蛍光灯シーリングライトの外し方をご紹介!LEDへの交換手順も
蛍光灯シーリングライトをLEDタイプへ交換するときには、外し方をしっかりと理解しておきましょう。外し方を理解しておかなければ、外すことができないだけでなく、ケガややけどを負ってしまうおそれがあるのです。
この記事では、蛍光灯シーリングライトの外し方について詳しくご紹介します。また、LEDシーリングライトの選び方についてもご紹介します。この記事を読んで、蛍光灯シーリングライトからLEDタイプへの交換を、スムーズにおこないましょう。
目次
蛍光灯シーリングライトの外し方
蛍光灯シーリングライトを取り外す前に、壁スイッチかブレーカーを切ってしばらく待ちましょう。壁スイッチがついたままの状態や、スイッチを切ったばかりの状態では、シーリングライトが熱をもっています。その状態のままシーリングライトを触ると、やけどを負うおそれがあるのです。
蛍光灯シーリングライトをある程度冷ましたら、カバーを取り外していきます。カバーが一般的な丸型のものであれば、右か左に回せば取り外すことが可能です。カバーを取り外したら、蛍光灯を支えているフックを取り外します。フックは2~3カ所ありますが、すべて取り外しましょう。
次に、コネクター(シーリング本体につながっている短いケーブル)の側面にあるツメをつまみながら、コネクターをシーリングライトから引き抜いてください。そして、アダプター(シーリングライトの中央部についている円形のパーツ)にあるレバーを動かしましょう。レバーを動かす方向は、基本的にはアダプターに記載されています。
レバーを動かすと、シーリングライトが外れます。レバーを動かすときには、シーリングライトが落下しないように手で支えておくとよいでしょう。最後に、アダプターの外側にあるロックボタンを押しながら、アダプターを右に回して取り外したら作業完了です。
蛍光灯シーリングライトをLEDタイプに交換する方法
ここからは、蛍光灯シーリングライトをLEDタイプに交換する方法をご紹介します。LEDタイプに変えたい方は、以下の方法を参考にして交換してみてください。
取り付けの前に天井の配線器具を確認!
配線器具(アダプターを取り付けるための天井にあるコンセント)が変形したり破損したりしている場合は、配線器具を交換しなければなりません。なぜなら、変形・破損した状態で配線器具を使い続けると、漏電を引き起こし、感電や火災に発展する危険もあるのです。
ただし、配線器具の交換は、電気工事が必要となります。その場合、資格を持っている人でなければ工事をおこなうことができません。そのため、もし配線器具に変形・破損があるときには、電気工事士の資格を持つ業者に交換を依頼しましょう。また、配線器具を確認して、異常がない場合は、以下の手順でシーリングライトを交換してください。
シーリングライトの交換手順
シーリングライトを交換するときには、まず先ほどご紹介した手順で蛍光灯シーリングライトを取り外してください。そして、新しいシーリングライトのアダプターを、配線器具に差し込みます。アダプターは、アダプターに2カ所ある金属部分を、配線器具の穴に差し込んで右に回せば取り付けることが可能です。
アダプターを取り付けることができたら、シーリングライトの穴をアダプターに合わせて、カチッと音が鳴るまで押し上げます。そうすることで、シーリングライトを取り付けることが可能です。このとき、あらかじめ、コネクターをシーリングライト本体の穴に通しておきましょう。
そして、コネクターをシーリングライト本体にある差込口に差し込みます。最後に、カバーをシーリング本体の印に合わせて押しあげ、カチッと音がするまで右に回し、カバーが外れないことを確認したら作業完了です。
ここまで記事を読んで、「配線器具が変形している」「シーリングライトの外し方や取り付け方がよくわからない」といった理由で、自分での交換が難しいときには、交換を業者に依頼しましょう。弊社では、シーリングライトの交換をおこなう業者をご紹介するので、ぜひご依頼ください。
【おまけ】シーリングライトはこうして選ぼう!
LEDタイプのシーリングライトを交換したい人の中には、どのように選んだらよいかわからない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここでは、シーリングライトの選び方についてご紹介します。
【ステップ1】明るさを選ぶ
シーリングライトを選ぶ際は、まず明るさを選びましょう。一般的に、照明器具の明るさは、部屋の広さに応じて決めるのがよいといわれていて、社団法人日本照明器具工業会では、部屋の広さに合った照明器具の明るさの目安を公表しています。部屋の広さと照明器具の明るさの目安を、以下に記しました。
4.5畳:2,200~3,200lm
6畳:2,700~3,700lm
8畳:3,300~4,300lm
12畳:4,500~5,500lm
14畳:5,100~6,100lm
“lm(ルーメン)”とは、LEDの照明の明るさに使われる単位です。そのため、シーリングライトの明るさを確認するときには、商品の”lm(ルーメン)”と書かれている部分を見て判断しましょう。
【ステップ2】色調を選ぶ
LEDライトの照明の色調は、大きく分けて電球色、昼白色、昼光色の3つです。電球色は、オレンジがかった温かみのある色で、部屋全体が落ち着いた雰囲気とすることが可能です。そのため、寝室や和室などのリラックスしたい空間に使用するのが適しています。
昼白色は、自然の光に最も近い色で、人間にとって最も慣れている色だといわれているので、日ごろ活動することが多いリビングなどに使うのが向いています。
さらに、昼白色は、洋服を選ぶ部屋やメイクをする部屋に取り入れるのもおすすめです。そうすることで、外出したときに、「部屋にいるときは洋服やメイクがいい感じだったのに、外に出ると違和感がある……」といった事態を防ぐことができます。
また、昼光色は、青みがかった色です。青い光は、集中力を高める効果があるといわれているので、勉強や仕事をする部屋に取り入れるのがおすすめです。
【ステップ3】デザインを選ぶ
シーリングライトのデザインというと、一般的な丸型をイメージされる方が多いのではないでしょうか。しかし、シーリングライトのデザインには、素材に木材や和紙などを使用していて和風の部屋にマッチするものや、アンティーク調のものがあります。また、部屋を広く見せることができる薄型のものもあります。
そのため、お部屋の雰囲気やご自身の好みに合わせて、シーリングライトのデザインを選んでみてください。
まとめ
蛍光灯からLEDに交換したい場合は、まずシーリングライトを取り外しましょう。そして、配線器具を確認して、変形・破損がないかをチェックしましょう。変形・破損がある配線器具を使用すると、漏電が起こり、火災や感電を引き起こすおそれがあるのです。
配線に異常がない場合には、自分でシーリングライトを取り付けることが可能です。もし異常ある場合は、業者に配線の交換を依頼しましょう。配線の交換には、電気工事士の資格が必要なのです。
また、「シーリングライトの外し方がわからない」「自分で交換する自信がない」といった方も、業者に依頼することをおすすめします。弊社では、電気工事をおこなう業者をご紹介します。全国に多数の加盟店があるので、全国各地の方にご利用いただくことが可能です。シーリングライトの交換でお困りの方は、弊社にお問い合わせください。
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