頻繁にブレーカーが落ちる原因は電気の使い方に!見直したいポイント

頻繁にブレーカーが落ちる原因は電気の使い方に!見直したいポイント

何度もブレーカーが落ちるとそのたびにブレーカーを戻しに行かなければならないため、手間に感じる方が多いでしょう。ブレーカーが頻繁に落ちるおもな原因は、電気の使い過ぎが考えられます。ブレーカーが落ちないようにするためにも、普段の電気の使い方を見直してみましょう。しかし、それだけが原因とも言い切れない部分もあります。

この記事では、ブレーカー落ちの原因について見ていきましょう。頻繁なブレーカー落ちでお困りの方は、ぜひお役立てください。

頻繁にブレーカーが落ちる!その原因は"電気の使い方"にある

頻繁にブレーカーが落ちるなら、まずは電気の使い方を見直してみましょう。なぜなら、ブレーカー落ちの最たる原因が電気の使い過ぎにあるといわれているからです。たとえば家電製品をいくつも同時に使っていませんか。家庭用ブレーカーは契約アンペア数を超えると自動的に落ちてしまいます。

使う時間帯をずらしたり、同時使用を控えたりするなど、日常の中で少し工夫をしてみましょう。また、電気の使い方を見直すことは電気代の節約にもつながります。詳しくは、以下でご紹介する、電気の上手な使い方をぜひご覧ください。

1.おもな家電製品の消費電力を知ろう

1.おもな家電製品の消費電力を知ろう

家での電気の使用量を減らすには、家電製品の消費電力がどのくらいか知っておく必要があります。そこで、家電製品の消費電力について、以下の表にまとめました。家電製品を使用する際は参考にしてみてください。

家電製品 消費電力量
ドライヤー 600~1200W
掃除機 1000~1100W
炊飯器 350~1200W
食器洗浄機 1200~1300W
電子レンジ・ホットプレート 1300W
オーブントースター 1200~1350W
アイロン 1200~1400W
IH調理器 3000W

この表に記載されている家電製品は、消費電力がとくに大きいものになります。同じ時間に複数使用すると、ブレーカーが落ちるおそれがあるので注意しましょう。また、消費電力がわからないものに関しては、以下の計算式で算出することができます。ブレーカーが落ちる原因にならないか調べてみましょう。

【家電製品の消費電力量の算出方法】

W(ワット)=100V(ボルト)×A(アンペア)

2.契約アンペア数を変更するのも有効!

家電製品の消費電力を考慮して使い方を工夫しても頻繁にブレーカーが落ちる場合、家族構成や生活スタイルと契約アンペア数が合っていないかもしれません。電気を契約する際に、契約としてそれぞれ使用できる電気量があらかじめ決まっています。そのため、契約の電気使用量を超えるとブレーカーが落ちるしくみになっているのです。

契約アンペア数を見直せば、頻繁にブレーカーが落ちることもなくなるでしょう。おすすめの契約アンペア数は1人暮らしで10~20A、夫婦などの2人暮らしで30A、子どもがいる家庭で40Aを推奨しています。

子どもの人数が多い家庭や2世帯住宅の方は50~60Aを契約すると安心です。さらにオール電化の家庭などは電気の使用量が多いため、60A以上契約しておけばブレーカーが落ちる心配もないでしょう。

また、契約している電気料金のプランが合っていない場合もあります。電気料金を生活サイクルに合わせて変更することで電気料金が安くなることもあるので、一度見直してみてください。自分ではどのプランが合っているかわからない場合は、電気会社に相談してみるのもおすすめです。

原因はブレーカーの寿命の可能性も?交換のタイミング・費用相場

電気の使い方を見直してみてもブレーカー落ちを繰り返す場合は、ブレーカーもしくは分電盤そのものが寿命を迎えているかもしれません。分電盤の寿命は約10年前後といわれていますが、使う環境によって異なります。

目安として「分電盤から異音がする」「分電盤が発熱している」などの症状があらわれたら、そろそろ交換のサインでしょう。以下では、分電盤の交換費用についてご紹介しますのでご覧ください。

【アンペア・安全・漏電】ブレーカーの交換費用

【アンペア・安全・漏電】ブレーカーの交換費用

家庭用のブレーカーは、アンペアブレーカー、安全ブレーカー、漏電ブレーカーの3種類です。そのうちのひとつが寿命でブレーカー落ちが起こっている場合は、原因のブレーカーを交換すれば解決することができます。

すべての部屋の電気を管理しているアンペアブレーカーを交換する場合の費用は、およそ3,000~6,500円です。また、各部屋の電気を管理する安全ブレーカーの交換費用は、4,000~6,000円ほどとなっています。

ブレーカーの中でも交換費用が一番高いのが漏電したときに落ちる漏電ブレーカーです。その交換費用は7,000~11,000円ほどとなるでしょう。

分電盤そのものを交換する費用

分電盤自体が古くなっていて寿命を迎えている場合は、分電盤本体を交換する必要があります。分電盤の交換を業者に依頼した場合にかかる費用の相場は、50,000~80,000円ほどです。費用の内訳は、分電盤本体費用、交換の作業費、出張費などとなっています。

しかし、これはあくまで目安なので作業内容や出張費によってはもう少し高くなってしまうこともあります。正確な費用を知るには、業者に見積りを依頼することをおすすめします。

【!】分電盤交換は専用回路と分岐回路を設置するかがポイント

分電盤の交換をおこなう際には、専用回路と分岐回路についても考えておかなければいけません。専用回路とは、消費電力が高いエアコンや洗濯機などのために専用で電気回路を用意したものです。大きな電力を使用する家電製品を使う電気回路をほかの家電製品の回路と同じにしておくとブレーカーが落ちやすくなる原因となるからでしょう。

分岐回路とはひとつの電気回路をいくつかの部屋に分けて配線してあるものです。分岐させることで、いくつかの部屋で家電を使用することができるしくみになっています。専用回路はあとから増設することができません。事前に電力が大きい家電製品のための専用回路がいくつ必要か調べておくか、業者に相談してみるとよいでしょう。

また、分岐回路の増設をおこなう際には、電気工事士の資格が必要となります。無資格でおこなうことは禁じられているので、業者に依頼して増設してもらうようにしてください。

覚えておきたい!漏電ブレーカー落ちの正しい復旧方法

ブレーカー落ちの中でも「危険」な状態とされるのが漏電ブレーカー落ちです。漏電ブレーカーが落ちたということは、家のどこかで漏電が発生している可能性があります。まずは以下の手順で漏電箇所を特定しましょう。

漏電ブレーカーを「切」にして安全ブレーカーもすべて「切」にします。そのあと漏電ブレーカーを「入」にして安全ブレーカーをひとつずつ「入」にしてください。この状態で特定の部屋だけ漏電ブレーカーが落ちたら、その部屋の回路が漏電していると判断できます。

そうしたら、その部屋の家電のコンセントをひとつずつ抜いてみましょう。これで安全ブレーカーを「入」にしても再び漏電ブレーカーが落ちるならば、部屋の配線自体に問題があるかもしれません。そのような場合は契約している電力会社に相談してください。

改めて知ると怖い漏電のリスク

改めて知ると怖い漏電のリスク

漏電とは名前の通り、電気が漏れ出す現象のことです。この漏電は配線が劣化して中の芯線がむき出しになったり、家電製品のプラグ部分が水で濡れたりしたときに起こります。漏電していると、人が感電して最悪の場合死に至ることもあるでしょう。また、火災が発生してしまうことも考えられます。

家の漏電ブレーカーが落ちているなど漏電の危険性を感じたら、すぐに修理しなくてはなりません。生活110番では、このような緊急性の高い漏電の修理にも迅速に対応させていただきます。24時間365日電話対応していますので、緊急時は早めにご連絡ください。

また、寿命による分電盤の交換なども承っています。寿命でよくブレーカーが落ちるという方もぜひ弊社をご利用ください。

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