天井の照明器具6種類と特徴~取り付けまでをわかりやすく紹介!
部屋の雰囲気や生活スタイルにぴったり合う照明器具を選ぶためには、照明器具の種類や特徴をあらかじめ知っておくことが大切です。照明器具は、使う場所や用途により種類がわかれており、適切なものを選ばなければ心地よく生活することができないからです。
本記事では、照明器具の種類ごとに特徴を詳しくご紹介していきます。最適な照明器具を選ぶ際に役立ててください。
目次
天井の照明器具の種類6つとその特徴
照明器具は設置する場所によって、使い分けることができます。しかし、直感や好みで照明器具を選んでしまうと、部屋の雰囲気や生活スタイルに合わないことがあるのです。ここでは、天井の照明器具の種類を6つとその特徴についてご紹介します。
【1】シーリングライト
シーリングライトは、天井に直接取り付けることが可能な照明器具です。メインの照明として用いられ、部屋全体にムラなく光を行き渡らせることができます。使用される場所として、玄関やリビング、子供部屋などが挙げられます。
【2】ペンダントライト
ペンダントライトとは、天井に吊り下げて設置するタイプの照明器具です。演出性と機能性をもち、空間のアクセントとして使われることが多いです。使用される場所として、ダイニング(食卓)や寝室、リビング、書斎などが挙げられます。
【3】ダクトレール
ダクトレールとは、スポットライトやペンダントライトなどを複数取り付けることができるレール状になった部品です。照明器具というよりかは、照明器具の楽しみ方の幅を広げる補助的なものといえるでしょう。レールの中に照明をいくつも取り付けられるため、自由にレイアウトすることができます。使用される場所は、リビングやダイニング、書斎などです。
【4】スポットライト
スポットライトとは、インテリア(置物など)や空間の一部を強調したいときに使用する照明です。スタイリッシュな空間を作りたい場合におすすめです。使用される場所は、リビングやキッチン、ダイニング、書斎などが挙げられます。
【5】ダウンライト
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明なため、空間をすっきりみせることができます。また、一部に光が集中するため、部屋に明るいところや暗いところができ、雰囲気のある空間を作り出すことが可能です。使用される場所は、キッチンや寝室、リビング、書斎などが挙げられます。
【6】シャンデリア
シャンデリアは、シンプルなデザインから豪華なデザインまであります。部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。使用される場所は、吹き抜けやリビング、玄関、ダイニングなどです。
オシャレに演出するための照明器具4選
照明器具は天井だけではありません。オシャレに演出するため壁やテーブルなどに設置する照明器具もあります。この章では、部屋などをおしゃれにするための照明器具を4つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【1】ブランケット
ブランケットライトは壁や柱などに取り付けるタイプの照明器具です。デザインの幅が広く、雰囲気のある明りを生み出すことができます。使用される場所は、玄関や階段、書斎などです。
【2】卓上スタンド
卓上スタンドは、ベッドサイドやテーブルサイド、部屋のコーナーなどに置いて使用するタイプの照明器具です。メイン照明ではなく、補助の明りとして使うのがおすすめです。使用するのに最適な場所は、寝室や書斎、和室、玄関などです。
【3】スタンドライト
先ほどご紹介した卓上スタンドも、大まかな種類に分けた際に「スタンドライト」となりますが、ここでは「フロアスタンド」についてご紹介します。フロアスタンドは、床に置くタイプの照明器具です。
卓上スタンドと同じく、メインより補助的な光として書斎などで使用されます。書斎以外に使用するのに最適な場所は、勉強部屋やリビング、子供部屋などにもよいでしょう。
【4】フットライト
フットライトは、足元を照らす器具として使用する照明器具です。とくに夜照明をつけたくない場合は、夜だけ点灯するタイプや人が通ったとき点灯するセンサー付きのものなどを選ぶとよいでしょう。使用するのに最適な場所は階段や廊下、寝室です。
知っておこう!電球選びの基本
照明器具を選んだら、今度は電球も選ばなくてはいけません。電球も部屋の雰囲気に合ったものを選びましょう。この章では、電球の種類や光の色、明るさ、適用畳数について解説します。
電球の種類
電球の種類には、白熱灯・LED電球・蛍光灯があります。それぞれの特徴について以下にまとめました。
白熱灯
白熱灯は、黄色っぽく暖かみのある光が特徴です。よく使用されている白熱灯は、「一般球」「ボール球」と呼ばれています。また、クリアタイプとホワイトタイプに分けられ、クリアタイプは光の輝きを感じることができます。
一方、ホワイトタイプは優しい雰囲気の光を出すのが特徴です。白熱電球を選ぶときも、部屋の雰囲気を考えるようにしましょう。
LED電球
LED電球は、白熱灯より消費電力が少なく長寿命です。そのため、電球を交換する回数が減り、経済的な負担が減ります。また、白熱灯や蛍光灯と違い紫外線を出さないので、虫などが電球に寄り付きにくいのも特徴です。
蛍光灯
よく使われている蛍光灯は「一般蛍光灯」というもので、棒状タイプや丸形タイプがあり、発熱が少なく影がでにくいというのが特徴です。また、連続5,000時間以上も使用可能なため、効率のよい電球とされています。一般蛍光灯以外にも「コンパクト蛍光灯」や「電球型蛍光灯」などがあり、その種類は豊富です。
「コンパクト蛍光灯」は一般蛍光灯を小型化したもので、デスクスタンドやダウンライトで使用されています。一方、「電球型蛍光灯」は白熱灯と似たつくりになっています。しかし、白熱灯よりも消費電力が少なく寿命が長いことが特徴です。ダウンライトでよく使われています。
光の色
電球には、電球色・温白色(おんぱくしょく)・昼白色(ちゅうはくしょく)・昼光色(ちゅうこうしょく)の4つがあります。それぞれどんな色なのかをご紹介します。
電球色
電球色はオレンジっぽい暖色系の色をしていて、光には暖かみがあります。明るさをおさえているので、リビングや寝室などに使用するとよいでしょう。
温白色
温白色は電球色よりやや明るく、昼白色ほど明るくなりすぎない色です。つまり、電球色と昼白色の間の色ということになります。リラックスしたり、食事したりするときにおすすめです。
昼白色
昼白色は、太陽の光に近く自然な光の色をしています。自然な明るさなので、どの部屋にも合うというのが特徴です。昼白色の設置場所としておすすめなのは、リビングや脱衣場です。
昼光色
昼光色は白に青みがかった色をしており、ここまで紹介してきた光の中で最も明るいです。
青みがかった光は集中力が上がるという効果があるため、勉強や仕事など作業する部屋に設置するとよいでしょう。
明るさと適用畳数
白熱灯や蛍光灯の消費電力を表す単位はワット(W)です。しかし、LED電球の場合は消費電力が少なくワットで表しにくいため、「ルーメン(lm)」という単位が使用されます。そして、ワット数が大きいほど明るくなるように、ルーメンも値が大きくなるほどより明るくなります。
部屋にLED電球を取り付ける際は、部屋の畳数とルーメンを基準に選ぶようにしましょう。適用畳数は、「日本照明器具工業会」が基準を定めています。たとえば、5~6畳であれば2,700~3,700ルーメンの電球が適しているとされています。
また、年齢で好む明るさが違うことにも留意しておきましょう。ご家庭に高齢者の方がいる場合は、安全のためにも明るいLED電球を選ぶようにして、明暗さをなるべく出さないほうがよいでしょう。
照明器具が決まったら取り付けよう!
照明器具の種類や電球の種類、電球の色などが決まったら、実際に取り付けていきます。この章では、自分でできる取り付け方を解説します。また、新しく取り付ける場合は無理におこなわす、業者に頼みましょう。
自分でできる取り付け
照明器具を取り付けることができるのは、すでにシーリングのソケット(差し込み口)が取り付けられている場合です。ここでは、照明器具を自分で取り付ける方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
取り付け方法
1.天井にある引っ掛けシーリングを確認
引っ掛けシーリングには、角型や丸型、ローゼット(埋め込み型)などの種類があります。取り付けられているものがどの種類かをしっかり確認しましょう。
2.アダプタを取り付ける
アダプタにある引っ掛け金具をシーリングのソケットに差し込みます。矢印の方向に「カチッ」と音がするまで回しましょう。そのあと、外れないかを確認します。
3.照明器具本体を取り付ける
照明器具本体の中央にある丸い穴にアダプタの電源(コネクタ)をとおします。そのあと、丸穴をアダプタに合わせたら本体を天井に押し上げましょう。本体がグラつかないようにロックします。
4.電源(コネクタ)を接続し、カバーを取り付ける
アダプタの電源を本体のほうに接続します。最後、本体にカバーを時計回りに回して取り付けたら、作業完了です。
新しく取り付けるなら業者に依頼
シーリングやローゼットがある場合は、先ほどご紹介した方法でおこなえば、照明器具を自分で取り付けられます。しかし、新しく取り付ける場合はソケットがないことがあるため、自分で取り付けることは難しいので、業者に依頼しましょう。
依頼する業者を探す際は、ぜひ弊社までご連絡ください。全国にある弊社加盟店の中から、お客様のご希望に沿った業者をご紹介させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
照明器具の種類やその特徴を知ることで、ご自身の理想とする部屋の雰囲気にすることができます。また、電球にも種類があることを忘れてはいけません。選んだ照明器具と設置する部屋にあったものを選びましょう。
照明器具の取り付けは、すでにシーリングのソケットが取り付けてあれば、自分で作業することはできます。しかし、ソケットがない場合は自分でおこなうことが難しいです。
そのときは無理をせずに、業者に依頼しましょう。弊社は、お客様からのご連絡を受けたあと、お近くの弊社加盟店の業者をご紹介しております。業者選びにお困りになられましたら、お気軽に弊社までご相談ください。
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