漏電の原因・対策3選を解説!家電にアース取り付けで感電予防を!

漏電の原因・対策3選を解説!家電にアース取り付けで感電予防を!

漏電を予防するためには、家電製品にアースを取り付けることが大切になります。なぜなら、万が一漏電が起きても、漏れた電気がアースを伝って地面に流れることができるからです。

地面に流れた電流はそのまま逃げていくため、わたしたちが感電したり火災が発生したりすることを防ぐことができるでしょう。この記事では、漏電の原因やその対策についてご紹介します。漏電によるトラブルを未然に防ぐためにも、ぜひ参考にしてみてください。

漏電の原因・家電製品にはアースを付けよう

通常、電気機器は電気が外に漏れないように電気の通り道を塩化ビニルなどの「絶縁物」で覆っています。しかし、この絶縁物が劣化してくると傷や亀裂が生じ、そこから電気が漏れてしまうことがあります。

この現象が「漏電」です。漏電の原因である絶縁物の劣化は、家電製品の配線コードの上に重いものを乗せ続けたり、無理やり折り曲げたりといった「配線コードに負担のかかる使い方」をすることで急速に早まります。

放置すれば、だんだん亀裂が生じて漏電につながる危険性が高くなるのですぐにやめましょう。また、万が一漏電が発生したときに感電を防ぐため、家電製品にはアースを付けておくと安心です。以下ではアースについて詳しく見ていきます。

アース線の役割と効果

アース線の役割と効果

アース線とは、電気製品の電源とは別に付いている配線のことで、新しい家電には既に付いていることが一般的です。この配線は、絶縁物から漏れた電気を安全に処理するための役割を担っています。

アース線は漏れた電気を地面までみちびく効果をもつので、正常に作動していれば感電してしまうおそれはほとんどないでしょう。このように安全面で重要な役割を果たすアース線は、現在水周りや湿気の多い場所に家電を置く際には法令によって取り付けが定められています。

アース線をつないでみよう!【電子レンジを例に】

「アース線が付いているのは知っているけど、つなぎ方がわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、電子レンジを例に挙げ、アース線のつなぎ方をご紹介します。アース端子はコンセントに付いているので、以下を参考にアース線をつなげてみましょう。

  1. 先端の被膜を3cm程度はがす
  2. むき出しになった銅線がばらつかないようにねじる
  3. アース端子のネジをゆるめる
  4. ゆるんだアース端子の隙間にむき出しの銅線を噛ませる
  5. ネジを締めてアース線を固定する

家電によっては、アース線の先端にY字の部品が付いているものがあります。そのようなアース線は、銅線をむき出しにせずそのまま端子に接続してください。

アース端子がないコンセントはどうするべきか

古い住宅の場合、コンセントにアース端子が付いていないというケースがあります。このような家で漏電が起きると、気付くのが遅れて取り返しのつかないトラブルに発展してしまうおそれがあるでしょう。そのため、以下のような対処を施すことをおすすめします。

  • アース端子の付いたコンセントを増設する
  • 既存のコンセントをアース端子付きコンセントに交換する
  • 漏電ブレーカー(漏電遮断器)をつける

上記の対処法の詳しい内容は、次の章で紹介していきます。どれも資格が必要な工事になるので、業者への依頼を検討している方はぜひ電気工事お助け隊へご相談ください。

弊社は、電気に関するトラブルをすぐに解決できる業者を、お困りの方に紹介することができます。無料で相談・見積りができるので、依頼を出そうか迷っている方でもお気軽に利用することが可能です。

アース端子がないコンセントの対処法3選・費用相場

前述したように古い住宅などでは、アース線はあってもつなげるための端子がないという状況が考えられます。ここでは、そんなときに役立つ3つの対処法をご紹介します。対処法は「コンセント増設・アース端子付きコンセントに交換・漏電ブレーカーの設置」です。

これらの作業は配線工事をともなうため、電気工事士の資格が必要になります。そのため、工事をおこなう際は必ず業者に依頼しましょう。ここでは、それぞれの対処法について概要や工事費用相場などを解説します。対処法を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.コンセントの増設(接地工事)

1.コンセントの増設(接地工事)

コンセントにアース線が引かれていない場合は、コンセントだけではなく内装の工事が必要になります。なぜなら、漏電の原因である絶縁物の劣化などが深刻化して漏れた電気は、アース線によって地面まで逃がさなければならないからです。

コンセント内部にアース線を引くことは、単純なコンセント交換よりも工事が複雑化するため、工事費用も高額になる傾向にあります。そのため、1万円~3万円程度の工事費用を想定しておくとよいでしょう。

2.アース端子付きコンセントに交換

既にアース線が引かれている場合には、コンセントをアース端子付きのものに交換する工事となります。この工事は上記の接地工事とは異なり、コンセント周辺でのみ作業をおこなうことになるでしょう。そのため工事費用も比較的安く、5,000円~8,000円程度で工事を依頼することができます。

3.漏電ブレーカーの設置

「アース線の設備がないけれど家電を使いたい」という方は、漏電ブレーカーを設置することをおすすめします。業者に設置を依頼する場合は、1万5,000円程度の予算を想定しておきましょう。ただし水回りなどでアースの設置が定められている家電を使用するのであれば、必ずアース端子をつなげるようにしてください。

各種電気工事はまず相見積りから始めましょう

電気工事は、現場の状況によって必要な工事内容が変わるため、一律で費用を提示することが難しいといえます。そのため、自分の希望する工事の適正価格や工事内容を知るためには、複数業者から見積りをとる「相見積り」をすることがおすすめです。

複数の見積りを比較することで、よりご自身にあった業者を客観的に選ぶことができるでしょう。弊社でも無料の相談や見積りをおこなっているので、電気工事を検討しているのであればぜひお気軽にご相談ください。

漏電のリスクを再確認!今すぐ対策をしましょう

漏電のリスクは「火災・人的被害」のふたつがおもに挙げられます。たとえば自宅の火災だけで収まらず、隣家まで延焼してしまったら重い責任を負うことになるかもしれません。

また、漏電した電気に触れてしまったときに、バチっとしびれる程度ならよいかもしれませんが、命にかかわることも十分に考えられます。そのため、ここであらためて漏電のリスクを確認し、対策が施せるようにしておきましょう。

漏電火災のメカニズム

漏電火災のメカニズム

漏電火災とは、漏電が原因で発生した火災のことをいいます。そして、漏電が原因となって起こる火災の経路はふたつ挙げることができます。以下の内容を確認して、そのような状況が起こりやすい環境が整っていないかどうかを確認しましょう。

スパークによる引火
スパークとは、放電にともなって生じる火花のことです。この火花が、燃えやすいものに触れることで火が大きくなり、火災へと発展してしまいます。

発熱による引火
発熱による引火は、絶縁体に電気が流れてしまうことによって熱が発生する抵抗加熱や、磁力の関係で金属が熱をもつ誘導加熱によって引き起こされます。

こうした引火の原因を引き起こす漏電は非常に危険なので、しっかりとアースの設置などによる対策を施しておきましょう。

感電のレベルと人体への影響

漏電によって引き起こされる感電は、その電流の大きさによって人体にもたらす影響が異なります。電流が1mA~10mA程度であれば、痛みは感じるものの人体に損傷を負わせるほどではありません。

しかし、20mA以上の電流に触れれば呼吸が困難になったり、動けなくなったりといった状態に陥ります。また、50mA以上であれば一瞬で命を落としてしまうおそれもあるのです。

命と財産を守るために今すぐ漏電対策を始めよう

漏電は、火災の原因になったり直接人体を危険にさらしたりするおそれのあるとても危険な現象です。そのため漏電の危険性があると感じる方は、すぐに対策を施すようにしましょう。アース付きのコンセントを設ける際には、電気工事士の資格をもった業者に依頼する必要があります。

もし業者選びで迷ったら、ぜひ電気工事お助け隊にご相談ください。漏電対策だけでなく、漏電しているかどうかの調査やその他の工事を担うことができる業者をご紹介いたします。

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