コンセント増設工事の方法は目的次第!注意点・費用・DIYについて

コンセント増設工事の方法は目的次第!注意点・費用・DIYについて

コンセント増設を考えるなら、まずは分電盤の容量が足りるかを確認しましょう。なぜなら、分電盤の容量が足りなければコンセント増設工事をおこなえないからです。

本記事では、コンセント増設の方法やかかる費用、増設を考えたときに知っておきたい注意点を解説しています。この記事を読んで、自分の希望に沿ったコンセント増設を叶えてみてください。

コンセントを増設したい!知っておきたい注意点

コンセント増設をおこなう際は分電盤をチェックするだけでなく、設置したい場所も確認しておきましょう。屋外であれば専用のコンセントが必要です。2階であれば配線をどうするのか事前に考えておく必要があります。知っておきたい注意点を把握することで、失敗のないコンセント増設をおこなってください。

まずは分電盤をチェックしよう!

まずは分電盤をチェックしよう!

コンセント増設には分電盤に空きがないと、新規で配線をつないでコンセントを増設することができません。そのため、まずは分電盤の空き状況を確認しましょう。

分電盤の場所は、玄関付近や台所付近に一般的に設置されています。もしも、空きがなかった場合は、分電盤を今より大きなものに交換する必要があります。

コンセントの設置場所の確認

コンセントの増設をしたい場所はあらかじめ決めておきましょう。たとえば、コンセントを増設したい場所が2階で、分電盤が1階に設置されている場合は、電気配線を隠すことがむずかしくなってしまうからです。あとで「配線が隠せない……」なんてことにならないよう、事前に業者に相談してみることをおすすめします。

また、屋外にコンセントを増設する際は、野外専用のコンセントを導入する必要があります。なぜなら、雨風にも耐えられる防水加工されたコンセントでなければ、漏電の危険性もでてきてしまうためです。コンセント増設をお考えの際は、環境に合わせたコンセントを用意しましょう。

賃貸はコンセント増設していいの?

持ち家であれば自由に増設可能ですが、賃貸の場合はそうはいきません。まずは、大家さんに相談し、きちんと許可をとってからコンセントの増設をおこないましょう。勝手にコンセントの増設をおこなってしまうと、あとあとトラブルへと発展してしまうおそれがあるからです。

コンセントの増設方法について

コンセントを増設する際は、使用する電気の量を考える必要があります。容量が足りなければ、ブレーカーが頻繁に落ちてしまうなど、生活に支障をきたすおそれがあるからです。

とくに、IHヒーターやエアコンは消費電力が多く、専用の配線を用意することを考えなくてはいけません。ここでは、コンセントの増設方法や専用配線について解説していきます。増設方法を理解することで、希望に沿ったコンセント増設をおこないましょう。

コンセントの差し込み口を増やすには

コンセントの差し込み口を増やすには

たとえば、コンセントの差し込み口を2つから4つに変更したいといった場合は、差し込み口が4つのコンセントを用意して配線をつなぎ変えるだけで使用することができます。ただし、消費電力の多いエアコンや電子レンジなどは電気配線の許容電力を超えてしまうおそれがあるので注意が必要です。

コンセントを増設するには?電気配線から分岐させる必要がある

コンセントを増設する際、元からある配線を利用する方法があります。一般的には電圧が100Vの電気配線であれば、分岐はどこからでも可能です。ただし、分岐した配線から使う電気機器の電気の使用量は契約している電気の量(アンペア数)を超えないようにしておきましょう。

契約しているアンペア数を超えてしまうと、ブレーカーが落ちてしまう原因となってしまうからです。契約中のアンペア数は分電盤にあるアンペアブレーカーで確認することができます。

掃除機やドライヤー、テレビや炊飯器など複数の家電を同時に使用すると、ブレーカーが落ちやすくなってしまいますので、なるべく同時に使わないよう工夫する必要があるでしょう。

IHヒーターや―エアコン導入には200Vが必要!?専用の配線をひこう!

IHヒーターやエアコンを導入する際には、元からある配線から分岐させるのではなく、専用の配線をひきましょう。ほとんどのIHヒーターとエアコンには200Vが必要ですので、消費電力がとても大きくなっています。

そのため、分電盤にブレーカーを追加で設置し、専用の配線を使ってコンセントにつなぐ必要があるのです。工事に費用はかかってしまいますが、分電盤から直接配線をつなぐことで電気容量を気にせず使うことが可能になります。

コンセント増設工事の費用相場を紹介

一般的なコンセント増設工事にかかる費用は以下になりますので、参考にしてみてください。

  • コンセント差し込み口を増やす:約5,000円~6,000円程度
  • 既存のコンセントから分岐してコンセントを増設:12,000円程度
  • 専用の配線からコンセントを増設:約16,000円程度

コンセント増設工事はDIYできる?

コンセントの増設は感電のリスクがある危険な作業なので、DIYは基本的にできないと考えておいたほうがよいでしょう。

また、大前提としてコンセント増設工事には電気工事士資格が必要であり、無資格での作業は禁止されています。コンセント増設をお考えの際は、資格を保有している電気工事業者に依頼しましょう。

電気工事はリスクもある

電気工事はリスクもある

先述しましたが、電気工事をおこなうには電気工事士資格が必要になります。資格を設けているのには、感電死などの事故を未然に防ぐ目的があります。無資格での作業は罰則対象にもなるのです。

電気工事作業は、漏電による火災や感電などリスクがつきまとう危険なものなのです。万が一事故が起きれば、作業者だけでなく、周囲にも被害は及んでしまいます。絶対に無資格での作業をおこなうことはやめましょう。

業者に依頼しよう

「リフォームでコンセントの数を増やしたい……」などコンセントの数や位置の理想は、長く住んでいるうちに初めてでくるものですよね。そんなときは、電気工事業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

業者に依頼することで、希望のコンセント増設を叶えることができるでしょう。今よりも、暮らしやすい快適な生活を手にいれることができますよ。弊社では、お客様にあった電気工事業者を紹介することができます。24時間365日お電話での対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。

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