照明スイッチの選び方を解説!電気配線の資格とDIY交換方法を紹介
壊れてしまった照明スイッチを取り換えるために、新しいものを購入するときは、『種類』『デザイン』『機能』の3つのポイントに注目しましょう。照明スイッチは商品数が非常に多く、自分の中で基準をある程度作っておかないと選べないおそれがあるからです。
デザインや機能についてどのようなものがあるのかを知れば、自分に合ったものを選ぶことができるようになります。この記事では、照明スイッチを選ぶ際のポイントについて、くわしくご紹介いたしますので、新しいものを後悔なく選ぶことにお役立てください。
照明スイッチ:種類の選び方
照明スイッチには、たくさんの種類があります。『手が塞がっていても押しやすいスイッチ』『暗い中でも見つけることができるスイッチ』などがあるのです。
ここではまず照明スイッチの種類について、よく使われる代表的なものをいくつかご紹介いたします。
【1】片切りスイッチ
もっともポピュラーな種類です。右、左とスイッチを押すことによって、照明を点けたり消したりすることができます。
新しく建てたものには、このスイッチが使われているケースがほとんどです。そのため、壊れたスイッチもこの片切りスイッチである場合が多いでしょう。
スイッチ自体が大きく、肘で押すことも簡単におこなえるタイプもたくさんあります。両手が荷物で塞がっていても、照明器具を操作することが簡単におこなえる種類です。
【2】ホタルスイッチ
スイッチ部分に小型のパイロットランプが埋め込まれている種類になります。パイロットランプは、スイッチが正常に使える状態であれば、常に光っているものです。そのため、暗い環境の中であっても、ホタルスイッチであれば探さなくて済みます。
暗い屋内を移動しなければならなくなった際に、スイッチの場所がわからなければ、階段から転落したり壁に衝突したりと負傷する危険性があります。このホタルスイッチを設置しておけば、スイッチを探すことなく照明を点灯できるためそういったことはありません。
スイッチの種類は、上記のもの以外にもたくさんあります。スイッチの種類についてくわしく知りたい人は、家電量販店や電気工事を請け負っている業者に相談してみるとよいでしょう。家の構造などを説明すれば、適したスイッチを教えてもらえることもあります。
電気工事を請け負っている業者を探している方で、何か困っていることがある場合は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社には多数の電気工事のプロが加盟しております。照明スイッチの交換についてご要望をお聞かせいただければ、それに適したプロのご紹介が可能です。お電話、お待ちしております。
照明スイッチ:デザインの選び方
照明スイッチを選ぶ際は、デザインも考えなければなりません。家の内装やインテリアに合ったものを選ばないと、それまで美しく整っていた調和が崩れてしまうおそれがあるからです。もちろん、あえて調和を崩すためのデザインにするという方法もあります。
ここでは、照明スイッチのデザインについて、代表的なものをご紹介していきます。
【1】スクエア
照明スイッチのプレートの角が直角に近い形状になっているデザインです。全体的にスリムで、クールな印象があります。スイッチといえば白系の色を思い浮かべる人が多いかと思いますが、メーカーによってグレーのものもあれば、素材にステンレスを使っているものもあります。
たとえば、壁紙が暗めの色だったり、ステンレス製の家具を多く使っていたりする部屋には、ピッタリといってよいでしょう。
【2】ラウンド
照明スイッチのプレートの角が丸みを帯びているデザインです。全体的に柔らかく優しい印象があります。スクエア型と同じく色や素材はメーカーによってさまざまですが、ベージュ系のものを使うと、より温かみが出てよいでしょう。
たとえば、壁紙が明るめの色だったり、木製の家具を多く使っていたりする部屋には、ピッタリといってよいでしょう。
照明スイッチのデザインは、ほかにもたくさんあります。家電量販店に足を運んでみたり、パナソニックなど大手メーカーの公式サイトを閲覧したりすると、どういったものがあるのか調べることが可能です。
また、電気工事を請け負っている業者に、相談してみてもよいでしょう。多くの実績がある業者であれば、「こういった内装の家だと、このデザインのスイッチを取り付けることが多かった」などのアドバイスを受けられることもあります。
実績のある業者をお探しの方で、自分では見つけられそうにないという方は、ぜひ弊社にご相談ください。多数の加盟業者のうち、実績豊富な業者を選んでご紹介させていただきます。お電話、お待ちしております。
照明スイッチ:機能の選び方
照明スイッチには、ものによって機能の違いがあります。種類やデザイン以上に、機能の有無は快適な生活を送れるかどうかに色濃く関わってくることです。取り付けてしまったあとに「こんな機能のスイッチがあるなんて知らなかった!」と後悔しないように、事前に理解を深めておきましょう。
ここでは、代表的な機能についてご紹介いたします。
【1】センサー付き
人が発する熱や動作を搭載されているセンサーで感知したとき、自動的に照明器具を点灯するという機能をもつスイッチです。玄関照明のスイッチとして設置しておけば、暗くなってから帰宅したときに、スイッチを探して手や肘で点灯するといった手間を省けます。
また、このセンサー付きスイッチは、防犯面でも力を発揮します。空き巣や強盗は見られることを拒むものです。たとえその家が留守だとわかっていても、明るい部屋では外部から見られる心配があると考えれば、逃げていく可能性があります。
いつも忙しくしていて、外出したら夜遅くにしか帰ってこないという方には、とくに向いている機能といってよいでしょう。
【2】調光機能
調光機能とは、照明器具が発する光の強弱を、意図的に変えることができるものです。ボタンを押すことで段階的に強くしたり弱くしたりするタイプもあれば、ツマミを回すことで強弱を変えるタイプもあります。
書斎やリビングで仕事をしたり子供たちと遊んだりするときは明るめに、映画鑑賞をするときや寝る前には暗めにと、シチュエーションによって変えることが可能です。また、光を抑えておくことによって、電気代の節約にもつながります。
一般的なスイッチでは、照明器具のオンオフしかできません。空間を全力で明るくすることしかできないのです。「暗すぎても困るけれど、ちょっと暗くしたいときもある」こういった願望をもっている人には、最適な照明スイッチといってよいでしょう。
照明スイッチの機能には、ほかにもスマートフォンで操作できるものや、時間を設定することで自動的に点灯・消灯するものなどがあります。機能について、ここで紹介させていただいたもの以上にくわしく知りたい方は、大手メーカーの公式サイトを閲覧したり、電気工事業者に相談したりするとよいでしょう。
電気工事業者をお探しの方で、多忙だから自力で探している時間なんてないという方は、ぜひ弊社サービスをご活用ください。多数の加盟業者のうち、ご要望を可能なかぎり実現できる業者をご紹介いたします。ご相談は24時間、年中無休で受け付けておりますので、ご都合のよろしいときにお電話ください。お待ちしております。
照明スイッチやコンセントのDIYは慎重に
自分好みの照明スイッチを決めることができたら、あとは取り付けるだけです。しかし取り付けに際して、注意しなければならないことがあります。照明スイッチの交換作業は、電気配線を扱うものになるため、とても危険ということです。
照明スイッチの交換は、簡単そうに思えて、『電気工事士』という資格の保有者がおこなうべきと法律で定められているほどの作業になります。「自宅のものを交換するだけだし、事故が起きても自己責任でしょ?資格ないけどやっちゃえ」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、やめておいたほうが賢明です。電気配線関連の作業は、火事を起こすおそれもありますし、最悪の場合は感電して大ケガを負う危険性もあります。
そのため、電気工事士の資格をもっている、電気配線の取り扱いに関して深い知識と確かな技術力がある人だけ、自力で照明スイッチの交換をおこないましょう。ここでは、有資格者に向けて、交換方法をご紹介いたします。資格をもっていない方は、電気工事を請け負っている業者に依頼しましょう。
【有資格者向け】DIY方法
まずは必要な道具を揃えましょう。以下のものを準備してください。
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
- ベビーマイナスドライバー
これらを揃えることができたら、最初に必ずブレーカーを落としましょう。落とすことを忘れて作業に入ると、感電する危険性があるからです。ブレーカーを落としたら、以下の手順で作業を進めてください。
- 照明スイッチのプレートを外す
プレートはネジと固定されているだけです、プラスドライバーでネジを外し、プレートをはがしましょう。
- スイッチ本体を外す
プラスドライバーで取り付け枠のネジを外し、壁の中からスイッチ本体を外しましょう。スイッチ本体には、壁の中から伸びる電気配線がつながっています。スイッチ本体の電気配線が挿入されている部分を、マイナスドライバーで突けば、電気配線は取り外せます。
3.新しい照明スイッチを取り付ける
プレートを外して、スイッチ本体と取り付け枠にした状態のものを、古いものと同じように取り付けます。スイッチ本体に電気配線を挿入し、壁の中にはめ込んだら、取り付け枠をネジで固定しましょう。最後にプレートも取り付けます。
これで交換作業は終了です。ブレーカーを入れて、照明スイッチをオンにしましょう。ちゃんと照明器具が点灯すれば、問題ありません。
電気配線は危険!業者依頼がオススメ
先述したDIYの手順だけ見れば、交換作業は簡単に思えるかもしれません。「電気工事士の資格はないけれど、このくらいなら自分でもやれそう!」改めてそのように考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、絶対にやめておきましょう。
電気配線を取り扱う作業は、本当に危険なことです。正確な知識も技術も知らない人がおこなえば、作業中に感電するおそれがあります。人によってはその感電によって命を落としてしまうこともあるでしょう。
運よく作業中に何事もなくても、そのあとに漏電による火事が起きる危険性もあります。「資格がない自分でも交換できた!」そう思い込んでいるだけで、じつは作業に失敗しており、時間差で大事故に発展することもあるのです。
電気工事士の資格をもっていない人は、作業中と作業後の安全を考えて、電気工事を請け負っている業者に依頼しましょう。有資格者であっても、自分で作業することに少しでも不安を感じたときは、それ以上の作業はやめて、業者に頼ることをおすすめします。
電気工事業者をお探しの方で、何か困っていることがございましたら、ぜひ弊社にご相談ください。全国に多数の加盟業者がいるため、最短10分といった迅速対応が可能です。
費用は『税込5,500円~』になります。「とりあえず見積りだけでも!」といったご相談でもかまいません。見積り・現場調査を無料でおこなっている業者を選抜してご紹介いたします。
お電話によるご相談は、24時間いつでも受け付けております。早朝から深夜まで、お時間のあいたときにご連絡ください。お電話、お待ちしております。
電気工事関連記事
- 地デジ・BSCS別!TVアンテナのカンタンな選び方【種類・費用】
- コンセントプラグの交換は資格がなくてもできる!注意点と手順を解説
- 換気扇修理は業者に依頼しよう!その費用や換気扇が故障する原因
- テレビアンテナ修理費用の相場・強風が原因なら火災保険も適用可能!
- テレビが映らない場合は電波・アンテナ・配線・接続・設定などを確認
- BSアンテナの向き・角度調整は自分でできる!その手順やコツを解説
- コンセントを増設したいと思ったら! 方法、資格、費用をご紹介
- デザインアンテナ|受信感度をよくする方法と取り付け工事の費用相場
- テレビがつかないときの対処法!E202エラー・アンテナの故障など
- 屋内配線工事はDIYでできるの?コンセントの増設方法と費用相場