キッチンのコンセント増設│場所・位置・数の決めかたや増設方法
キッチンのコンセントを増設する際には、家電製品の使用頻度や消費電力を考えて、コンセントの位置や数を決めましょう。また、新築でコンセントの配置を検討している方も、増設と同じポイントが重要となるので、ぜひ参考にしてください。
キッチンのコンセントを増設する際に家電製品の使用頻度を考えるのは、使用頻度が高い家電どうしが同じ場所に集まって混雑してしまうのを防ぐためです。また、消費電力が大きい家電製品の同時使用でブレーカーが落ちてしまうのを防ぐためには、コンセントを増設しすぎないよう注意が必要です。
コンセントの増設や新築時の配置を検討する際には、この記事でご紹介する、家電製品の使用頻度や消費電力などのポイントをヒントとしてみてください。
目次
- キッチンのコンセント増設計画で重要なのは家電の使用頻度・電力!
- キッチン家電の使用頻度
- 消費電力が大きいキッチン家電
- カップボードや床など!コンセントの設置場所
- コンセント設置が難しい場所もある
- コンセントのお悩みはプロに相談しよう!
- キッチンのコンセント増設方法は3つ!方法によって費用も異なる
- 増設方法1:ほかの配線を分岐させてコンセントを増やす
- 増設方法2:すでにあるコンセントの口数を増やす
- 増設方法3:新しい配線を引いてコンセントを増やす
- 資格が必要なのでDIYは難しい……業者に任せよう!
- コンセント増設を業者に依頼する業者を決める際に重要なポイント
- 業者の探しかた
- 作業を依頼する前に確認すること
- コンセント増設工事は弊社にご相談ください!
キッチンのコンセント増設計画で重要なのは家電の使用頻度・電力!
この記事の冒頭でもふれたように、キッチンのコンセントを増設する際には、家電製品の使用頻度や消費電力が重要なポイントとなります。ここでは参考として、キッチンで使われるおもな家電製品をいくつかあげて、使用頻度や消費電力を解説していきます。
また、増設場所のアイディアや設置が難しい場所についての情報も、コンセントの増設計画をたてる際にお役立てください。
キッチン家電の使用頻度
冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などは、基本的に常にコンセントに電源プラグをさしておく家電製品で、場所を移動することは基本的にありません。そのため、コンセントの増設場所を決めるために使用頻度を考えなくてはならないのは、使用のたびに電源プラグを差したり、使用場所を固定したりしない家電製品です。
そのようなキッチンの家電製品のなかで、使用頻度が高いのは、ケトル、コーヒーメーカー、オーブントースターなどです。いっぽう、使用頻度が低いキッチンの家電製品は、ホットプレート、たこ焼き器、ワッフルメーカー、ミキサー、泡だて器などです。
使用頻度が高い家電製品がいくつかある場合、同じコンセントを使うとその場所が混雑する頻度が高くなり、空間のみばえが悪くなったりストレスを感じたりするようになります。そのため、使用頻度が高い家電製品のためにコンセントを増設する場合には、使用頻度が高いほかの家電製品に使っているコンセントと離れた場所に増設するとよいです。
たとえば、炊飯器とオーブントースターが同じコンセントを使用していて、使用頻度が高いケトルのコンセントを増設する場合でご説明します。この場合、ケトルのコンセントは、炊飯器とオーブントースターのコンセントから離れた場所に増設すると、家電製品が混雑することはありません。
このように、キッチンのコンセントを増設する際には、家電製品の使用頻度を考えて、使用場所が混雑しないよう、増設場所を決めましょう。
消費電力が大きいキッチン家電
消費電力が大きい家電製品を同時に使うと、ブレーカーが落ちてしまうことがあります。目安として、一般的な家庭は電気容量が20Aで契約していることが多いため、最大2,000Wの電力を使用できます。キッチンでよく使用される家電製品の消費電力の目安は下記のとおりです。
- 冷蔵庫……150~500W
- 炊飯器……350~1,200W
- 電子レンジ……1,000~1,400W
- トースター……1,200~1,400W
- 食器洗い機……1,200~1,300W
- ケトル……700~1,400W
- ホットプレート……700~1,300W
- コーヒーメーカー……400W~700W
このように、キッチンで使う家電製品は消費電力が大きいものが多いです。そのため、キッチンのコンセントを増設する際に数を増やしすぎてしまうと、気づかないうちに家電製品をいくつも同時に使用してしまう環境をつくってしまいます。そのため、コンセントを増設する際には必要な数だけ増設するようにしましょう。
カップボードや床など!コンセントの設置場所
コンセントは壁に設置されていることが多いですが、増設の際には、壁以外の場所も選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。たとえば、カップボード(ガスコンロやシンクの背面にある棚)は家電製品の置き場所とする方が多いので、コンセントが左右にあると便利です。
また、床に設置するタイプのコンセントもあります。このタイプでは、使用時以外にコンセントをかくせるのでキッチンをすっきり見せたい方におすすめです。また、アイランドキッチンのように、コンセントを設置する壁がない場合にも、このタイプであれば好きな場所に設置できます。
コンセント設置が難しい場所もある
コンセントは使い勝手がよい場所に設置したいものですが、じつは、コンセント設置が難しい場所もあります。たとえば、シンクやガスコンロのまわりです。なぜなら、シンクまわりはコンセントに水がとんで漏電につながることがあるからです。ガスコンロまわりも、調理で発生する水蒸気がコンセントにつき、漏電の危険が考えられます。
このように、コンセントの設置は、場所によっては火事やケガにつながることがあるので注意しましょう。
コンセントのお悩みはプロに相談しよう!
コンセントを増設する場所や位置に迷ったときは、電気工事業者に相談しましょう。プロである業者に相談すれば、適確なアドバイスがもらえたり、工事方法や見積りについても教えてもらえたりできます。
また、新築で家を建てようしている方も、家に住みはじめてコンセントの場所や位置に不便さを感じたときは、電気工事業者に増設の相談をしてみてはいかがでしょうか。
キッチンのコンセント増設方法は3つ!方法によって費用も異なる
キッチンのコンセントの増設場所や数を決めたら、つぎは増設方法について考えてみましょう。増設方法は一般的に3種類の方法があり、方法によって工事費用や時間が異なります。それぞれの増設方法ついて知っておくと、電気工事を業者に依頼する際の説明が理解しやすいので、ここで知識をつけておきましょう。
増設方法1:ほかの配線を分岐させてコンセントを増やす
この方法は、新たに増設するコンセントの配線を、ほかのコンセントの配線を分岐させて使用します。現在使用している配線ごとに使用する電力を考え、増設によって大きくなる電力をまかなえる配線を選びます。この方法の工事にかかる時間は約1時間で、料金の相場は12,000円から20,000円程度です。
増設方法2:すでにあるコンセントの口数を増やす
この方法は、コンセントを新たに設置するのではなく、すでにあるコンセントの差し込み口を増やす方法です。そのため、配線を分岐させたり増やしたりする必要がなく、工事は30分から1時間程度で終わることが多いです。料金については相場が5,000円から10,000円程度と、ほかの2種類の方法にくらべると安くすみます。
増設方法3:新しい配線を引いてコンセントを増やす
分電盤から新しい配線を引いてコンセントを増設するこの方法は、消費電力が大きい家電製品のコンセントを増設する際に選択されることが多いです。ほかのコンセントと配線を共有するとブレーカーが落ちる可能性が高いため、専用の配線を引いて設置します。
この増設方法の工事は1時間以上かかると考えておいたほうがよく、場合によっては3時間程度かかることもあります。また、工事料金も高額になる傾向があり、10,000円から30,000円程度が相場です。
資格が必要なのでDIYは難しい……業者に任せよう!
さきほどの項目でコンセントの増設方法をご紹介してきましたが、工事費用や時間が気になり、「DIYで増設できないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、DIYでコンセントを増設するのは難しく、電気工事業者に依頼するのが一般的です。
なぜなら、コンセント増設のような電気配線にふれる工事をする際には、電気工事士という資格が必要だからです。専門的な知識をもたない方が無理にDIYで作業しようとすると、事故やケガにつながることがあるので、コンセントの増設は電気工事士の資格をもつ業者に依頼しましょう。
コンセント増設を業者に依頼する業者を決める際に重要なポイント
キッチンのコンセントを増設する計画がまとまってきたら、電気工事業者を探しましょう。ここからは、電気工事業者に工事を依頼するまでの流れをご紹介します。業者の探しかたや、作業を依頼する前に確認しておきたいことについてふれていくので、参考にしてみてください。
業者の探しかた
お住まいの地域の電気工事業者は、タウンページやポスティングのチラシなどで探せます。また、インターネットで地域名をふくめたキーワードで検索しても、お住まいの地域の業者が見つけられます。
インターネット検索については、電気工事業者のホームページ以外にも、複数の加盟業者からお客様にあった業者を紹介する、弊社のようなホームページもみられます。
作業を依頼する前に確認すること
業者を決めたら、作業を依頼する前に、ご自宅で事前見積りをとってもらいましょう。ご自宅で事前見積りをとらずに作業を依頼してしまうと、実際の作業で難しい工程が発生した際などに、業者によっては追加費用が発生してしまうこともあります。
そのため、業者を決めたらご自宅で事前見積りをとってもらい、内訳や金額の説明に納得してから作業を依頼するようにしましょう。
コンセント増設工事は弊社にご相談ください!
弊社は、経験豊富で技術が高い加盟業者をご紹介いたします。お電話でご連絡をいただき、業者が無料でご自宅にうかがって事前見積りを提示します。弊社は見積りにご納得いただいてから作業のご依頼をいただいており、作業を依頼しない場合のキャンセル料金は発生しません。そのため、お客様には安心してご相談いただけるサービスです。
また、弊社は24時間365日お電話でのご連絡を受け付けているので、夜間や土日祝日でもご相談いただけます。コンセントの増設をお考えの方は、ぜひ弊社にご連絡ください。
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