便利なコンセントの位置|新築の失敗例やオススメの配置をご紹介!
新築や増築時には、コンセントの位置や数で悩む方が多くいます。コンセントは、ただ多く配置すればいいというものではありません。配置する前には、あらかじめ位置や高さを考えておく必要があります。
なにも考えずにコンセントの位置を決めてしまうと、生活していくなかで不便に感じることが発生して後悔することにもなりかねないのです。また電化製品によっては専用のコンセントが必要になることもあり、正しい知識を身につけておくことも大切です。
ここでは、コンセントの配置に失敗しないためのポイントや注意点などについて解説します。毎日を快適に過ごせるように、生活に適したコンセントの配置について正しい知識を身につけておきましょう。
コンセント配置の失敗例
コンセントの配置や数によっては、不便になってしまうケースがあります。コンセントの配置によって起こる失敗例には、以下のようなものが挙げられます。
- コンセントに電源コードが届かないため、電化製品を使うたびに延長コードが必要になる
- コンセントの位置が高く目立ってしまう
- 家具の背面にコンセントが隠れてしまって使いづらい
- コンセントの位置が低すぎて使いづらい
- 使用する電化製品に対してコンセントの数が足りないため、毎回抜き差しが必要になる
コンセントの失敗例には上記のようなケースが発生しますが、あらかじめポイントを押さえておけば解決できることもあります。コンセントの配置を考えるときは、これまでの生活でここが不便だったという経験を思い出すことで対策を立てられることもあるのです。次に、コンセントの位置で失敗しないためのポイントをご紹介します。
コンセントの位置で失敗しないためのポイント
生活の仕方によって使う電化製品はそれぞれ異なるため、必要なコンセントの数も変わるものです。また自分だけでなく、高齢者や子供などの家族も含めて使いやすいコンセントの位置を考えることが大切です。ここでは、コンセントの位置を決めるポイントを紹介します。
ポイント1 生活の仕方を思い出してみる
まずは、自分が普段の暮らしでどんなときにコンセントを使っているかを把握する必要があります。たとえば、休日に自宅で過ごすときのことを思い出してみましょう。
リビングでパソコンや空気清浄機を使うなど、朝起きてから夜寝るまでの生活シーンを振り返ることで見えてくることもあります。また夏は扇風機、冬はファンヒーターといったように、季節によって使用する電化製品も思い出すと、必要になるコンセントもわかってくるはずです。
ポイント2 どんな電化製品を使うかを洗い出す
近年は掃除機をはじめ、コードレスの家電製品が増えています。このため電源コードが届かず、場所を変えてコンセントを差し替える手間も少なくなっています。しかしコンセントを配置する際は、位置だけでなく数も重要なポイントになってきます。
もし新築で間取り図などがある場合には、どの部屋でどんな電化製品を使うのかを、書き出してみてもよいかもしれません。ここでは、それぞれの場所で必要になるおもな電化製品を見ていきましょう。
〇キッチン
キッチン回りでは、冷蔵庫をはじめ炊飯器や電子レンジなど数多くの電化製品が使われます。システムキッチンなどの場合は、あらかじめいくつかのコンセントがついていることもありますが、足りないことも考えられます。電化製品が多い場合にプラグの抜き差しが多いとストレスになるため、慎重にコンセントの口数を決めることが重要です。
とくに料理やお菓子作りが趣味の方は、電動のミキサーや泡立て器などを使うことも多いはずです。ほかにも換気扇やIHコンロなど、普段プラグを差したままで使用する家電製品もあるため、忘れないようにしましょう。
〇リビング
リビングでは、とくにテレビ周りで多くのコンセントを使用します。テレビ本体はもちろん、DVDなどの録画機器やゲーム機などにもコンセントが必要です。またインターネット環境によっては、モデムやルーターの電源も確保しなくてはいけません。
〇洗面所
脱衣所で使用する電化製品にはドライヤーのほかにも、電動の髭剃りや電動歯ブラシの充電で常時コンセントが必要になるケースがあります。また冬場の寒い季節には、ヒーターが設置できるようにコンセントを設けておくのもよいかもしれません。
〇玄関
玄関では普段電化製品を使用するイメージはないかもしれません。しかし、クリスマスツリーを置いたり電気アシスト自転車を充電したりといった際、コンセントがあれば便利になるケースもあります。
〇屋外
庭やベランダなどの屋外でも、電化製品を使用することがあります。駐車場の照明や高圧洗浄機のほか、日曜大工が趣味の方は電動工具のコンセントがあると便利に使えるでしょう。
ポイント3 電化製品に適したコンセントの高さを考える
それぞれの電化製品は、使用に適した高さにコンセントを配置することもポイントです。たとえばプラグの抜き差しが多い電化製品の場合は、手の届きやすいところにコンセントを配置することが望ましいでしょう。
とくにキッチン回りでは、料理などの際に行き来が多くなるものです。コンセントの位置が低いとコードが足に絡まるおそれもあるため、危険を防止する意味でも高さを考えることは大切なのです。
また洗濯機のコンセントは、漏電を防止するために洗濯機よりも20cmほど高い場所に設置するのが一般的です。しかし、洗濯機によって高さが異なることがあるため、買い換えたときのことも考えておきましょう。
冷蔵庫のようにプラグを差したままにするコンセントは、高い場所に配置されることが多くあります。なぜならコンセントやプラグにホコリがたまると、トラッキング現象が起き発火する危険があるため、人目の付きやすい場所になっているのです。
ポイント4 家具などの配置から位置を考える
コンセントの配置は電化製品を中心に考えがちですが、家具の配置も重要です。家具を置く場所によっては、部屋の模様替えなどでコンセントが隠れてしまうこともあるのです。
家具を移動させたい場所にコンセントがあることで、模様替えができないということにならないようにコンセントの配置を考えるのもポイントです。あらかじめその部屋にどんな家具を置くのか大きさも把握したうえで、コンセントの配置を決めていきましょう。
コンセントは適切に使用することも重要
コンセントは位置だけではなく、ほかにも気をつけるべきことがあります。電化製品によっては、適したコンセントをつけることが必要になるのです。たとえば1か所で大きな電力を一度に使うとブレーカーが落ちることもあるので、配線についても考えなくてはいけません。
ほかにもコンセントが足りないという理由で、延長コードやタコ足配線を多用するケースがあります。延長コードやタコ足配線は見た目が悪くなるだけでなく、十分な電力が得られないこともあります。
とくに冷蔵庫など大きな電力を使用する電化製品の場合には、延長コードなどは使用せず専用のコンセントを設けなくてはいけません。最悪の場合はショートして、火災の原因になるおそれがあるため適切な使い方をすることが必要なのです。
また屋外では風雨にさらされることもあるため、屋外専用のコンセントが必要になります。さらにコンセントには、電圧によって違いがあることも覚えておきましょう。
電化製品によっては使用する電圧が異なる
家庭用の電化製品のほとんどは、100V(ボルト)の電圧になっています。しかし近年は、200Vのエアコンなども増えつつあります。エアコンが200Vの場合は、200V専用のコンセントを配置しなくてはいけません。
ただし、電圧の変更をおこなうには電気工事士の資格が必要になるため、業者に依頼することが必要になります。配線に知識がないままふれてしまうと感電するおそれがあり、場合によっては死にいたることもあるため、絶対に自分でおこなうことは避けてください。
業者なら適切なアドバイスを受けられる
コンセントは正しく使わなければ、火災などのトラブルになるおそれもあります。安全に電化製品を使用するためにも、正しい知識を身につけておくことは大変重要です。
コンセントの配置について悩むことがあるなら、専門の業者に相談してみることがおすすめです。業者であれば、これまでの経験から自分が考えるよりもさらに便利なコンセントの活用方法を知っているはずです。有効なアドバイスが受けられることもあるでしょう。
もしコンセントの配置や数を考えたときに不安を感じるなら、ぜひ弊社をご利用ください。電気工事士の資格をもつ、日本全国の専門業者を紹介いたします。24時間365日受付対応しておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
まとめ
コンセントの配置を決めるには、普段の生活を振り返り、使用する電化製品の数や場所などをあらかじめ洗い出しておくことが失敗しないためのコツです。コンセントの高さや位置、場所によって適切な数を考えながら快適な生活を実現しましょう。
また、コンセントを間違った方法で使用すれば十分な電力が得られないだけでなく、火災などが発生するリスクもあります。電圧の違いなど電化製品に適したコンセントがあることも覚えておいてください。
コンセントの位置で悩むことがあれば、専門の業者に相談することも方法のひとつです。プロであれば、コンセントの配置について最適なアドバイスを受けることができるでしょう。
もしコンセントの配置でお悩みなら、ぜひ弊社をご利用ください。弊社では、電気工事士の資格をもつ業者の紹介をしています。24時間365日受付対応していますので、まずはお気軽にご連絡ください。
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