テレビは無線LANで見る時代!アンテナケーブルのない接続方法
アンテナ線やケーブルを使わずにテレビを無線で見たいなら、テレビの機能を確認してみましょう。無線LANに対応したテレビでない場合、必要な機器を揃えたり、買い替えたりする必要があるからです。
まずはテレビが無線LANに対応しているかを確認してから、紹介する手順に沿ってテレビを無線LANに繋ぎましょう。この記事では、テレビを無線で見られる確認の方法や無線LANの繋ぎ方を紹介するので、参考にしてみてください。
目次
テレビをワイヤレス視聴するなら機能を確認
テレビを無線LAN(Wi-Fi)に接続したいなら、それに対応しているテレビかどうかをまず確認しましょう。すべてのテレビがWi-Fiに対応しているものではないからです。
取扱説明書や公式サイトでチェックしたり、直接メーカーや販売店で訪ねてみたりすると対応しているか確認することができます。ここからは、テレビがWi-Fiに対応している場合としてない場合のテレビを無線化する方法についてご紹介していきます。
テレビがWi-Fiに対応しているとき
テレビがWi-Fiに対応している場合、リモコンで操作をして接続をします。操作の手順は以下のとおりです。
- リモコンで操作をして設定画面を開く
- Wi-Fiの設定画面を出す
- SSID(ネットワーク名)を選択してパスワードを入力する
より詳しい接続方法を知りたい方は、取扱説明書をみてその手順に沿って設定をおこなってください。取扱説明書を捨ててしまった場合は、WEB版の取扱説明書をみたり購入した家電量販店、電気製品に詳しい業者に相談したりするとよいでしょう。
テレビがWi-Fiに対応していないとき
テレビがWi-Fiに対応していない場合、まず「USBポート」と「LANポート」の有無を確認しましょう。USBポートまたはLANポートはテレビ背面の差込口部分で確認することができます。
USBポートに対応している場合、「Wi-Fiアダプタ」を用意しましょう。USBポートが搭載されているテレビでは、Wi-Fiアダプタを差し込むことで、Wi-Fiに対応したテレビにすることができます。
LANポートが搭載されているテレビをWi-Fiに繋ぐ場合「中継器」と「LANケーブル」が必要です。中継器とは、Wi-Fiの電波を広げて広範囲で使えるようにする装置のことをいいます。
中継器を購入する際は、Wi-Fiルーターの規格に合わせたものを選びましょう。中継器とテレビをLANケーブルで接続をすれば、Wi-Fiに接続するこができます。
テレビにUSBポート・LANポートのどちらも搭載されていない場合は、Wi-Fiに繋ぐことができません。この場合は、テレビを買い替える必要があります。
テレビを無線に繋ぐには、テレビがWi-Fiに対応している必要があります。もしも、テレビがWi-Fiに対応しているのかわからない場合やWi-Fiに繋ぐことができない場合は業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。弊社では電気製品の困りごとを解決する業者をご紹介しております。
テレビが無線で見られる仕組み
テレビはテレビ塔から発信される電波をアンテナでキャッチし、アンテナケーブルを通して視聴することができます。テレビを無線で見るというのは、アンテナケーブルを無線化させた状態のことです。
テレビを無線で見られるのは、アンテナがキャッチした電波を無線でテレビまで飛ばしているからではありません。受信した電波を映像データにして飛ばしているからです。無線LANの環境を整えてあげることで、複数台のテレビやスマートフォンなどで視聴することができるようになります。
また、電波を無線で飛ばすことは違法行為になります。そのため、電波を無線化する製品は販売されていません。
ただし、テレビを無線で視聴したい場合、ネットの接続が複雑だったり、規格にあったものを購入しなくてはならなかったりと専門の知識が必要です。専門的な知識や技術がわからない場合は、電気製品に詳しいプロに相談をしましょう。
弊社では、テレビやLAN配線に詳しい業者をご紹介することが可能です。お電話またはメールにて無料相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
テレビを無線化したメリット・デメリット
テレビを無線化するとさまざまなメリットを得られる反面、デメリットもあります。ここからは、テレビを無線化するときに知っておきたいメリットとデメリットについて解説していきます。
【メリット】場所を選ばずにテレビを見られる
テレビを無線化すると、場所を選ぶことなくテレビを見ることが可能です。アンテナケーブルを使ってテレビを視聴する場合、アンテナ端子の場所やケーブルの長さに合わせてテレビを配置しなければなりません。
しかし、テレビを無線化するとアンテナ端子やケーブルの長さを気にする必要がなくなります。そのため、好きな場所にテレビを配置して、レイアウトを楽しみつつテレビを視聴することが可能になるのです。また配線の煩わしさをなくすことができるため、スッキリしたお部屋にすることができます。
【メリット】別のデバイスで共有できる
複数台のテレビを無線LANに繋げておくと、録画番組を共有して見ることができます。そのため、リビングで録画した番組を寝室や子供部屋などで再生し視聴することが可能です。録画だけ小さなテレビでおこない、再生するときだけ大画面テレビで見るという楽しみ方ができます。
【メリット】テレビでインターネットを楽しめる
テレビを無線LANに繋ぐため、インターネットに接続することが可能です。大画面でWEB検索をしたり、ネットショッピングをしたりすることもできます。
さらに、スマートフォンやパソコンで視聴することが多いビデオオンデマンドを、大画面で見ることも可能です。ビデオオンデマンドは有料のものが多いですが、映画やドラマを好きなだけテレビで楽しむことができます。
【デメリット】録画にはハードディスクが必要
録画を複数のテレビや端末から視聴できるようにするには、ハードディスクもWi-Fiに対応したものでなければなりません。録画を共有したり、出先でもスマートフォンから録画予約をしたりしたい場合は、無線に対応したハードディスクを用意しましょう。録画を共有する目的がないなら必要ありません。
【デメリット】接続が不安定になることがある
テレビを無線で視聴する場合、有線で直接データを送るのとは異なり、まわりの電波に影響を受けやすいです。
そのため、近所のWi-Fiや電子レンジ、ドライヤーなどに干渉され、接続が悪くなることがあります。接続が遅かったり途切れたりする場合は、Wi-Fiに干渉する電気製品がないか確認してみましょう。
デメリットがあっても、なにかと便利な無線LANに接続されたテレビにしたいという方は多いでしょう。しかし、必要な機器をそろえたり、接続方法がわからなかったりする場合は、導入するのにとまどってしまうかもしれません。
そんな不安は弊社にご相談いただければ解決いたします。弊社では電気や機械などの修理・リフォームをおこなっている業者をご紹介しております。
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