電気スイッチ交換を家庭でDIYするには資格が必要?修理方法も解説

電気スイッチ交換を家庭でDIYするには資格が必要?修理方法も解説

電気スイッチの交換は、『電気工事士』という資格の保有者がおこなうべきだと、法律で定められています。そのため、電気スイッチの交換をおこなうときは、資格の有無に応じた正しい行動をとりましょう。

「自宅のスイッチを交換するだけだし、資格がなくてもいいでしょ」という軽い思いで行動すると、そのおこないが露見した際に罰則を受けることがあります。しかし、罰則程度で済めば、まだ幸運です。最悪の場合は作業中に感電してしまったり、作業ミスによって火事が起こり大切な資産を失ってしまったりする危険性があります。

ここでは、電気スイッチの交換について、くわしくご紹介いたします。資格をもっている方に向けて、自力で交換する方法もご紹介いたしますので、ぜひご一読ください。資格をもっていない方は、紹介する業者の選び方を参考にしたうえで、業者に交換作業を依頼しましょう。

電気スイッチの交換をDIYでするには『電気工事士』の資格が必要

『電気工事士』の資格をもっていない場合は、自力で電気スイッチの交換はおこなわないようにしましょう。ここでは、資格をもっていない場合はなぜおこなわないほうがよいのかについて、くわしくご紹介いたします。資格をもっていない場合はどうすればよいのかについても説明いたしますので、ぜひ参考にしてください。

電気スイッチの交換は電気工事士の資格が必要

電気スイッチの交換は電気工事士の資格が必要

電気スイッチの交換は『電気工事士』の資格をもっている人でなければおこなってはならないと、電気工事士法では定めています。以下がその内容です。

『第三条 2項 第一種電気工事士又は第二種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第二種電気工事士」という。)でなければ、一般用電気工作物に係る電気工事の作業(一般用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であって、経済産業省令で定めるものを除く。以下同じ。)に従事してはならない。』

電気スイッチの交換作業を含め、電気配線に関わるような施工には、さまざまな危険があります。そのため、電気工事士という、電気工事に関する知識と技術力があると認められた証をもっている者でなければ、作業してはならないと定められているのです。

資格がない人がおこなうとこんな危険がある!

電気工事士の資格をもっていないにも関わらず、自宅の電気スイッチの交換などに挑戦している人がいることは、確かです。「自宅のスイッチなら法律を破ってもバレないだろう」と考えておこなっているのだと思われます。

こういった甘い考えで作業をおこなうことは、とても危険なので絶対にやめましょう。

正しい知識や技術力がない人が作業をおこなうと、作業中に感電してしまうおそれがあります。また、作業ミスをしているにも関わらず成功したと思い込んでしまい、後々になって火事が起きる危険性もあるのです。大ケガを負ってしまったり、大切な資産を失ってしまったりするおそれがあります。

感電して病院に運ばれたり、火事を起こしたりすれば、第三者によって原因の追究がおこなわれるものです。もし原因が、資格をもっていないにも関わらず電気スイッチの交換をおこなったことだと露見すれば、違法行為をおこなったとして罰則を受けることになる場合もあります。

資格をもっていない人はプロに交換してもらおう!

電気工事士の資格をもっていない人は、電気工事業者に交換してもらいましょう。

業者に依頼することへ抵抗がある理由の多くは、費用面だと思います。確かに自力で交換したほうが費用は抑えられるでしょう。しかしそれは、正しく交換できた場合の話です。

交換作業に失敗して負傷したり火事を起こしたりすれば、最初から業者に頼っていたときと比べて、費用はかなり高くなってしまいます。治療費や家の修繕費がかかるからです。

法律で定められていることを破っても、デメリットのほうが明らかに多いものです。電気工事士の資格をもっていない人は、電気工事業者に依頼してください。資格をもっている人は記事の後半『【有資格者向け】電気スイッチの修理・交換方法』を参考に、自力で作業してみてもよいかと思います。

電気工事業者をお探しの方で、何か困っていることがございましたら、ぜひ弊社にご相談ください。多数の電気工事業者が加盟している弊社であれば、ご要望をなるべく叶えられる業者のご紹介ができるかと思います。ご相談は24時間、いつでも可能です。お電話、お待ちしております。

依頼のポイントは『信頼できる業者を選ぶこと』!

業者に依頼する際に大切なポイントは、信頼できる業者を選ぶことです。しかし、全国には多くの業者が存在しているため、業者探しに慣れていない方にとっては簡単ではありません。そこで、ここでは業者を選ぶ際のポイントについて、いくつかご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

業者依頼の料金相場ってどれくらい?

業者依頼の料金相場ってどれくらい?

業者に依頼したときに大体いくらぐらいかかるのか、費用の相場を知っておくことは大切です。なぜなら業者の料金設定からも、信頼できるかどうかは判断できるからです。

電気スイッチの交換を業者に依頼した場合の費用相場は『およそ3,000円~1万円』になります。業者の料金設定が、この相場の範囲内であれば、費用面では信頼してもよいでしょう。

【ポイント1】見積り・現地調査が無料

先述した相場の範囲内であれば、料金設定の面では信頼してもよいです。しかし、見てわかるとおり、相場の下限と上限には開きがあります。そのため、できるだけ安く抑えるためにも、必ず見積り・現地調査はおこないましょう。

このとき、見積り・現地調査は、無料でおこなっている業者に依頼してください。施工自体にかかる費用を少しでも安くしたいのに、見積りでお金をとられてしまっては元も子もないからです。

見積り・現地調査は、1社だけでなく複数の業者にやってもらいましょう。同じスイッチ、同じ内容の施工であっても、業者が異なれば料金も違ってくるからです。複数社から見積もりをとれば、その中でもっとも安い業者に依頼することもできます。

【ポイント2】実績が豊富

実績が豊富かどうかを調べることも、信頼できる業者を見つけ出す際には重要なことです。なぜなら実績が豊富ということは、それだけ多くの人から依頼を受けてきたということだからです。多くの人が依頼をするということは、つまり多くの人が信頼しているということになります。そのような業者に依頼すれば、後悔することも少ないでしょう。

実績の有無については、業者の公式サイトに記載されていることが多いです。口コミサイトでその業者の評判を調べてもよいでしょう。ただし、口コミサイトは匿名のため、利用していないにも関わらず批判的な内容を投稿している場合もあります。口コミサイトにある評価については、よいものも悪いものも、ほどほどに信じることがよいでしょう。

【ポイント3】24時間対応可能

電気スイッチの交換が、いつ必要になるかはわかりません。そのため、いつ問題が起きても対処してもらえる24時間対応可能な業者も、知っておいたほうがよいでしょう。

自宅のスイッチであれば「今すぐにでも交換しなきゃ!」といったことには、まずならないかと思います。しかし、経営しているお店のスイッチなどであれば、話は別です。ある日突然機能しなくなってしまえば、翌日以降の収益に悪影響がでる場合もあるでしょう。

今はよくても、いつ緊急事態が起きるかはわかりません。だからこそ24時間対応可能な業者も知っておいたほうがよいのです。

『見積り・現地調査が無料』『実績が豊富』『24時間対応可能』こういったポイントを満たしている業者に、手間なく簡単に依頼したいという方は、ぜひ弊社をご活用ください。お電話によるご相談は24時間、いつでも可能です。公式サイトからは無料メール相談もできます。いつでもご相談ください、お待ちしております。

【有資格者向け】電気スイッチの修理・交換方法

電気スイッチの修理・交換は、『電気工事士』という資格をもっている人がおこなうべきことです。正確な知識や技術力がない人がおこなうと、作業中に感電してしまったり、ミスに気が付かずに作業を終えてしまって火事が起きたりするおそれがあります。だからこそ電気工事士法によって、有資格者がおこなうべきと定められているのです。

ここでは、有資格者に向けて電気スイッチの交換・修理を自力でおこなう方法をご紹介いたします。「自宅の電気スイッチを交換するだけだし、資格がなくてもいいでしょ」なんて甘い考えで作業をすると、大ケガを負ってしまったり大切なご自宅を損傷したりする危険性があるため、有資格者のみ参考に試してみてください。

用意するもの

用意するもの

新しい電気スイッチはもちろん、修理・交換をおこなうためにはいくつかの道具が必要です。まずは以下の道具を揃えましょう。

・ドライバー(プラスとマイナス)
電気スイッチの化粧カバーや取り付け枠などを固定しているネジを外したり、電気スイッチ本体から電気配線を外したりする際に使います。

・ニッパー
電気配線を切断する際に使います。切断するタイミングは、新しい電気スイッチのストリップゲージに長さを合わせるときと、古い電気スイッチ本体から電気配線がスムーズに取り外せないときです。後者については、どうしても切る必要がある場合のみおこないましょう。

・紙やすり
古い電気スイッチを取り外した電気配線の先端、新しい電気スイッチに挿入する部分を軽く磨くために使うものです。磨くことによって、電気が通りやすくなります。

・カッターナイフ(はさみ)
壁紙を切り取る必要があれば、そのときに使うものです。

これらの道具を揃えることができたら、電気スイッチの修理・交換を始めていきましょう。手順は次の項目からご紹介していきます。

【手順1】ブレーカーを落とす
古い電気スイッチに触る前に、まずはブレーカーを落としましょう。ブレーカーが入ったままの状態で作業を始めてしまうと、感電する危険性があるからです。必ずブレーカーは落としてください。ブレーカーは大抵の場合、玄関に設置されています。

【手順2】カバーを外す
ブレーカーを落としたら、まずは古いコンセントの化粧カバーを取り外しましょう。カバーの種類はさまざまですが、多くの場合は『上下のネジで固定されているタイプ』『ネジを使わずに被せてあるタイプ』になります。

上下にネジがあるタイプについては、プラスドライバーでそのネジを外せばカバーもとることが可能です。ネジがないタイプについては、側面にある溝にマイナスドライバーを挿し込めば、てこの原理で外すことができます。

【手順3】電気スイッチを外す
化粧カバーを外すと、取り付け枠という金属のプレートがでてきます。その金属プレートは上下にあるネジで固定されているため、プラスドライバーでネジを外しましょう。

このとき、取り付け枠の上に壁紙が被さっていると、新しいスイッチを取り付ける際の障害になるおそれがあります。被さっている部分の壁紙はカッターナイフやはさみで切り取ってしまいましょう。

取り付け枠を固定するネジを外すと、壁から古いスイッチを引き出すことができます。ある程度引き出して、古いスイッチにつながっている2本の電気配線を外しましょう。電気配線が挿入されている箇所の脇に、細長い穴があるはずです。そこにマイナスドライバーを差し込むことで、電気配線は外れるようになっています。

このとき、マイナスドライバーを差し込んでも電気配線が外れないときは、ニッパーで切断しましょう。しかし、電気配線の長さにある程度の余裕がない場合に切ってしまうと、新しいスイッチを取り付けられない場合があります。壁から引き出せる電気配線の長さが短いなと感じたときは、作業を中断して業者に任せることをおすすめします。

古いスイッチから外すことが電気配線は、先端を紙やすりで軽く磨いておきましょう。長く使用していると、スイッチとつながっていた部分が変色してしまっていて、導電性が悪くなっているおそれがあるからです。紙やすりで研磨することによって、電気のとおりがよくなります。

【手順4】電気スイッチを取り付ける
壁から2本の電気配線が伸びているだけの状態にできたら、新しい電気スイッチを取り付けていきましょう。まずは新しいコンセントを、パーツごとに分けます。化粧カバー、化粧枠、取り付け枠(スイッチ本体)の3つに分けられることが多いです。

パーツごとに分けることができたら、電気配線の長さを調整しましょう。最適な長さは、スイッチ本体の裏側に『10mm』というように書いてあります。銅線部分が最適な長さよりも長い場合は切断し、短い場合は保護カバーをむきましょう。

適切な長さにすることができたら、電気配線を差し込む穴に挿入します。2本の電気配線をしっかりと差し込んだら、スイッチ本体を壁の中に収め、取り付け枠の上下をネジで固定しましょう。

【手順5】カバーを取り付ける
取り付け枠を固定することができたら、化粧枠をその上に被せてネジで固定します。そして最後に化粧カバーを取り付けて、電気スイッチの交換作業は完了です。ブレーカーを入れてから、点灯テストをおこないましょう。スイッチをオンにして照明器具がちゃんと明るくなれば、無事に作業が終わったといえます。

電気スイッチの交換作業は、文章や画像だけの説明であると、簡単に思われる人が多いものです。しかし、実際は安全な作業ではありません。だからこそ法律によって『電気工事士』の資格をもっているものがやるべきと定められているのです。

そのため、資格をもっている人であっても、作業に入ってから少しでも不安を感じたときは、作業を中断して業者に依頼することをおすすめします。確かに自力でやるよりも費用はかかってしまいますが、安心安全のほうが価値は高いはずです。

優良な業者をお探しの方で、自力で見つけられそうにないという方は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社には多数の電気工事業者が加盟しております。それゆえに、ご要望をできるだけ叶えられる業者のご紹介が可能です。

ご相談は24時間、年中無休で受け付けております。また、公式サイトからメールでのお問い合わせも可能です。早朝であれ深夜であれ、ご都合のよろしいときにご連絡いただければと思います。お電話、お待ちしております。

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