コンセントカバー交換・電気スイッチカバー交換のDIY手順を解説!
コンセントカバー交換は、専門的な知識や経験がない方でもDIYでおこなえます。なぜなら、コンセントカバーの交換は比較的簡単な作業であり、電気工事士などの資格も必要ないからです。
この記事では、新しいコンセントカバーの選びかたや交換手順をご紹介していきます。この記事の情報を参考に、コンセントをキレイな状態にして、快適に使えるようにしましょう。
目次
コンセントカバー交換・電気スイッチカバー交換の準備
コンセントカバーの交換作業は、コンセントの内部や配線をいじる工程はありません。そして、専門的な知識と技術を持つ電気工事士でなくてもおこなえる作業です。また、雑貨屋などではおしゃれなデザインのコンセントカバーも販売されています。そのため、修理だけでなく、インテリアとして交換しようという方も多くいらっしゃいます。
集合住宅の場合は管理者に相談を!
賃貸のマンションやアパートにお住まいの方は、念のため、交換前に管理者に相談しておきましょう。なぜなら、交換の際にはコンセントを破損させてしまう可能性があるからです。もし破損させてしまった場合、修理費用を居住者が負担しなくてはならないケースもあるでしょう。
このようなリスクがあるため、賃貸物件にお住まいの方は、交換前に管理者に相談してください。そして、自分で交換してもよいのか、もしコンセントを破損してしまった場合だれが修理費用を負担するのかなどを確認しましょう。
準備するもの
コンセントカバーの交換に必要なものは、新しいコンセントカバー、マイナスドライバー、プラスドライバーの3点です。電気スイッチカバーを交換する際は、コンセントカバーではなく電気スイッチカバーを用意してください。
必要なものを準備する際に気を付けていただきたいのは、コンセントカバーと電気スイッチカバーの選びかたです。どのように選べばよいか、つぎの項目でみていきましょう。
コンセントカバーの選びかた
日本の住宅では、Panasonic製のコンセントカバーや電気スイッチカバーが施工されていることが多いです。そして、Panasonic製のカバーはおもに、「フルカラープレート」と「コスモシリーズワイド21」の2種類がよくみられます。
フルカラープレートは昔ながらの住宅でよく使用されていますが、コスモシリーズワイド21は比較的新しい住宅でみられることが多いです。それぞれ形や色は異なりますが、コスモシリーズワイド21のほうが、フルカラープレートにくらべて少し厚みがあります。
このように、コンセントカバーや電気スイッチカバーを選ぶ際には、古いカバーがどちらの種類かが大切なポイントです。みためで判断するのが難しい方は、取り外した古いカバーを持って、ホームセンターや雑貨屋の店員にたずねてみるのもよいかもしれません。また、カバーの種類以外にも、コンセントやスイッチの口数、デザインなどをふまえて選びましょう。
コンセントカバー交換・電気スイッチカバー交換の手順
ここからは、コンセントカバーの交換方法をご紹介していきます。電気スイッチカバーの交換も、基本的にコンセントカバーと同じ手順です。
コンセントカバーの交換をおこなう際には、作業前にブレーカーを落としてください。それは、作業中にあやまって配線にふれてしまうと、感電してしまう危険があるからです。ブレーカーを落としたら、コンセントカバーを交換していきましょう。交換手順は大きく、ふたつのステップにわけられます。
【ステップ1】古いコンセントカバーを外す
ひとつめのステップは、古いコンセントカバーの取り外しです。コンセントカバーは、コンセントカバーと壁のあいだにマイナスドライバーを差し込むと、取り外せます。
つぎは、取り外したコンセントカバーの土台(外枠)を取り外してください。土台はネジで固定されているので、プラスドライバーを使ってネジを取り外すと、土台も取り外せるようになります。
【ステップ2】新しいコンセントカバーを付ける
ふたつめのステップは、新しいコンセントカバーの取り付けです。新しいコンセントカバーの土台をあてて、ネジで固定してください。そして、外側のカバーを取り付ければ交換完了です。
不安な方は業者を利用するのもアリ
コンセントカバーの交換は簡単な作業ですが、うまく作業できるか不安に感じたり、作業中に配線にふれてしまうのが怖かったりすることもあるでしょう。そんなときは、電気工事業者に交換作業を依頼するのも手段のひとつです。
業者に作業を依頼する場合、料金の相場は2,000円程度といわれています。自分で交換するよりは費用がかかりますが、高い金額ではないので、業者に依頼するのもよいでしょう。
コンセントには寿命がある……古い場合は交換がおすすめ!
コンセントには寿命があり、約10年が目安だといわれています。設置から10年以上たっても、異常を感じることなく使い続けられることもありますが、古いコンセントの使用には危険性があります。
考えらえる危険性の例として、漏電があげられます。漏電が発生すると火花が散り、ケガや火災につながるかもしれません。古いコンセントにはこのような危険性があるため、設置から10年以上たっている場合、電気工事業者に点検や交換を依頼することをおすすめします。
また、まだ10年たっていない場合でも、コンセントの使いかたによっては寿命が短くなることもあります。ここからは、コンセントの寿命が近いときに発生する症状をいくつかご紹介するので、あてはまる項目がないか確認してみてください。
壁コンセントの寿命が近いサイン
壁に設置されているコンセントの寿命が近いときの症状として、コンセントカバーが熱をおびたり、膨れあがったり、ヒビ割れたりすることがあります。また、電化製品の電源プラグをさしたとき、抜けやすいのも寿命が近いときのサインです。これらの症状に思い当たる項目がある方は、いちど、電気工事業者に点検を依頼してみましょう。
コンセント交換にかかる費用
コンセントカバーの交換はDIYでもできますが、コンセント本体の交換は電気工事士の資格が必要です。そのため、コンセントの交換は電気工事業者に依頼するのが一般的です。
コンセントの交換を業者に依頼する場合、料金の相場は、コンセントひとつあたり4,000円から7,000円程度です。しかし、交換作業や部品の料金、作業の難易度、出張費の有無などによって、実際の料金は変わってきます。また、複数のコンセントを交換する場合、業者によっては、ふたつめ以降のコンセントの交換料金が割引されることもあるようです。
そのため、実際の料金を知るには、業者に現地調査と見積りを依頼しましょう。弊社はコンセントの交換をおこなう電気工事業者をご紹介しております。現地調査と事前見積りに対応しておりますので、ぜひご相談ください。
まとめ
コンセントカバーの交換は、電気工事士の資格がない方でもできる作業です。DIYで交換する場合は、現在のコンセントカバーと同じ種類のものを選びましょう。そして、交換する際には、作業中に感電しないよう、かならず作業前にブレーカーを落としておいてください。
また、今回コンセントカバーを交換する方のなかには、コンセントが設置されてから10年以上経過している方もいらっしゃるかもしれません。コンセントの寿命は約10年といわれています。寿命を迎えたコンセントを使い続けると漏電などの危険性があるので、点検や交換を検討しましょう。
コンセントが熱を持ったり膨らんだりする症状も、コンセントの寿命が近いサインです。このような症状を感じる方も、はやめに点検や交換をおこなうことをおすすめします。
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