ダウンライトの交換には業者が必要?LED電球や工事についても解説
ダウンライトの交換をするときは、事前にダウンライトの仕組みや種類を覚えておきましょう。なぜならダウンライトには一体型と交換型があり、一体型の交換には電気工事士の資格が必要になるからです。
ご自宅のダウンライトが一体型である場合は、電気工事業者に依頼しなければいけないかもしれません。
また、ダウンライトと一口にいっても、方向を自由に変えられるタイプや人感センサーがついたタイプなど、さまざまなタイプがあります。設置場所ごとに適したダウンライトの種類が違うのです。
当記事ではダウンライトの特徴や選び方について詳しくご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ダウンライトは交換型・一体型の2種類がある
ダウンライトには、交換型と一体型の2種類があります。種類によって特徴に違いがあるので、確認していきましょう。
ライト交換を自分でできる”交換型”
交換型とは、電球が切れたときに電球だけを交換するタイプのことです。電球の交換は特別な資格がなくてもおこなえるため、自分でも簡単に交換作業をすることができます。
また、電球を自由に交換することができるので、自分のお好みやその時期の気分で電球の明るさをカスタマイズできることも魅力です。
電球の交換は自分でおこなうことができますが、交換型ダウンライトの取り付けは自分でおこなえません。ダウンライトを設置する作業は電線を取り扱うので、電気工事士の資格が必要になるのです。取り付けをする場合は業者に依頼をするようにしましょう。
LEDの特徴が活きる”一体型”
一体型とは、電球が切れたら照明器具ごと交換する必要のあるタイプのことです。比較的低価格で、光がよく広がるという特徴があります。また一体型は防水機能がついているものが多いので、玄関口や軒下などの野外に設置をする際に活躍します。
一体型の電球はダウンライトに埋め込まれているため、交換ができない仕組みになっています。電球が切れたら照明器具ごと交換する必要があるため、利用するには高額なように感じますが、実はそうでもありません。
近年はLED電球が普及しており、その寿命は照明器具よりも長いといわれています。そのためLED電球が埋め込まれている一体型のダウンライトであれば、電球が切れるころにはダウンライト自体も劣化していることが多いです。
電球を変える前に照明器具を取り換える確率のほうが高いので、わざわざ電球を交換する必要もなくなってきているのです。そのため電球が交換できないことに不便を感じる機会はあまりないでしょう。
一体型ダウンライトを新設したり、器具・LEDの寿命でダウンライトを取り換えたりする場合は、電気工事士の資格が必要になります。資格を持っていない方は業者に依頼をするようにしましょう。業者依頼を検討されている方は【ダウンライトの取り付けをしたいなら業者へ!】をご覧ください。
ほかにもある!ダウンライトを選ぶポイント
ダウンライトは、一体型と交換型の2種類に分けることができますが、ダウンライトはほかにも違いがあります。
ダウンライトは種類によって、「方向転換型・人感センサー付き・調光対応」などの優れた機能がついていることがあるのです。便利な機能ですので、購入する前に一度必要かどうかを確認しておくとよいでしょう。
・方向転換型ダウンライト
ダウンライトは部屋全体を照らすことに特化していないので、部分的に暗くなる箇所も出てきてしまうことがあります。そんなときにおすすめなのが、「方向転換型ダウンライト」です。
方向転換型ダウンライトは、器具自体の向きを変えることができます。模様替えをしても、必要な箇所に光を当てることができるため便利です。
・人感センサー付ダウンライト
ダウンライトがセンサーで人の存在を感知して、光を灯してくれるのが「人感センサー付ダウンライト」です。自動的に光をオンオフにしてくれるので、わざわざスイッチを押す必要もなく、非常に便利です。
電源をオフにすることを忘れるというケースもなくなるので、省エネ効果もあります。さらにお年寄りの方も暗闇の中スイッチを探すために歩き回る必要がなくなるので、転倒防止などの効果もあるでしょう。
人感センサー付ライトの中には、人がいないときに完全に消灯するのではなく、ほんのり暗い状態で待機してくれるような種類もあります。自分の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
・調光対応ダウンライト
調光対応ダウンライトとは、点灯したときの明るさや色を調節できる機能のついたダウンライトのことです。調節できる3種類はおもに「昼光色・電球色・昼白色」の3つが多いです。
昼光色は青がかった色で、集中するのに適した光になります。勉強や仕事をする際におすすめの色です。また電球色はオレンジっぽい色で、温かみのある空間をつくることができます。リラックスしやすいので、寝室などの落ち着きが欲しい空間にぴったりです。
昼白色は、実際の太陽と同じような自然な色なので、色彩効果を生みません。身だしなみを確認したい場所に便利です。色や明るさを自由に決めたい方におすすめの機能です。
機能も考慮してダウンライトを選ぶことができたら、実際に設置をしましょう。弊社ではダウンライトの設置をおこなっている業者をご紹介しているので、ぜひご利用ください。
どの場所に設置をするのかも大切
ダウンライトは天井に穴を開けて取り付けるため、設置位置を変えることができません。気軽に設置をしてしまうと、のちのち不便さを感じることもあります。そのため、設置位置選びは慎重におこなう必要があるでしょう。こちらでは設置位置を決める際に意識したいポイントについて解説をするので、ぜひ参考にしてみてください。
【ポイント1】設置ができない場所を知る
ダウンライトは、天井のボードに穴を開けて設置をします。そのため穴を開ける場所に障害物があると、設置できなくなってしまうのです。まれに天井に配管や下地などがあって、設置をできなくなるケースがあります。
そのため設置位置を決定する前に、屋根裏を確認することのできる点検口などから障害物の有無を確認しておくと、設置の直前で位置を決め直すという事態にもならないため安心です。
【ポイント2】家具で設置位置を決めない
机に光をあてたいから机に合わせてダウンライトを設置するなど、家具に合わせて設置位置を決めるのはよくないといわれています。家具に合わせて設置をすると、自分の思い通りに光を当てることができるため便利ですが、あとで模様替えをすると光が当たらなくなってしまうのです。
また家具に合わせて設置をすると、天井を見上げたときに照明の位置に統一感がないように感じることがあります。そのため光を特定の場所に当てたいときは方向転換型ダウンライトを購入して、向きだけを変えられるようにすることをおすすめします。
【ポイント3】火事になりづらい場所に設置をする
オシャレな空間を作りだすダウンライトですが、周囲に燃えやすいものがあると、火事の原因になってしまうこともあります。
たとえば布団や洋服をダウンライトのすぐ下に収納していたり、洗濯物が風であおられた位置にダウンライトがあったりする場合は、照明の熱で発火してしまうことがあるのです。事故を防ぐためにも、設置位置には注意しましょう。
設置位置を決めるコツが理解できたら、いよいよ業者に依頼をしていきます。弊社でもダウンライトの設置をおこなっている業者をご紹介しているので、ぜひご利用ください。
ダウンライトの取り付けをしたいなら業者へ!
ダウンライトの新設や一体型ダウンライトの交換には、電気工事士の資格が必要になります。資格を持たずに交換や設置作業をしてしまうと法律違反になるため、必ず業者へ依頼をするようにしましょう。
しかし、はじめて依頼をする方であれば業者選びに戸惑うかもしれません。そこでこちらでは、業者を選ぶときのポイントについて解説をします。
■見積りの内容が明確か
依頼をする前に出してもらう見積りは、内容を十分に確認しておく必要があります。見積りの項目が「一式」と記載されているなど不明瞭である場合は、状況によって追加費用が生じるおそれがあります。想定通りの料金で工事をおこなうためにも、見積りの項目を明確にしておきましょう。
■対応がよいか
対応がよい業者であれば、気持ちよく依頼をすることができます。また親身に作業をしてくれる確率が高いので、納得感のある施工にもつながるでしょう。依頼をする前に電話やメールで相談をすることで対応のよさをはかることができるので、業者の選びの参考にすることをおすすめします。
■アフターフォローや現地調査をしているか
アフターフォローがあれば、施工に不具合があった場合も対応をしてもらうことができます。また現地調査をしてもらうことで、ご自宅の状況をよく理解したうえで施工をしてもらうことができます。これらは満足のいく取り付け工事をおこなってもらうためには重要なポイントでしょう。
しかしアフターフォローや現地調査は、おこなっている業者もいれば、おこなっていない業者もいます。そのため依頼をする前に、業者がこれらをおこなっているかを確認しておくことが大切です。
しかし、さまざまな業者のサービスをひとつひとつ確認をしていくのは大変です。優良な業者かを判断するのにも時間はとられてしまうので、なかなか依頼へと踏み切りづらいかもしれません。
そんなときは、ぜひ弊社をお任せください。弊社ではダウンライトの取り付け工事を承っている業者を無料でご紹介しております。またご不明な点があれば、24時間365日体制のコールセンターへお問い合わせいただくことで、解消することが可能です。ぜひお気軽にご利用ください。
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