家にダウンライトを設置する際の注意点!種類の違いや交換についても
理想の形でダウンライトを設置したいときは、まずは設置にあたっての注意点を把握しておく必要があります。なぜなら、ダウンライトの設置場所には向き不向きがあり、導入したあとに失敗に気づくということも起きかねないからです。
本記事では、ダウンライト設置前に注意しておきたいポイントやダウンライトの種類ごとの特徴を解説しています。この記事を読むことで、理想のダウンライト設置を叶えてみてください。
目次
ダウンライト設置は数や場所が大切!気をつけておきたい4つのポイント
「気づいたら天井が穴だらけになってしまった……」
「ダウンライトの向きを変えたいけど変えられない……」
ダウンライトをむやみに設置すると、上記のようなケースに陥ってしまうことがあります。あとから失敗に気づいてしまうということを避けるために、ここではダウンライト設置の際に気をつけるべき4つのポイントを解説していきます。ぜひ、ダウンライト設置の際に役立ててみてください。
ダウンライトの数
ダウンライトは天井に穴を開ける埋め込み式の照明器具で、通常の照明器具よりも天井をスッキリとした印象にすることができます。ただし、スポットライトとしての役割が強く、特性上真下を照らすことしかできない点には注意が必要です。
「ここに照明が足りないから追加しよう……」このように、ダウンライトをむやみに設置すると、想定以上に天井に穴を開けることになってしまいます。そのため、ダウンライト設置の際には数に気をつけ、ほかの照明器具との組み合わせも考えておくとよいでしょう。
基本的には場所・向きの変更ができない
ダウンライトは基本的に場所や向きを変更することができません。たとえば、家具や壁に飾った絵などを移動させた際に、再び照らすといったことはむずかしいのです。
そのため、ダウンライト設置の際は、場所や向きを考慮し、どういう使いかたをするのかあらかじめよく考えておく必要があります。しかし、ダウンライトで光源の向きを絶対に変えることができないわけではありません。
そういった場合に使われるのが、光源の向きを変えることができるユニバーサルタイプになります。詳しくは「ダウンライトはおもに3種類!理想のダウンライトを見つけよう」 で解説していますのでそちらをご覧ください。
ダウンライトには向かない場所もある
ダウンライトはスポットライトとしての役割が強いため、あまり寝室などには向きません。たとえば、仰向けになった際、ダウンライトの光源がピンポイントで目に当たってしまうことが理由です。ダウンライトは物置や書斎など、スポットライトとしての強みを活かせるような場所に設置するとよいでしょう。
種類によっては自分で交換ができない
ダウンライト設置を考えたときは、種類にも注意する必要があります。ダウンライトには、「一体型」「交換型」の2種類があり、それぞれに特徴やメリットの違いがあるのです。
そのため、あとから失敗することがないようどちらを使うか見極めておくとよいでしょう。各ダウンライトについては、「ダウンライトには交換できるタイプとできないタイプがある!」 で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。
ダウンライトはおもに3種類!理想のダウンライトを見つけよう
ここでは、ダウンライトの種類や特徴、色味の違いについて詳しく解説しています。理想のダウンライトを見つけるために役立ててみてください。
ベースタイプ
ベースタイプは「全般照明」ともよばれ、もっとも一般的なダウンライトになります。ダウンライトといえど比較的広範囲で照らすことが可能なタイプです。ベースタイプは、トイレやリビング、廊下など私たちの暮らしにおいてさまざまな場所で使われています。
ユニバーサルタイプ
ダウンライトは、基本的に光源の位置を変えられません。しかし、ユニバーサルタイプでは、照らしたい向きへと角度調整が可能です。
たとえば、家具を移動させたときなど、それにあわせて光の向きも変えることができるようになります。「ダウンライトを設置したいけど、模様替えするかも……」そんなときに、おすすめのダウンライトです。
ピンホールタイプ
ピンホールタイプは狭い範囲を照らすことが得意なダウンライトです。対象をピンポイントに照らすことで、メリハリのある明暗差を楽しむことができるでしょう。
また、ピンホールタイプの特徴は、ダウンライトの下面を覆うようにカバー(アルミの蓋)が取り付けられていることです。そのため、カバーを天井と同色にすれば、一体化して目立たなくさせることも可能になります。
種類だけじゃない!ダウンライトには色味にも違いがある
これまでのダウンライトは、電球色の強いぬくもりのある暖色カラーが主流でした。しかし、近年では、LEDが普及したことにより、さまざまな色味のバリエーションができたのです。
ちなみに、ダウンライトの色味の違いはK(ケルビン)数値化されています。ケルビンとは光の色を数値にしたもので、数値が低ければ、ぬくもりのある暖色になり、逆に高いほど青味がかったさっぱりとした印象となります。以下に数値ごとのダウンライトの色味の違いをまとめてありますので参考にしてみてください。
・2700K~3000K:電球色
ぬくもりのある優しい色味の電球色です。落ち着いた光源のため、食卓を囲むリビングでの採用や寝室にダウンライトを導入する際にも使われることが多くなっています。
・3500K:温白色
もっとも自然の光に近い色味で、和室などで採用されることが多いです。電球色よりも少しだけ明るい色味となっており、「落ち着いた光で明るさが欲しい……」そんなときにおすすめの色味です。
・5000K:昼白色
窓から入る自然の光と馴染みやすく、白い光は長時間過ごすお部屋でも、違和感のない色味となっています。ダウンライトで効果的に部屋の雰囲気を明るくしたいときにも、昼白色は効果を発揮してくれるでしょう。
・6200K~6700K:昼光色
数値の高い昼光色は、青味のあるさっぱりとした光で、お部屋を照らし出すことができます。昼光色は部屋で集中した作業をおこなう際に向いているとされ、お子様の勉強部屋にもおすすめの色味です。
このように、ダウンライトにはピンポイントで照らすことに特化したタイプや光源の角度調整が可能なタイプなどさまざまな種類があります。また、種類だけではなく、色味にも大きく違いがあり、ダウンライトをシーンごとに選んで演出を楽しむのもよいでしょう。
しかし、これだけ種類や特徴に違いがあるダウンライトですので、迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。そんなときは、一度業者に相談してみることをおすすめします。プロの目線から、住まいの状況に合わせたダウンライト導入のアドバイスを受けることができるでしょう。
弊社では、電気工事業者を紹介するサービスを取り扱っています。業者をお探しの際は、一度ご連絡いただければと思います。ダウンライト導入をお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
ダウンライトには交換できるタイプとできないタイプがある!
ダウンライトには、交換型(交換できるタイプ)と一体型(交換できないタイプ)があります。「つけてみたけど、あとから失敗に気づいた……」なんてことが起きないよう、あらかじめ違いを知っておくとよいでしょう。
ここでは交換型と一体型の違いやそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。どちらのタイプが自分の希望にあっているのか見極めてみてください。
交換できるタイプは「交換型」
「交換型」は、電球と照明器具本体(天井に埋め込まれている)とで分かれており、装着から脱着まで簡単におこなうことが可能です。そのため、業者に依頼することなく自分の好きなタイミングで電球を交換することができます。
一体型と違い、照明器具を丸ごと交換することもありませんので、気分に合わせて色味を変えることも容易におこなえます。
交換できないタイプは「一体型」
「一体型」は「交換型」と違い、電球と照明器具本体とが一体化しています。商業施設やマンションなど、導入されている多くのダウンライトはこの一体型が多いようです。理由としてLED型電球の普及が考えられます。
近年ではダウンライトにおいても、LED型の光源が主流です。LED型電球の寿命はとても長く、10年程度は明るさを保つことができるとされています。
また、LED型は10年経ったからといって照明が完全に消えることはなく、寿命の影響で2割程度暗くなるだけとされています。このように、LED型の普及により使いやすくなった一体型ですが、ひとつ注意点があります。
それは、自分で電球の交換ができないことです。調光式のダウンライトであれば、明るさの調節は可能ですが、途中で色味を変えたいといったときに気軽に交換することはできません。そのため、こういったケースでは、電気工事業者に依頼する必要があります。
弊社では、電気工事業者を紹介するサービスを取り扱っています。お電話での受付は24時間365日対応可能です。ダウンライトの交換をお考えになった際は、ぜひ弊社にお気軽にご相談ください。
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