キッチンのレンジフード交換│換気扇の種類・商品の選び方・工事費用
レンジフードの交換を検討している方は、レンジフードや換気方法の種類、手入れのしやすさなどを考えて商品を選びましょう。
レンジフードの交換目安は約10年なので、一度レンジフードを交換すると長期間使い続けることになります。交換後に後悔しないよう、さまざまなポイントをふまえて商品を選ぶことをおすすめします。
この記事で解説していくレンジフードの種類、換気方法の種類、商品選びで重要なポイントを参考に、長く快適に使えるレンジフードを選びましょう。
目次
レンジフード交換の際に知っておきたい!レンジフードの種類
ここでは、レンジフードを形と換気方法の種類にわけて解説していきます。現在使っているものとは違うタイプのレンジフードへ交換を検討している方は、ほかの種類の特徴や、交換の際の注意点もよく理解しておきましょう。
レンジフードの形の種類
レンジフードの形でよくみられる種類は、ブーツ型、スリム型、フラット型、ファルコン型の4種類です。
・ブーツ型
レンジフードのなかでもとくに多いのが、このブーツ型です。フィルターがボディにすっぽりとおおわれているのが特徴です。ブーツ型は空間の圧迫感はありますが、煙を効率的に集められます。
・スリム型
名前のとおり、スリムな見た目をしているレンジフードです。フィルターがキッチンと水平に設置されており、ボディは全体的に薄く目立たないため、オープンキッチンによく採用されています。
・フラット型
フラット型はブーツ型のようにフィルターがボディにおおわれてはいますが、薄い形であるため、圧迫感は少ないです。また、天井が低いキッチンでも取り付けられたり、手が届きやすく掃除しやすかったりするのが特徴です。
・ファルコン型
ファルコン型は、IHキッチンで採用されることが多く、ボディが手前から奥にかけてカーブしているのが特徴です。フィルターが低い位置にあるため、油分をふくんだ空気が上にあがりにくいIHキッチンに向いています。
換気方法の種類
レンジフードの換気方法は、ファンの種類によって異なります。おもなファンの種類は、プロペラファン、シロッコファン、ターボファンです。
・プロペラファン
プロペラファンとは、ヘリコプターの上部などに取り付けられているプロペラの形をしたファンです。ファンが壁面の穴に取り付けられていて効率的に換気できます。しかし、屋外の風の影響をうけやすいため、マンションの高層階のように風が強い環境には向いていません。
・シロッコファン
シロッコファンはドラム型のファンです。シロッコファンはダクト(パイプ)を通して換気するため、風が強いマンションの高層階で採用されることが多いです。
・ターボファン
ターボファンはシロッコファンとよく似ていますが、シロッコファンより羽と羽のすきまが広いのが特徴です。一般的に、ターボファンはシロッコファンより小さく、より効率的に排気できます。
形が違うレンジフードへ交換する際の注意点
形が違うレンジフードへ交換する際には、幅が同じ商品を選びましょう。基本的に、レンジフードの幅はコンロの幅と同じくらいです。コンロの幅より広くなったり狭くなったりすると、効率的に換気できなくなってしまいます。
もう1点注意が必要なのは、高さです。一般的に、コンロからレンジフードの高さは80cm~100cm以内になるよう設置されています。また、天井が低いキッチンの場合、スリム型のレンジフードに交換すると、ボディが頭にあたってしまうこともあります。天井が低いキッチンでは、ブーツ型やフラット型のように、手前の高さが高いタイプがおすすめです。
換気方法が違うレンジフードへ交換する際の注意点
プロペラファンからシロッコファン、ターボファンに交換する場合、壁面の穴をダクトに変えるための工事が必要となります。このように、換気方法が違うレンジフードへ交換する際には、大がかりな工事がともなうことがあることを知っておきましょう。
どんな種類がよいか悩むときは……
ここまで、レンジフードの種類について解説してきました。しかし、どの種類にしたらよいかわからない方は、レンジフードの交換・設置をする業者に相談し、ご自宅のキッチンに合うレンジフードを提案してもらってはいかがでしょうか。弊社では、レンジフードの工事業者をご紹介していますので、お気軽にご相談ください。
レンジフード交換の際にはメンテナンスや便利機能にも注目!
レンジフードを選ぶ際には、種類以外にもメンテナンスのしやすさや使いやすさなどにも目を向けましょう。ここからは、「このレンジフードを選んでよかった」と思える商品を選ぶために、注目していただきたいポイントをご紹介いたします。
フィルターレスなど!お手入れしやすい商品の特徴
レンジフードのお手入れで大変な作業が、フィルターやファンの掃除ではないでしょうか。レンジフードのなかには、フィルターがないフィルターレスの商品もみられます。フィルターレスの商品には、ファンの遠心力で油汚れをトレイに集めるしくみのものがあります。
また、ファンの取り外しがワンタッチでできたり、ファンが汚れにくいように設計されていたりする商品もあります。レンジフードを選ぶ際には、お手入れの負担を少しでも省けるよう、お手入れのしやすさに注目してみてください。
便利な機能の例
新しいタイプのレンジフードのなかには、コンロと連動して自動で換気する機能がある商品もあります。この機能があれば、換気扇をつけ忘れて煙が広がってしまうのを防げます。
また、メーカーによっては、フィルターやファンの自動洗浄機能がついた商品も販売されています。たとえば、給水トレイにお湯をいれると、自動でフィルターやファンの汚れを掃除してくれる商品があります。レンジフードは日常的に使うものなので、便利な機能がついている商品を選んでみてはいかがでしょうか。
部屋にあったデザイン
レンジフードを選ぶ際には、デザインが部屋にあっているかも大切です。たとえば、オープンキッチンのように部屋全体を見渡せるようなキッチンでは、形状が大きいレンジフードを設置してしまうと、視界がさえぎられてしまいます。
また、レンジフードの形にくわえ、色も大きなポイントです。レンジフードで多い色は、白、シルバー、黒などです。部屋の雰囲気にあった色を選ぶようにしましょう。
「買ってよかった」と思える商品を選ぶには
レンジフードを選ぶ際には、レンジフードの種類だけでなく、メンテナンスのしやすさ、便利さ、デザインなども重要です。そのため、「買ってよかった」と思えるレンジフードを選ぶためには、業者に相談してさまざまな商品を紹介してもらうのもよいでしょう。
カタログやインターネットから商品を探すとなると膨大な数があるため、選びきれないといったこともあるでしょう。そういったときは、知識が豊富な業者に相談したほうがよいアドバイスをもらえるので、ご自宅に合った商品がみつかるかもしれません。
弊社ではレンジフードの交換はもちろん、「電源がつかない」などのトラブルにも対応できる業者を紹介させていただいております。まずは、お電話やメールなどでご相談ください。
DIYは難しい……レンジフード交換は業者に任せよう!
レンジフードの交換を検討している方のなかには、費用をおさえるためにDIYで交換しようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、DIYで作業するのは難しいので、レンジフードの交換は一般的に業者に依頼する方が多いのです。
レンジフードのように、重いものを支えながら脚立や踏み台に乗って作業するのは危険がともないます。また、配線の接続には電気工事士の資格が必要です。このように、レンジフードをDIYで交換することは難しいため、業者に依頼することをおすすめします。
レンジフード交換にかかる費用の相場
レンジフードの交換を業者に依頼する場合、費用の相場は3万円から15万円と幅広いです。それは、レンジフード本体の価格や工事内容などで金額が大きく変わってくるからです。
そのため、実際の費用を知るには業者に見積りを提示してもらう必要があります。また、少しでも費用をおさえるために、複数の業者から相見積りをとってみるのもよいです。
モーターやスイッチの不具合は修理で対応できることも
レンジフードの交換費用は高額であるため、交換をためらってしまう方もなかにはいらっしゃるかもしれません。そこで、修理で対応できる不具合であれば、修理をしてしばらく古いレンジフードを使い続けるのもひとつの選択肢です。
レンジフードの交換時期は商品にもよりますが、約10年が目安といわれています。交換時期までにあらわれる不調はさまざまですが、スイッチやモーターの不調は修理で解消できることもあります。
調子が悪いスイッチを交換する場合、部品費をふくめた修理費用は12,000円から15,000円程度が相場です。また、異音がしたり回転数が落ちたりしたモーターを交換する場合、部品費をふくめた修理費用は、16,000円から20,000円程度が相場となっています。
修理を選択肢として考える方は業者に実際にレンジフードをみてもらい、事前見積りを提示してもらいましょう。
業者を選ぶ際のポイント
レンジフードの交換・修理は、料金についてしっかりと説明してくれる業者を選んで依頼するようにしましょう。事前に見積りを提示してもらい、料金の項目に不明な点がないか、作業後に追加料金が発生しないかなどを確認して、納得できたら業者に依頼すると安心です。
弊社は、レンジフードの交換・修理のご依頼を受け付けています。弊社はお客様に安心してサービスをご利用していただくために、無料で事前見積りをご提示してご納得いただいてから作業をうけたまわります。24時間お電話やメールなどでご相談を受け付けているので、ぜひご相談ください。
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