできるだけ抑えるには、インターネットなどで安く販売されているエアコンを購入し、電気工事業者に直接取り付けを依頼するのもひとつの方法です。弊社ではエアコンの取り替え、取り付けをはじめ、ガスの補充、修理、クリーニングなどに対応できる電気工事業者を無料でご紹介しています。

調査とお見積りは無料ですので、エアコンのトラブルの原因がわからないという場合にもぜひご相談ください。エアコンをできるだけ安く取り付けたいという際にも、ぜひお気軽にお電話ください。

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