蛍光灯の外し方は種類によって違う!見分け方や交換方法を徹底解説
蛍光灯を取り外すには、種類ごとの取り外し方法を知っておく必要があるでしょう。なぜなら、蛍光灯の種類はおもに3つあり、それぞれ取り外し方法が違うためです。取り外し方法を間違えると、蛍光灯が取り外せないばかりか、最悪の場合割れてしまうおそれもあるのです。
当記事では蛍光灯ごとの取り外し方法や、交換の際の種類の見分け方について解説しています。また、交換時期の目安についてもあわせて解説していきます。当記事を読むことで、ぜひ蛍光灯交換を成功させてください。
取り外しの前に!自分の蛍光灯の種類を知ろう【直管型蛍光灯・丸型蛍光灯・電球型蛍光灯】
冒頭でお伝えしました3種類の蛍光灯について、それぞれの特徴をご紹介していきます。取り外し作業に入る前に、ご自宅の蛍光灯がどのタイプの蛍光灯なのかを確認しておきましょう。
(1)直管型蛍光灯の特徴
細長い棒状の蛍光灯で、一般家庭やオフィスで使用されていることが多いです。取り付けの方法は、おもに2種類あります。ひとつめは、蛍光灯をどちらか一方に押し込み、もう片方を押し込むことで取り付けが可能なタイプです。ふたつめは、蛍光灯を差し込み、90度回転させて取り付けるタイプになります。
(2)丸型蛍光灯の特徴
丸型蛍光灯の形状は、丸い円筒状の電灯でワット数に応じて大きさが違います。大小2本の丸い蛍光灯を部屋で見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。取り付け方は、まず接続器具についている金具に蛍光灯を通します。次にソケットと呼ばれる電源を繋ぐ端子に蛍光灯側から伸びる電源とを接続して完了です。
(3)電球型蛍光灯の特徴
電球型の蛍光灯で、ご家庭では洗面台の蛍光灯として多く利用されています。取り付け方は非常に簡単で、時計回りに回転させるだけで接続することが可能です。
蛍光灯の種類ごとに取り外し方法を解説
3種類の蛍光灯の取り外し方法はそれぞれ違います。作業は特別むずかしいものではありません。しかし、以下の注意点が2つあるので取り外し作業前に確認しましょう。
注意点1.蛍光灯は事前に消しておく
蛍光灯の取り外し・取り付け作業前には電源を事前に切っておきましょう。もしも、電源が入っていると作業中に感電してしまうおそれがあります。そのため、作業前には電気のスイッチがオフになっていることを確認すると安心です。
注意点2.足場の確認をしておく
蛍光灯を取り外す際は、足場として椅子を使うことも多いと思います。その際は、椅子を立てる場所や椅子の状態には気をつけましょう。足場として椅子を使ってみたところ、椅子の足が折れてしまうということが起きてしまいます。椅子は長年使用する中で劣化してしまうものだからです。
また、歩く際には気にならない少しの段差も、椅子を使うと簡単にバランスをくずしてしまいます。そのため、足場はきちんと固定できているかよく確認してから作業をおこないましょう。それでは、具体的な蛍光灯の取り外し方法を解説していきたいと思います。
(1)直管型蛍光灯の取り外し方法
直管型蛍光灯の取り外し方法は接続部分の種類によって3パターンに分かれます。
・蛍光灯を回して取り外す方法
蛍光灯の両端を手で支え、90度回転させます。蛍光灯が接続部分から取り外せますので、下にひっぱれば簡単に取り外し可能です。
・蛍光灯を片側に押して取り外す方法
蛍光灯をどちらか一方に押し込み、手前にスライドさせることで取り外し可能です。これは、蛍光灯の接続部分が両端のバネで押さえられるように固定されているためです。
ただし、もとは接触不良防止のために強めに抑え込まれているため、取り外しにはある程度力が必要になります。取り外しのコツとして、乾電池を交換する要領で、蛍光灯を押しこみながら横にずらせば、簡単に取り外すことができます。
・カバーを真ん中に移動させて取り外す方法
このタイプの蛍光灯の目印となるのが両端についた銀色のカバーです。両端のカバーを中央に移動させることで取り外しが可能です。ただし、あまり一般家庭で使われることはありません。
(2)丸型蛍光灯の特徴の取り外し方法
丸形蛍光灯は一見取り外しがむずかしそうに思えますが、実際はとても簡単です。蛍光灯とソケットと呼ばれる接続部分(コンセントのように引き抜ける)を取り外します。次に、蛍光灯を支えている金具から取り外したら完了です。
(3)電球型蛍光灯の取り外し方法
3種類の蛍光灯の中でもっとも簡単に取り外せるのが電球型の蛍光灯です。接続部分を反時計回りに回すのみで取り外しが可能です。
蛍光灯を交換したのに電気がつかない……【対処法を解説】
蛍光灯の取り換えをおこなったが、電気がつかないということがあります。その場合、原因として考えられるケースがいくつかあるのです。それぞれの対処法を解説していますので、試してみてください。
(1)接触不良
蛍光灯は、初期不良を除き新品で点灯できないということはありません。もしも、電気がつかないという場合は、まずは蛍光灯の接続部分がきちんとはまっているのか確認しましょう。取り付けの際に、ねじるか押し込むことで点灯することが可能です。
(2)蛍光灯の初期不良
蛍光灯の初期不良の場合、新品であっても点灯させることができません。初期不良が疑われる場合は、ご自宅のほかの部屋に使用している蛍光灯を取り付けてみましょう。
問題なく蛍光灯が点灯するのなら、蛍光灯の初期不良の可能性が高いです。この場合は、購入された家電量販店などで交換されることをおすすめします。
(3)グローランプ(点灯管)の寿命
新品の蛍光灯が点灯しない原因としてグロ―ランプの寿命も考えられます。グロ―ランプは蛍光灯が発光するための温度上昇の役割を担っています。
そのため、グロ―ランプが機能していなければ、いくら新品の蛍光灯を取り付けたとしても点灯させることはできません。蛍光灯の取り付け部分を見てみると小さな豆電球に似た部品が確認できます。この部品がグロ―ランプですので、電球型蛍光灯の要領で接続部分を半時計回しに取り外し、新しいものと交換しましょう。
(4)それでもつかないときはプロに任せる
これまでの方法を試してみたが、蛍光灯が点灯しないという場合は接続機器本体の故障が疑われます。蛍光灯は私たちの日々の暮らしを支えてくれる欠かせないアイテムです。長期間の電気使用で、接続機器本体の劣化も少しずつ起きているのです。
一般的に接続機器本体の交換時期は10年程度とされています。ただし、接続機器の交換作業には、電気工事士資格が必要となります。無資格での作業は法律で禁止されていますので勝手におこなうのは絶対にやめましょう。
新しく蛍光灯を取り付けてみたが、点灯しないという方は交換を検討してみてはいかがでしょうか。ちなみに、弊社では電気工事業者を紹介するサービスを取り扱っています。
また、お電話での受付が24時間365日対応可能です。お客様がお困りなったそのタイミングでご相談いただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
いつも何気なく使っている蛍光灯ですが、蛍光灯には種類があります。蛍光灯の交換を考えた際は、それぞれの蛍光灯の取り外し方法を知っておく必要があるでしょう。無理に取り外せば、蛍光灯が割れてしまうおそれもあるので注意してください。
また、蛍光灯を取り替えたものの電気がつかないということもあります。その場合は、接触不良や蛍光灯、グロ―ランプを確認してみると不具合が解決できる場合があります。しかし、接続機器自体の故障であれば、自分で解決できる問題ではありません。一度、プロに相談してみることをおすすめします。
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