エアコン修理料金相場!メーカーより電気工事業者が費用が安い場合も
エアコンの調子が悪く、「故障したかもしれない」と思ったときには、まず自分でわかる範囲で点検をしてみましょう。ある程度自分で点検することで、修理が必要かどうか判断できる場合があるからです。故障箇所によって修理にかかってくる費用も変わってきますが、点検をして故障箇所を把握しておけば、費用の目安をあらかじめ知ることもできます。
このコラムでは、自分でできるエアコンの点検方法、エアコン修理を業者に頼んだ場合の費用の目安、費用を抑えるポイントを解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
エアコンが故障しているか自分で確かめよう
エアコンが本当に故障しているか、どこが故障しているかの点検は業者に頼んでしてもらうこともできますが、業者の場合は点検だけでも費用がかかることがあります。自分で点検ができればその分の費用を抑えられますし、原因によっては自分で対処できることもあるのです。
まずは自分でできる範囲で、故障しているのか確かめてみましょう。点検する箇所とポイントを解説します。
電源やリモコンの確認
エアコンが動かないときには、落ち着いて電源を確認してみましょう。はじめに確認しておきたい箇所を解説します。
・コンセント
コンセントが抜けていることもあります。とくに増設したエアコンの場合、延長したコードの接続部分が外れているというのもよくあることです。
・ブレーカー
多くの家庭にはエアコン専用のブレーカーがついています。エアコンだけのブレーカーが落ちているという可能性もあるので、プレーカーボックスのなかの「エアコン」などと書かれたスイッチの状態を確認してみましょう。
・リモコン
エアコン本体ではなく、リモコンの故障、あるいは電池切れということもありえます。原因がリモコンにあるのかを確認するには、「応急運転」をしてみましょう。応急運転は、リモコンを使わずに本体のスイッチを直接押して電源を入れる方法です。
室内機のカバーを開けると、応急運転のスイッチがあるはずです。このスイッチを押して電源が入れば、原因はリモコンにあるということになります。応急運転の方法は機種によって異なりますので、取扱説明書を確認しましょう。
室内機の点検
エアコンの故障が疑われる場合には、室内に取り付けられているエアコン本体を点検していきます。点検する箇所をひとつずつみていきましょう。
・エラーコード
電源は入るものの、途中で止まってしまう、動きがおかしいという場合には、エアコンがなにかしらの異常を検知して運転をストップしていることがあります。室内機のパイロットランプやデジタル表示には、異常を知らせるエラーコードが表示されます。
取扱説明書にそれぞれのエラーコードの意味が解説されているはずですので、確認してみましょう。コンセントを抜いて10分ほど待ち、再びコンセントを差して電源を入れるといったん直ることが多いです。通電を遮断することで、設定がリセットされるのです。
ただ、異常の原因を解消しなければ再び止まってしまいますので、まずは原因を突き止めましょう。業者に修理を依頼する場合には、表示されていたエラーコードを伝えると作業がスムーズになります。
・エアフィルター
室内機のカバーを開けたところにあるエアフィルターが目詰まりをしていると、負荷がかかって故障の原因になります。ホコリが溜まっている場合には掃除機で吸い取るか、水洗いをしてきれいにしましょう。
・ドレンホース
運転中に室内機から水漏れしているという場合には、室内機から室外へつながるドレンホースがつまっているおそれがあります。ドレンホースは業者に頼んで洗浄、交換してもらうことができます。
・吹き出し口
室内機の吹き出し口に手を当ててみて、風が出ているか、冷たい風や暖かい風が適切に出ているかを確かめてみましょう。適切に風が出てきていないという場合、風を送り出すファンモーターや熱を循環させるポンプであるコンプレッサーに異常があることが考えられます。この場合も自分で対処することは難しいので、業者にみてもらうのがよいでしょう。
室外機の点検
屋外に設置してある室外機も、室内機と同様に重要なエアコンの一部です。しっかり点検をしておきましょう。
・周辺
室外機の周辺にものが置いてあって風通しが悪いと、熱を効率的に発散できなくなって負荷がかかります。室外機の正面や側面、上面にはものを置かないようにしましょう。
・フィン
室外機の裏面には、薄い金属板が何枚も並んだアルミフィンという部品があります。このフィンに汚れがついて目詰まりしていると、熱交換の効率が悪くなり、故障の原因になるのです。汚れている場合は、掃除機や歯ブラシなどで隙間につまった汚れを取り除きましょう。
・ガス漏れ
エアコンの室外機と室内機をつなぐ冷媒管というホースのなかには、冷媒ガスが充填されています。このガスが循環することで、室内の空気を冷やしているのです。冷媒管の損傷などによって冷媒ガスが漏れてしまうと、空気を冷やせなくなってしまいます。
ガス漏れが疑われる場合には、ホースの接続部分に洗剤を薄めたものをかけてみましょう。ガスが漏れていれば、その部分が泡立ってくるはずです。ガスの補充は自分でも可能ですが、専用の機材が必要ですので、プロに任せたほうが無難でしょう。
自分で点検をしてみても今ひとつどこが悪いのかわからないといった場合には、やはりプロにみてもらうのが確実です。弊社ではエアコン修理ができる電気工事業者をご紹介しています。作業前の調査や見積りを無料で実施していますので、不調の原因がわからない場合にはご利用ください。
CVバナーエアコン修理料金の目安とできるだけ抑える方法
エアコン修理を業者などに依頼するとなると、費用がどれくらいかかるのか気になるところです。一般的な料金相場と、費用をできるだけ抑えるためのポイントをご紹介します。依頼をする前に確認してみてください。
故障箇所別エアコン修理料金の相場
メーカーや修理業者に依頼した場合のエアコン修理の料金は、故障箇所や作業内容ごとに設定されていることが多いです。そのため、故障箇所が複数あるような場合は、全体の費用が高額になることもあります。一般的な相場を確認して、どれくらいの費用がかかりそうかイメージしておきましょう。
エアコン修理の料金相場 | ||
症状 | おもな修理箇所 | 料金 |
電源がつかない | リモコン | 5,000円~15,000円程度 |
本体側のリモコン受光部 | 10,000円~20,000円程度 | |
室内機の基板 | 20,000円~30,000円程度 | |
風が出ない | 室内機のファンモーター | 20,000円~30,000円程度 |
コンプレッサー | 40,000円~70,000円程度 | |
室外機が動かない | 室外機の基板 | 20,000円~40,000円程度 |
室外機のファンモーター | 20,000円~30,000円程度 | |
水漏れ | ドレンホース | 10,000円~20,000円程度 |
ガス漏れ | 冷媒管 | 60,000円~100,000円程度 |
修理料金を抑える方法1.メーカー保証を確認しよう
多くの製品には一定期間、メーカーの製品保証がついています。この期間内に故障した場合には、無償で修理をしてもらえる可能性があります。製品を購入した際についてきた保証書に期間と修理の依頼先が記載されているはずですので、確認してみましょう。
もしも保証期限が過ぎてしまっていた場合には、通常と同じ有料の修理を依頼することになります。また、保証の適用には一定の条件があり、故障の原因が使用者の過失にある場合には有料になってしまう場合もあります。保証書をなくしてしまった場合や適用範囲内か自信がないという場合には、製品を購入した販売店に問い合わせてみるのがよいでしょう。
修理料金を抑える方法2.電気工事業者を選ぼう
無償での修理が難しいなら、メーカーや販売店に依頼するよりも電気工事業者のほうが費用が安く済むことが多いです。大手のメーカーに比べて小規模な電気工事業者の場合、価格競争が激しいので、基本的な料金が低めに設定されている傾向にあります。
販売店に修理を依頼した場合、結局販売店がメーカーなどに修理を委託することになり、中間マージンによって余計に費用が高くなることもあります。直接修理をしてくれる電気工事業者に依頼すれば、最小限の費用で修理をすることができるのです。
また、電気工事業者でも業者によって料金設定はまちまちです。いくつかの業者を比較することで、より料金の安い業者を選べます。好きな業者を直接選べるのも、電気工事業者に修理を依頼するメリットだといえます。
業者をどのように選べばよいのかわからないという場合には、弊社にご相談ください。弊社には全国に多くの加盟店がありますので、最適な業者をご紹介することができます。
買い替えたほうがお得な場合も!
エアコンの寿命は、一般的に10年程度といわれています。メーカー保証を超えている場合は修理費用が高くなるので、修理するよりも新しいものに買い替えたほうが安い場合もあるのです。エアコン買い替えのポイントをみていきましょう。
エアコンを買い替えたほうがよい目安
エアコンを修理したほうが安いのか、買い替えてしまったほうがよいのかを判断するのは、とても悩ましいところです。最近ではインターネットなどで40,000円程度から購入できるエアコンがあります。修理費用が新品のエアコンの費用を超える場合には、買い替えのタイミングでしょう。
コンプレッサーや冷媒管など、エアコンの重要な部品が故障している場合、修理費用が高くなります。そもそも修理では対応できないということもあります。以下のような兆候がみられる場合には、買い替えたほうがお得になることが多いでしょう。
- 冷暖房の効きが悪い
- 調子の悪い期間が長い
- 頻繁にブレーカーが落ちる
- 型が古い
このような症状がある場合、エアコンの寿命が近いと考えられます。とくに10年以上使用しているエアコンの場合、交換用の部品がないということもあります。思い切って買い替えを検討してもよいころでしょう。
新しいエアコンにすると、冷暖房の効率がよくなります。それによって電気代が節約できて、長い目で見てもお得になることがあるのです。買い替えを検討してみるのも、費用を抑える方法のひとつなのです。
エアコンを安く交換する方法
電気工事店を活用することで、街の電気店や家電量販店を利用するよりもエアコンを安く交換できます。インターネットなどでエアコン本体だけを安く購入し、取り付け工事は電気工事業者に直接頼むのです。
街の電気店や家電量販店でエアコンを購入すると、基本的に取り付け工事もセットになっています。街の電気店の場合、営業規模が小さいためエアコン本体の大きな値下げなどをしにくく、価格が高めである傾向があります。対してインターネットで販売されているエアコンは店舗や販売員がいないため、コストがかからない分価格が安いのです。
家電量販店は本体の価格は安くなっていますが、取り付け費用には工事を担当する業者に支払う中間マージンが上乗せされています。また、家電量販店の場合、取り付け工事をおこなう業者は選ぶことができません。しかし電気工事業者に直接頼むのであれば、料金を比較して自分で業者を選ぶことができるのです。
エアコン本体をインターネットで安く購入し、取り付け工事の業者も費用の安いところを選ぶことで、費用を各段に抑えられる場合があります。ぜひご自分でもいろいろな業者を比較してみてください。
弊社ではエアコンの取り付けに対応している電気工事業者を、無料でご紹介しています。業者をどう探せばよいかわからないという場合には、お気軽にご相談ください。
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