シーリングライトの交換方法をご紹介!蛍光灯からLEDにする魅力も
シーリングライトの交換をしようとお考えの方は、まず配線器具の確認をおこないましょう。配線器具の有無によっては、自力でシーリングライトを交換することもできるのです。
そこで当記事では配線器具の見極め方をはじめとして、シーリングライトの交換方法をご紹介していきます。ぜひ交換をするかどうかの判断や、交換の作業の参考にしてみてください。
また配線器具がない場合は、業者に依頼をすることで取り付けてもらうことができます。配線器具がないけれど交換をしようとお考えの方は、一度業者へ相談してみてみましょう。
目次
「配線器具」があれば自力で交換することもできる!
近年普及しているシーリングライトは、業者に依頼をすることで交換作業をしてもらうことができます。しかし費用をおさえるために、自力での交換を検討する方も少なくないでしょう。そんなシーリングライトは適当な配線器具があれば、自力でシーリングライトを交換することも可能です。
配線器具とは、電流を取り出す役割をもつコンセントやプレートといった器具の総称です。シーリングライトの取り付けも電流を円滑に取り出すことができるように、「引掛シーリング」という配線器具が必要になります。
反対に引掛シーリングがない場合は、まず既存の照明器具を取り外して、引掛シーリングを取り付ける工事が必要になります。配線などの電気関連を取り扱うため、残念ながら資格がなければおこなうことはできません。
そのため、引掛シーリングがない場合は業者などに依頼をして取り付けてもらう必要があるのです。
引掛シーリングの確認方法
シーリングライトを取り付けるためには、まず引掛シーリングという配線器具がついているかを確認する必要があります。
引掛シーリングは基本的に円形もしくは四角形のかたちをしており、白っぽいような色をしています。また引っ掛けるためのくぼみがあり、ランプをぶら下げる天井に設置されているため、わかりやすいでしょう。
しかし、引掛シーリングは種類によって、そのままシーリングライトを取り付けられるものもあれば、結合の役割を持つスペーサーという付属部品を使用するタイプもあります。
【引掛シーリングの種類】
引掛シーリングは前述の通り、さまざまな種類があるため、それぞれの特徴を見ていきましょう。
・角型引掛シーリング
角型のスペーサーを別途使用する必要がある引掛シーリングです。名前の通り、角のあるブロックのようなかたちをしていることが特徴です。古くから使用されているタイプで、多くの木造住宅で使われています。
・丸型引掛シーリング
こちらも角型と同様に、丸型のスペーサーを別途使用する必要がある引掛シーリングです。角型と比較してシーリングライトとの設置面が多くなるため、ライトが安定するというメリットがあります。
・丸型フル引掛シーリング
別に丸型のスペーサーを使用する必要がある引掛シーリングです。丸型引掛シーリングと非常に似ていますが、外周につばがあることが特徴です。このつばがあることによって、より安定感があります。
・フル引掛ローゼット
天井に埋め込まれており、別に丸型のスペーサーを使用する必要がある引掛シーリングです。丸型フル引掛シーリングと同じように、円のかたちをしています。丸型フル引掛シーリングと同じように外周につばがありますが、加えてネジ穴が2つあることも特徴です。
・引掛埋込ローゼット
天井に埋め込まれており、そのまま取り付けができるタイプの引掛シーリングです。フル引掛ローゼットと同じようにネジ穴が2つありますが、ほかのものと比べて薄い形状をしています。
比較的新しい家や元からシーリングライトがついているようなご家庭であれば、基本的に備えついているものです。一度確認してみることをおすすめします。
これらの引掛シーリングがあれば、基本的に自力で取り付けることができます。ただし、まれに例外にもあることを覚えておかなくてはなりません。
上記のような引掛シーリングがあっても、取り付けるシーリングライトによっては、業者に相談してから取り付けを推奨しているものもあります。また、引掛シーリングの形状や天井の構造などの影響で、シーリングライトを平らに取り付けるのが困難なケースは、作業が難しいため業者に依頼をしたほうがよいとされています。
そのような場合は、自力で取り付けをすることが難しいので、基本的に販売店や業者などに相談が必要です。
自力でシーリングライトを交換してみよう!
適当な引掛シーリングがあれば、自力でシーリングライトの取り付けが可能です。自力で取り付けようとお考えの方は、以下の手順にそって交換をおこなってみましょう。
1.蛍光灯などの古いライトを外す
新しいシーリングライトへ交換する前に、まずは古い照明器具を取り外す必要があります。照明器具を取り外すには脚立などの足場が必要なので事前に用意をし、以下のような手順にそって外していきましょう。
【1】電源を切る
安全のためにも、既存のライトの電源を切ります。
【2】カバーを外す
元からシーリングライトをお使いだった場合は、カバーを外します。大抵のシーリングライトは左回りに回すことで外すことができます。しかしメーカーによって異なることもあるので、カバーに記載されている指示を確認しましょう。
【3】蛍光灯を外す
蛍光灯の照明をお使いだった場合は、外していきます。つけたまま作業をすると落下するリスクがあるので、忘れず外すようにしましょう。
【4】本体を外す
照明の本体は、アダプターと接続されています。この接続は基本的に、ボタンやツメなど、簡単な仕組みでおこなわれています。ご自宅に合った方法で接続を解除しましょう。
【5】アダプターを外す
多くのアダプターはボタンで取り付けがおこなわれています。そのため、ボタンを押しながら回すなどして、アダプターを外しましょう。
2.新しいシーリングライトを取り付ける
古い照明器具を外したら、以下の手順にそって新しいシーリングライトを取り付けましょう。取り外しの作業と同様に、脚立を準備しておこなってください。
【1】アダプターをつける
天井についている配線器具に、アダプターを取り付けます。アダプターは挿入することで取り付けることが可能です。
【2】本体をつける
今度はシーリングライトの本体を取り付けます。シーリングライトの本体は、天井へ押し込むような動作をすることで取り付けが可能です。先ほど取り付けたアダプターが、本体の中央の穴にはまるように取り付けましょう。
【3】コネクタの接続をする
シーリングライト本体とコネクタを接続します。コネクタは、最初に取り付けたアダプターについているので、仕様に合った接続をしてください。
【4】カバーをつける
シーリングライトのカバーは、回して取り付けます。回す方向は商品によって異なりますが、基本的には右回りに回すことで取り付けることができます。
【5】確認する
最後に、シーリングライトが点灯するかを確認しましょう。
ライトの交換経験がなければ少々面倒に感じるかもしれません。その場合は業者に依頼をすることでも交換がおこなえるので、ぜひご利用されてみてはいかがでしょうか。
また弊社では、シーリングライトの交換を請け負っている業者をご紹介しております。全国の業者が多数加盟をしているので、お近くの業者を派遣し、早急に交換をおこなうことができるでしょう。ぜひお気軽にご利用ください。
新しいシーリングライトへ交換するメリットとは
シーリングライトの交換は経験のない方だと、交換作業が少々手間に感じるかもしれません。しかし、新しいシーリングライトへ交換をおこなうことで、さまざまなよい効果を得ることができます。そこでこちらではシーリングライトと、最近普及していきているLEDの魅力について解説をします。交換を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
シーリングライトの2つのメリット
シーリングライトは、「全体に光を届けることができる」「部屋がオシャレに感じる」というメリットがあります。それぞれについて見てみましょう。
【メリット1】全体に光を届けることができる
シーリングライト以外には、チェーンなどで天井から吊り下げて設置する「ペンダントライト」という照明があります。こちらもオシャレな照明ですが、吊り下げて設置するため、光の届く範囲に限りがあります。
対してシーリングライトは天井に密接して取り付けられます。天井から部屋全体に光を届けることができるのです。お部屋を明るくしたい方にはピッタリの照明でしょう。
【メリット2】部屋がすっきりして見える
天井と密接してシーリングライトは設置されるので、部屋がさっぱりとした印象に変わります。そのためシーリングライトへ交換をするだけで、部屋が広々と過ごしやすい空間になるでしょう。部屋の印象が大きく変わる分、インテリアの幅も変わるため、模様替えにもピッタリです。
LEDシーリングライトはランプの交換ができない?
以前は蛍光灯タイプのシーリングライトを使用しており、新しくLEDのシーリングライトに交換をしようと考えている方も多いでしょう。実はLEDランプが使われているシーリングライトは本体と一体になっているため、ランプの交換をすることができません。
交換ができないと、ランプの寿命が来た際に本体ごと買い替えとなるため、「LEDシーリングライトを導入するほうが、費用が高くつくのでは?」と考える方も多いかもしれません。
しかしコストパフォーマンスを考えると、蛍光灯タイプよりもLEDタイプのシーリングライトのほうが安く済むのです。そもそもLEDは、ランプの交換をする機会がほとんどないといわれています。
LEDの寿命は10年程度非常に長く、蛍光灯の寿命の3倍程なのです。また電気代も蛍光灯の半額程度なので、長期的に見て電気代が大きく変わってくるでしょう。
ただしシーリングライトへの交換作業は、なかなか骨が折れるものです。もし交換でお悩みであれば、業者へ依頼をするというのもひとつの手でしょう。
弊社では、シーリングライトへの交換をおこなっている業者が多数加盟をしております。また電話相談を365日受け付けているため、不明な点があればいつでもお聞きすることが可能です。ぜひお気軽にご利用ください。
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